治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

「身体アプローチ」という表現をやめていこうと思います。

2017-01-11 09:32:48 | 日記



先日「身体アプローチ」という表現をやめていこうと思う、という話はここにも書いて、その日の棒人間会議でまず栗本さんだけに発表するつもりだったのですが、発表をするのを忘れてその日はお開きになってしまいました。
そして1月9日のコンディショニング講座新プログラム。
参加者の方のツイッターから引用させていただきます。

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昨日は花風社さんのコンデショニング講座に参加してまいりました。
新プログラムということで、どのような内容なのかとても楽しみにしていたのですが、想像していた以上に素晴らしい内容でした。

胎児の間に進化の過程を経験するというのは本当に目から鱗で…たしかに人間の卵子や精子の単細胞から成長してく過程は、進化そのものですものね。
その過程にある抜けを補うアプローチもシンプルで手軽に試せるものばかりなのもとてもよかったです。

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盛りだくさんの内容で、到底こなしきれないと思っていたのですが、三時間でわりと網羅しました。栗本さんも大したものです。
ただしダイジェスト版になってしまうのは、講座というイベントの性質上仕方ない。それを書籍化することでじっくりとおうちで取り組めると思います。これはちょっと根性入れて作るつもりです。

栗本さんにこの新プログラムを発案させた数多い刺激の一つが、私が沖縄で行った講演だと思います。
発達のピラミッドを二つ示しました、そこで。
それが栗本さん自身の仕事とリンクしたようでした。

花風社はピラミッドをたくさん集めました。
灰谷さんの動きの四発達。
愛甲さんの愛着形成のピラミッド。
愛甲さんの遊びの発達ピラミッド。
そして今回の二つのピラミッド。
この二つのピラミッドを認識すれば「なぜ身体アプローチに効果があったのか」が逆にわかってきます。
身体アプローチはトンデモがられながら、やってみると効果があると実感する人がどんどん増えている。とくに感覚統合で止まっているギョーカイを置き去りにして、動きの四発達やコンディショニングに取り組んだ人の一次障害が治っている。先日読者の方が

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これまで、浅見さんが作ってくださった本のおかげで、沢山の人が治ってきました。
もう、効果がある事は実証済みなわけです。
花風社が頑張ってきてくださったおかげで、本を読んで気づきを得て、具体的なアプローチも知り、
自分たちで治せる時代がやってきています。
個人個人が自分自身と身近な人に、もっと治るように働きかける意識がもっと必要なのかなと感じました。

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とおっしゃったとおりの時代になってきています。
そして「なぜ身体アプローチに効果があるのか」がピラミッドが集まったおかげでわかりました。

その結果、そろそろ
「身体アプローチ」という表現を100パーセントなくしはしませんが
徐々に別の言葉に置き換えていくことにしました。

そして新しい表現が

「言葉以前のアプローチ」です。
花風社は今後、「言葉以前のアプローチ」に取り組んでいこうと思います。

講座にご参加くださった

ねこ母さんのブログ


こよりさんのブログ



です。

次回は3月20日、都内です。
羽田組にもアクセスしやすい場所です。
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写真は50個1480円のちゃちなカラーボール。
結構役に立ちました。
終わった後は栗本さんにあげました。栗本さんが持っていた方がどっかで使えるでしょう。それに今度、自分でもっていかなくていいしね。