セルティックフロスト関連、ヘルハマーからトリプティコン迄
一通り作品を送って頂き(ありがとうございましたm(_ _)m)
スラッシュメタル然とした前作で活動を終え長い沈黙から復活した
セルティックフロスト。長く活動してきていたバンドは
常に新しい事を試し、進化、変化、迷走?試行錯誤して行きますね。
ブラックサバス、ジューダスプリースト、ジェフベック、
マイルスデイヴィス、ハービーハンコック‥
もし今ジミ・ヘンドリックスが生きていて現役で活動していたとしたら
どんな事をやっていたのでしょう?
長い沈黙から2000年代に復活し
06年にリリースされたセルティックフロストの最終アルバム。
いやぁ‥、コレはコレで結構ヤラれましたな‥。
スラッシュメタルバンドの括りから出てきたと思えど
サウンドはデスメタル、ブラックメタル、ドゥームメタル、
ゴシックメタル、グラインドコア‥
色んな意味で、後続組に影響を与え始祖的バンドのセルティックフロスト。
コレまでの変化してきた作品の流れを期待すると
ある意味「喰らう」作品でしょう。
私が聴いた第一印象は「ドゥームメタル」でした。
重い、混沌とした、鉛の様なドゥーム感。
Celtic Frost - Obscured
デスラッシュ的曲も少々あるのですが、
大方にブラックメタル、ドゥームメタルと
私が聴いたセルティックフロスト関連の中で一番「陰惨」な作品に思えました。
ドゥームでありながら、世界観と攻撃性を出し、
私がロック不在だった90年代後半に天下を取ったフィールドの音楽、
でもKORNやリンキン・パーク等とは違うヨーロピアンな陰惨さ。
気持ちをどどーっと沈める様な。
荒廃した絶望感に生まれる滅入った魔術でもあるような‥。
ドラッカーがバッドに堕ちた時の頭おかしくなりそなテイスト、
コレがトムウォリアーが表現したかった当時の世界なんでしょう。
従来の女性ボーカリストを起用した引き出しも。
綺麗というよりヨーロピアンでもあり、中近東のコーランの旋律的でも有り
極東の仏教的でも有り、響きはコレ、ミクスチャー?
Celtic Frost - Incantation Against You
このセルティックフロストはヒップホップやラウドロック的要素を取り入れた
メタル界の元祖ミクスチャーと呼ばれるアンスラックスとタイプの違う
始祖的でも有るブラックメタル、ゴシックメタル、ドゥームメタルの進化系
グラインドコア、インダストリアル等々‥。
私の様に後から聴いた者の印象です。
ベースのマーティンが早世した事でセルティックフロストを終焉させ
トムウォリアーはトリプティコンへと活動を写しますが
このトリプティコンへ繋がる音楽性の様にも感じます。
グラムメタル時代の音楽は未拝聴ですが
全てのフィールドにおいて、親の愛情を受けず
ネグレクトで悲惨な幼児期を送ったトムウォリアーの移り変わる世界観。
ビートルズやクインシージョーンズ、ジャズ
クラシックと一般的ロックンローラーとは違う
母親のレコードコレクションを閉ざされた部屋で聴き
そこでただのデスラッシュ、ブラックメタルだけでは無い要素を沢山持ち
エクストリームな音楽にのめり込んだトムウォリアーの音楽、いや、
セルティックフロストとしての活動はここで終止符を打つ事になった様ですが
いやぁ‥初見の人、私も含めて
今作は精神世界を「BAD」へと導く作品でもあると思いました。
この世界観を拒絶する人と、この世界に入って行き共感される方と。
しかし、トムウォリアーの生きてきた道を見事に表現した世界。
ヨーロピアンスラッシュメタル本の中で一番興味深い人生を送ってきた
トムのインタビューは大変興味深かったです。
トムの様な親の愛情を受けない家庭環境に育つ多くの人達の人達の気持ち
またはその世界に共感し本人達が獲得して来たファン。
セルティックフロストとしての終焉は
トリプティコンに繋がる、ドゥームな世界だったのですな。
コロナのせいで中止になったスラッシュドミネーション、
オーバーキル、VOIVOD、ソドムと言った
爆裂系とインテリ系プログレスラッシュ、
上記のスラッシュメタルとは全く違うコアなセルティックフロストストーリーでした。
今、良作を出し、高い人気を得ているオンスロートの作品とは
全く違うジャンルのスラッシュメタル、いや、クロスオーバーミクスチャー始祖ストーリーで
ホント、「市場最低のバンド」と評価されたヘルハマーより
今作が一番、混沌とした「BAD」な破壊型精神世界へと導くような気分にもなりました。
コレは高校時代に同級生に「太郎、コレは凄いぞ!」と言われ聴いた
嫌いな人には「雑音」とも言われるスラッシュ史上の名作と呼ばれる
「レインインザブラッド」を初めて聞き、一瞬ノイローゼ気味に堕ちた時の
感覚と似ております。サウンドは全然違うのですが。
一通り作品を送って頂き(ありがとうございましたm(_ _)m)
スラッシュメタル然とした前作で活動を終え長い沈黙から復活した
セルティックフロスト。長く活動してきていたバンドは
常に新しい事を試し、進化、変化、迷走?試行錯誤して行きますね。
ブラックサバス、ジューダスプリースト、ジェフベック、
マイルスデイヴィス、ハービーハンコック‥
もし今ジミ・ヘンドリックスが生きていて現役で活動していたとしたら
どんな事をやっていたのでしょう?
長い沈黙から2000年代に復活し
06年にリリースされたセルティックフロストの最終アルバム。
いやぁ‥、コレはコレで結構ヤラれましたな‥。
スラッシュメタルバンドの括りから出てきたと思えど
サウンドはデスメタル、ブラックメタル、ドゥームメタル、
ゴシックメタル、グラインドコア‥
色んな意味で、後続組に影響を与え始祖的バンドのセルティックフロスト。
コレまでの変化してきた作品の流れを期待すると
ある意味「喰らう」作品でしょう。
私が聴いた第一印象は「ドゥームメタル」でした。
重い、混沌とした、鉛の様なドゥーム感。
Celtic Frost - Obscured
デスラッシュ的曲も少々あるのですが、
大方にブラックメタル、ドゥームメタルと
私が聴いたセルティックフロスト関連の中で一番「陰惨」な作品に思えました。
ドゥームでありながら、世界観と攻撃性を出し、
私がロック不在だった90年代後半に天下を取ったフィールドの音楽、
でもKORNやリンキン・パーク等とは違うヨーロピアンな陰惨さ。
気持ちをどどーっと沈める様な。
荒廃した絶望感に生まれる滅入った魔術でもあるような‥。
ドラッカーがバッドに堕ちた時の頭おかしくなりそなテイスト、
コレがトムウォリアーが表現したかった当時の世界なんでしょう。
従来の女性ボーカリストを起用した引き出しも。
綺麗というよりヨーロピアンでもあり、中近東のコーランの旋律的でも有り
極東の仏教的でも有り、響きはコレ、ミクスチャー?
Celtic Frost - Incantation Against You
このセルティックフロストはヒップホップやラウドロック的要素を取り入れた
メタル界の元祖ミクスチャーと呼ばれるアンスラックスとタイプの違う
始祖的でも有るブラックメタル、ゴシックメタル、ドゥームメタルの進化系
グラインドコア、インダストリアル等々‥。
私の様に後から聴いた者の印象です。
ベースのマーティンが早世した事でセルティックフロストを終焉させ
トムウォリアーはトリプティコンへと活動を写しますが
このトリプティコンへ繋がる音楽性の様にも感じます。
グラムメタル時代の音楽は未拝聴ですが
全てのフィールドにおいて、親の愛情を受けず
ネグレクトで悲惨な幼児期を送ったトムウォリアーの移り変わる世界観。
ビートルズやクインシージョーンズ、ジャズ
クラシックと一般的ロックンローラーとは違う
母親のレコードコレクションを閉ざされた部屋で聴き
そこでただのデスラッシュ、ブラックメタルだけでは無い要素を沢山持ち
エクストリームな音楽にのめり込んだトムウォリアーの音楽、いや、
セルティックフロストとしての活動はここで終止符を打つ事になった様ですが
いやぁ‥初見の人、私も含めて
今作は精神世界を「BAD」へと導く作品でもあると思いました。
この世界観を拒絶する人と、この世界に入って行き共感される方と。
しかし、トムウォリアーの生きてきた道を見事に表現した世界。
ヨーロピアンスラッシュメタル本の中で一番興味深い人生を送ってきた
トムのインタビューは大変興味深かったです。
トムの様な親の愛情を受けない家庭環境に育つ多くの人達の人達の気持ち
またはその世界に共感し本人達が獲得して来たファン。
セルティックフロストとしての終焉は
トリプティコンに繋がる、ドゥームな世界だったのですな。
コロナのせいで中止になったスラッシュドミネーション、
オーバーキル、VOIVOD、ソドムと言った
爆裂系とインテリ系プログレスラッシュ、
上記のスラッシュメタルとは全く違うコアなセルティックフロストストーリーでした。
今、良作を出し、高い人気を得ているオンスロートの作品とは
