ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

クリーター(クリエイター)東京公演 2017.9.13

2017年09月14日 | 音楽
今年はスラッシュドミネーション開催が全くアナウンスされなかったので
Mさんがクリーター単独公演のチケットを早めに取って下さる事になり
整理番号「37番」(!)という、超満員札止め、ソールドアウトとなった公演
相当早く入場出来ました。(因みにMさんと行った2016年スラドミは「2」番!最前列。
私、クリーターを観たのは4回目ですね。
05年スラドミの映像がTVで流れたのですが、映像越しにも伝わってくる凄みに惹かれて。
09年は一時脱退したヴェンターの代わりに、凄腕ドラマー、マルコミンネマンの
ドラミングが観れるという特典もありました。
(UKやポールギルバートに参加、ドリームシアターオーディションで最終選考3人の一人)


私、睡眠障害が酷く、前夜から眩暈がグワグワでして体力に心配を持って
会場となる恵比寿リキッドルームに行きました。
恵比寿は昔、良くライブやったのですが、リキッドルームが新宿から恵比寿に引っ越してきて
初めて。迷うかな?と思ったけど、明治通り添いにありました。

今回はポーランド、デスメタル界の重鎮、国民的バンドになるのかしら?
ヴェイダーとのカップリングライブになりました。
エクストリーム系がお好きな方々にとって、
「ドイツ代表とポーランド代表という凄い事だ!」となっておりましたが
私、90年代大人気を博したデスメタル系には全く明るくなくて・・・・。

会場入りすると大体2、3列目に場所キープしました。
コレ、クリーター終わるまで、身体持つかしら?と。

ヴァイダーのステージセットです。
ギターアンプはヘッドがマーシャルでキャビがメサブギーレクティファイヤーのモノですね。



18:50頃からSEが流れ始め「ヴェイダーコール」
予定より早めの18:55にヴェイダーの登場でステージがスタートしました。


まあ、エラい事に・・・・。
「37番」という番号に拘った私の場違いなのか・・・・?
後頭部にゴツゴツと蹴りが入る・・・。ドッカンドッカン、クラウドサーフ野郎が流れてくる!
どんどん押し出され5列目位に。そうしたら後ろの6列目から
大きなサークルモッシュピットが出来て大暴れ!ドカドカ喧嘩腰のように
ぶつかってくる。私、チト、カウンターを入れたくなる気分でした(怒)
この時点で、あらかじめ装着していた耳栓は行方不明。
どんどんセンターから押されて下手(しもて)側に押し出され。
横に可愛い女の子が笑顔でヘドバンしているので「ここなら大丈夫だろう」と思ったら
女の子もセンターの方に移動してヘドバンやモッシュ。
私はもうオッサン達の生乾きの匂いと体臭、そして汗まみれ・・・・。
他の女の子はモッシュに追いやられコケて、流石に周りの皆で助け出す。
こんな状態が50分も続き。ハットを被っていったのですが、飛ばされて行方不明になりそになるわ
ベコボコなるわで、正直・・・・音楽が全く分かりませんでした(爆)
身の安全を確保するのが必至で。


50分位のステージが大盛り上がりで終焉。
私はもう訳分からず終わってしまいました。
後ろを見たら、そんなに大きいと思わなかったリキッドルームがパンパン!
800~900と言われる収容人数ですが、ソールドアウトになっただけあります。
もしかして1000人位入ったかも?
ヴェイダーのメンバーもローディー居ないのか?自分たちとスタッフで片づけてます。

そしてクリーターのセットに。


こちらはやはり結構クルーを連れてきていますね。
日本は東名阪と3公演やった後、大陸に渡るアジアツアーだそうで。
とにかく狂気のカリスマ、ボーカル&ギターのミレの近くに場所取り。
セットチェンジは25分弱でしょうか?
クルー達がマイク、ギターのサウンドチェック始め。
BGMのアイアンメイデンやジューダスプリーストの曲をオーディエンスが合唱始め。
やはり圧倒的に中高年齢層ですね。
その中に20代、30代、女の子、白人さん。

