治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

本当に悪いのは政治なのか?

2009-08-29 07:45:36 | 日記
今日期日前投票に行きます。でも
私の一票は、島根や高知の人の半分の力しかない。
この地域格差をいつまで放っておくんだろう?

要するに人口の少ない地域の人がトクをするような構造を温存してきたんだよね。

なのに地方が疲弊しているとしたら、原因は政治家が仕事していないだけじゃない。
次の二つのうちにも理由があるかもよ。

1 疲弊は政治のせいじゃない
2 議員の選び方が間違っている

田舎には田舎の事情があるのだと思うが、私はどうしても「地元への利益誘導」で国会議員を選ぶというメンタリティが理解できない。

地元への利益誘導って、首長・自治体の仕事じゃないの?
国会議員は国益に寄与するかどうかで選ぶべきじゃないの?

今回は横浜市長選挙もあるけど、私は市長と地元選出衆議院議員の選出基準は違って当然だと思う。

たぶんこういうこと言うと顰蹙買うと思うんだけど
私は県別対抗みたいなの、すごく好きじゃない。
甲子園にあまり興味がないのも、だからだと思う。
男女別対抗の紅白歌合戦みたいに、アナクロだと思う。

私は横浜市民である前に、神奈川県民である前に、日本国民だと思っている。
地元の利益より、グローバル経済の中で、日本の地位を保つことのほうが喫緊の課題なんじゃないのかな。
じゃないと福祉にだってお金が回らないんじゃないかしら。

地域性は大事です。
私が自閉っ子療育民営化に賛成しているのも、お受験の盛んな土地に住んでいるからかもしれません。
「官」が提供するものがイマイチなとき、他に選択肢がある土地に住んでいるからかもしれません。
どうしたって人は住んでいる地域の土壌から逃れられない。
でもそれはそれとして
地元の利益ばっかり追うより、もっと広い世界に目を向けませんか?

という私は少数派なんでしょうか。
そして少数派でも生きて行きやすいから、都会にいるのでしょうか。
そして都市住民ゆえに差別されているか弱き一票を、それでもこつこつ投じ続けるのです。