全く違うジャンルのスラッシュメタル、いや、クロスオーバーミクスチャー始祖ストーリーで
ホント、「市場最低のバンド」と評価されたヘルハマーより
今作が一番、混沌とした「BAD」な破壊型精神世界へと導くような気分にもなりました。
コレは高校時代に同級生に「太郎、コレは凄いぞ!」と言われ聴いた
嫌いな人には「雑音」とも言われるスラッシュ史上の名作と呼ばれる
「レインインザブラッド」を初めて聞き、一瞬ノイローゼ気味に堕ちた時の
感覚と似ております。サウンドは全然違うのですが。
まるで、「辛いモノ苦手なんだよ!!」と言う人物に
激辛カレーを勧めていた所があり罪悪感を感じていました(苦笑)
そう、CelticFrostは激辛カレーそのものです!!(笑)
好きな人はハマルし、ダメな人は本当にダメと
ハッキリ好き嫌いが分かれます。
今作発売当時はVoivodの「カトルズ」と同時に
国内盤が決定しかなり話題になっていました。
実際、初来日公演を観に行ってCelticFrostの重さは
Nuメタル連中が奏でる「物理」的な重さと違い
「神経を麻痺」させる重さだったことが体感できました。
結果、自称ヘヴィなバンド達はこのアルバムが発表されたから、
ほとんどが音楽シーンから姿を消したと同時に
再び解散を辿るのは皮肉めいたところがあります。
ここでCelticFrostが提示したのはドゥーム/インダストリアル的な
アプローチだったところに注目です。
のちのTrypticonのアルバムを聴くと
商業的な成功は目指していないのは明白で
他のメンバーとかなり揉めた理由が何となく理解できます。
今までのアルバムも聴き手を選ぶモノばかりですが、
これは落ち込んでいるときに聴くと
「あっち」の世界に引きずり込まれるので
注意が必要です!!(苦笑)
H.P.ラブクラフトの小説の音楽版そのものです!!
ありがとうございましたm(_ _)m
今回の作品は激辛カレーだったかもしれません(^^;
個人的にはブラック、ドゥームメタルという感覚でした。
VOIVODとスレーヤー、クリーターのステージは全く違うし、
まだ見た事が無いメタリカでも全く違うと思うのですが
セルティックフロスト場合、トムウォリアーという男の存在から
全く異質なライブにも思えます。トリプティコンのメトロポールオーケストラとの共演を見ても
何というか、異質な感じがしますね。
そうなんですか、トリプティコンのメンバーとで揉めたんですか。
90年代に所得で恵まれていたら別ですが、オリジネーターの宿命ですかね、
商業的に恵まれ無かったのは。ただ、本人は自分のレーベルを持ち
商業より、アートに重みを置いているんでしょうね。
確かに、あっちに引き込まれるモノがありますね。
ハイにぶっ飛ぶサウンドでは無いでしょうねぇ。
当時のCelticFrostのDrだったフランコ・セサと
次回作の方向性でかなり揉めたらしくトムが脱退する形で
解散したのが実情です。
これって、デイヴ・ムスティンがいないMegadethに
匹敵する事例なので当然バンドは成り立ちません。
唯一違うのは故マーティン(b)が揃わないと
CelticFrostを名乗ることが出来ない条約を作っていたことです。
二度目の脱退理由がユーロスラッシュ本に書いていなかったので
それはムステインの居ないバンド状態になりますよね。
まず成立しないし、オマケにマーティンが居ないと
セルティックフロストを名乗れない契約?ならば
封印するしかないですね。
さて、いよいよ本当の最終章、
どんでん返しでセルティックフロスト、ヤンディーズ ストーリーは
完結と!長編ルポタージの様になりましたな(笑)