「3Dプリンタの銃規制」は本当に必要なのか?
3D-GAN理事長相馬氏にインタビュー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/
※納得できる記事だったのでご一読下さい。
ここから本題。
3Dプリンターで避けては通れない3つの壁を
いかに乗り越えていくか!!【モデルプリントの壁】
最新動向を含めモデルプリントの情報をまとめようと
思っているが、かなり内容が深くなりそうなので
小出しにしてまとめていきたいと思う。
まずは、【モデルプリントの壁 序編】だ!
画像や動画といったデジタルデータは元データがあれば
基本的に100%同じものが複製できるが
今の低価格プリンターの主流である熱溶解積層方式の
3Dプリンターでは100%同じ品質のもは2度とプリントできない。
なぜかというと
元は同じモデルデータ(デジタルデータ)であっても
・3Dプリンター用のSTLファイルに変換したソフト(設定値)によって
メッシュの形状(細かさ、パターン)が異なる。(制御のG-CODEが変化)
・プリンターの制御に使われるG-CODEのコード内容がスライサーと
呼ばれるG-CODE生成ソフトによって異なる。(プリンター制御が変化)
・プリンターのヘッドから溶けた樹脂が出て積み重なっていく道筋を
コード化したパス(G-CODE)がその時の状態によって異なる。
・メーカーや機種によってプリンターの性能(ハードウェア)が異なる。
・同機種のプリンターであってもハード的な調整(調子)や
環境(ヘッドや庫内温度などの温度管理)によって出来が異なる。
・材料であるABS樹脂やPLA樹脂の材質(融解温度、寸法変化<収縮率>、
劣化等)が物によって異なる。
だから
物理的な要素が多いため、必ず同じ条件にはならないので
どうやっても、限りなく似ているものはできても
100%同じ品質、精度のものは2度とつくれない理由。
従来の金型を使った成形とは比較にならないほど
品質のばらつきが出やすく失敗する確立も高い。
素人がやるとなると経験が必要でまだまだ敷居が高い。
ましてやコンピュータや機械が苦手な人には向いていない。
デジカメの写真を手軽にプリントするようにはいかない。
今の低価格3Dプリンターの簡単な活用レベルは
品質や精度をあまり追求しない1点もので
イメージやデザインを形にするような小物アイテムや
インテリアの試作などデザイン芸術系には向いている。
今のところ100%同じ品質に近いものがつくれる方法は
業務用で使われているレーザー光線を使った光学造形方式、
樹脂を紫外線で固めるインクジェット方式、
粉末材料をレーザー光線で焼結させていく粉末焼結積層造形で
コストもかなり高額でノウハウも必要になる。
そこを出来るだけ同じ品質、精度のものに近づけるための
努力と根気と経験が必要になる。
乗り越えなければならないハードルも多い。
簡単に手軽にプリントしたいのであれば
最近増えている3Dプリントサービスの中で
熱溶解積層方式以外のものを利用したほうが無難だ。
○主な国内の3Dプリントサービス
■DMM.com
http://make.dmm.com/
■キンコーズ・ジャパン
http://www.kinkos.co.jp/
■オフィス24
http://www.office24studio.jp/
■東京リスマチック
http://www.lithmatic.net/
■ラズクリエイティブ
http://digimode.jp/contents/
■グラフィック
http://www.graphic.jp/lineup/graphic3dprint/
■デジモデ
http://digimode.jp/contents/
■インターカルチャー(ソライズプロダクツ)
http://inter-culture.jp/
■ツクルス
http://www.tkls.co.jp/index.html
■アイジェット
http://www.ijet.co.jp/
■フジフィルム
http://fujifilm.jp/netprint/3dprint/
■トレディーノ
http://tredino.com/
■コスモ・ファンシー
http://www.cosmofancy.com/
■リンカク(rinkak 3D Print Cloud API)
https://www.rinkak.com/api/v1/developers/
■3D-STUDIO
http://www.3d-studio.jp/
■Generative Components関連
■ORI-REVO関連
■Project Shapeshifter関連
※Fusion 360の購入はこちらから。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます