イノー博士の講演で
「アスペルガーの人は自信がないことが多いが、15%くらいはむしろ傲慢なタイプ」という話が出た。
一瞬「ほえ?」と思った。
会場にも「ほえ?」という空気が流れた。
そうしたらイノー博士はすぐに「それより多いという人も結構いますけど」と言った。
「そうそう」という空気で会場が落ち着いた。
熱心な支援職の方が多かった参加者の皆さん。
現場で苦労している方々もいたのだろう。
イノー博士は傲慢タイプのASを
「テフロン加工」という秀逸な表現をしていた。
教育が「しみこんでいかない」そうだ。
god-mode(気分は神様)になっていて
「I'm OK. YOU are wrong」になっているんだそうだ。
その人たちを教育するのは「傲慢じゃないタイプの少なくとも二倍は大変」だということだった。
そういうタイプにどう対応したらいいかというと
「とにかく時間をかけて信頼関係を築く」んだそうだ。
きっとその関係を築けるのがプロなんだろう。
おおお、大変そう。やっぱりプロの支援者って大変だ。
一般人の場合、そういうまどろっこしいことはしない。
ただ単純に、難しそうな人にはかかわらない。
一般人は、つきあう相手を選べるからね、仕事じゃないと(ときには仕事でも)。
それを「障害に理解がない」と言われても「へ?」っていうのが非・支援職の人たち。
社会人っていうのはね、
みんな限られた時間、限られたエネルギーの中でそれぞれ果たすべき義務があるから
めんどくさい人には近づかないのが得策なのです。
障害に理解がないんじゃなくて
サバイバルのコツなんですよ、社会人としての。
というわけで、私も難しいタイプのアスペルガーの人とはあまり縁がない。
難しくないタイプの人とは、うちで本を出していない人とでもときどき交流があって
どこかの団体から「講演してくれる人いませんか?」とか訊かれると推薦したりしている。
そして難しくないタイプのアスペルガーの人たちには
たしかに共通した大変さと同時に、共通した美点もあると思っている。まじめだとかね。
でもそういう美点を持っていないASの人だっているのはわかってる。ASも人それぞれ。
要するに、定型であれ自閉であれ
「I'm OK. YOU are wrong」モードの人はたいていの人が苦手なんではないだろうか。
やっぱり、努力することを知っている人
頑張っている人のほうが交流していて気持ちいいもんね。
人の愚痴ばっかり聞きたくないもんね。
私は自閉っ子の理解者だと世間に理解されているが
実は自分が「宵越しのストレスを持たないタイプ」なので
わりと人の愚痴とか悩みとかを聞くのが苦手である。
愚痴を聞いても、何に悩んでいるかよくわかんないことが多い。B型だし。
それを知っているせいか、交流のある自閉の人でも私には愚痴をこぼさない。
言ったって仕方ないとわかっているのかもしれない。
そういう意味で、支援者ってやっぱり貴重だと思う。話を聞くのが上手なんだろうね。
そしてイノー博士も、会場を埋めた支援者の方たちも、えらいなと思うのでした。
写真は東京駅の一番街キティちゃん。限定版。
トイプードル連れてます。
「アスペルガーの人は自信がないことが多いが、15%くらいはむしろ傲慢なタイプ」という話が出た。
一瞬「ほえ?」と思った。
会場にも「ほえ?」という空気が流れた。
そうしたらイノー博士はすぐに「それより多いという人も結構いますけど」と言った。
「そうそう」という空気で会場が落ち着いた。
熱心な支援職の方が多かった参加者の皆さん。
現場で苦労している方々もいたのだろう。
イノー博士は傲慢タイプのASを
「テフロン加工」という秀逸な表現をしていた。
教育が「しみこんでいかない」そうだ。
god-mode(気分は神様)になっていて
「I'm OK. YOU are wrong」になっているんだそうだ。
その人たちを教育するのは「傲慢じゃないタイプの少なくとも二倍は大変」だということだった。
そういうタイプにどう対応したらいいかというと
「とにかく時間をかけて信頼関係を築く」んだそうだ。
きっとその関係を築けるのがプロなんだろう。
おおお、大変そう。やっぱりプロの支援者って大変だ。
一般人の場合、そういうまどろっこしいことはしない。
ただ単純に、難しそうな人にはかかわらない。
一般人は、つきあう相手を選べるからね、仕事じゃないと(ときには仕事でも)。
それを「障害に理解がない」と言われても「へ?」っていうのが非・支援職の人たち。
社会人っていうのはね、
みんな限られた時間、限られたエネルギーの中でそれぞれ果たすべき義務があるから
めんどくさい人には近づかないのが得策なのです。
障害に理解がないんじゃなくて
サバイバルのコツなんですよ、社会人としての。
というわけで、私も難しいタイプのアスペルガーの人とはあまり縁がない。
難しくないタイプの人とは、うちで本を出していない人とでもときどき交流があって
どこかの団体から「講演してくれる人いませんか?」とか訊かれると推薦したりしている。
そして難しくないタイプのアスペルガーの人たちには
たしかに共通した大変さと同時に、共通した美点もあると思っている。まじめだとかね。
でもそういう美点を持っていないASの人だっているのはわかってる。ASも人それぞれ。
要するに、定型であれ自閉であれ
「I'm OK. YOU are wrong」モードの人はたいていの人が苦手なんではないだろうか。
やっぱり、努力することを知っている人
頑張っている人のほうが交流していて気持ちいいもんね。
人の愚痴ばっかり聞きたくないもんね。
私は自閉っ子の理解者だと世間に理解されているが
実は自分が「宵越しのストレスを持たないタイプ」なので
わりと人の愚痴とか悩みとかを聞くのが苦手である。
愚痴を聞いても、何に悩んでいるかよくわかんないことが多い。B型だし。
それを知っているせいか、交流のある自閉の人でも私には愚痴をこぼさない。
言ったって仕方ないとわかっているのかもしれない。
そういう意味で、支援者ってやっぱり貴重だと思う。話を聞くのが上手なんだろうね。
そしてイノー博士も、会場を埋めた支援者の方たちも、えらいなと思うのでした。
写真は東京駅の一番街キティちゃん。限定版。
トイプードル連れてます。