新作のSEそしてドラムのヴァンターからステージ入り。
そしてメンバー全員登場。相変わらず、照明に拘っていたのでしょう。
赤と真っ青を基調にしたライティング。
そして新作の「ワールドウォーナウ」から始まるのと思ったら
意外にも前々作の「ホーデスオブケイオス」からスタート!
意外でした。
と、まあコレまたヤバい事になってきました。
後ろのお客さん達の圧が凄い事になりました。
再びクラウドサーフが始まったかと思ったら
09年のスラドミ、エクソダスの最中に起きた
A/Bブロックを仕切る柵が抜かれクラブチッタの時のように
柵がどんどん抜かれクラウドサーフされてくる!
コレはヤバい。どうも後ろの方では喧嘩起きかけてたようですね。
正直一部のお客さんのマナー悪い。


ヴァイダーの時と同じようにクラウドサーフ、モッシュピットが起きます。
再び下手に追いやられたその時、ミレがステージを降りて
サミのギターソロ最中のバッキングをステージ下で激しく弾き始めました。
(ココは柵アリ)(凄い圧でシャッターチャンス失敗しました)
大本命のクリーターなのに、「もうコレは危険だ」と判断し、中列位に下がりました。
(ここに辿り着くまでも大変でした)
そしてたら中列も安全では無く、巨大モッシュピットが発生し
ヤバいですね、今度は一つ段が上の後方に下がりました。
中列の終わりまでデンジュラスゾーンでしたね。

というか、リーダーでフロントマンのミレはヴァッケンオープンエアのような巨大フェスでも
日本のクラブサイズでも、圧倒的な求心力を持ったカリスマです。
MCする時にチョイスする言葉での煽り方は、大役者の様、
天才クラスと言って良いかも知れません。
会場はクラブチッタであれ、埼玉スーパーアリーナであれ、
もう一つサイズの小さいリキッドルームでも「制圧状態」となります。コレは毎度毎度、凄い。
ドイツのスラッシュ三羽カラスと言われた、ディストラクション、ソドムより魅せ方が
頭一つ抜けている感じがします。この演出されたステージの空気が。
視線をステージに釘付けにさせる何かをミレは持っておりますね。

新旧の代表曲がセットリストに組まれ
照明も淡くブルーだったり、赤だったりでメンバー達の顔がよく判りません。
コレがクリーターのステージなんですよねぇ。

ここに拘っている部分もあるからスケジュールも色々ブッキングしづらいのかしら?
と、効果音や大スモーク噴射等、900人サイズのハコでは
かなりの演出だと思います。近年では中々、全盛期でも日本では消防法等で
パイロとか観れませんでしたしね。(2016年スラドミの火柱は驚き)

ここまで、殆ど曲単体の事が書けていないのですが
「エナミーオブゴッド」ではエクソダスの「ボンデッドバイブラッド」の時の様な
バイオレンスさ、客の暴れのボルテージが凄くなります。
そして、ミレがMCでどんどん煽り
やはり出た・・・本当に死者が出る「死の壁」ウォールオブデスが。
私が今まで見たスラッシュ系のバンドではこのエクソダスとクリーターの勢いは
凄いというか、観客の興奮度が。ステージを正面として左右両側に割り
曲の合図と「GO!」でガッチン!と。

(twitterから拝借)(フロアに見られる数々の跡は柵がはめられてた穴です。)
昨年のラウドパーク2016年、エクソダスの時、私は巻き込まれてしまいました。
しかし元気なおっさん達だ。皆、仕事上がりっしょ?
殆どの人が黒いバンドTシャツや痛Gジャンに着替えて正装しておりますが
疲れた仕事終わりにどんなパワーが残っているんだか・・・
私も疲れたおっさんですがココは素直に感心しますねぇ。

本編が終わり、フェスでは中々観れない単独だからこそ出来るアンコール。
ミレはあのハイスクリームで煽り(もうカリスマに従う様な感じ)
「プレシャーオブキル」でクリーター来日公演の全工程を終えました。
とにかく、毎回、まあ凄いステージでした。
お客の乗り、勢いは過去4回観た中で最高に感じました。
800~900人サイズのクラブだったから余計にそう感じたのでしょうか?
一番バイオレンスなショーに感じました。

コレ、誰かが上げていた、セットリストです。


会場2階のレストランコーナーのソファーで休み
明治通り角にあるアジアンダイニングでタイ料理の定番「パッタイ」を食べて

岐路に着きました。終わったの・・・22時位ですかな?
想像以上、長い時間の公演だったのですね
かなりデンジュラスだったのと体調不良で挑んだのが私個人の中では残念。
凄いステージの中でも時々、集中力を欠いてしまい。

後、個人的にとても気になった事なのですが
ヴェイダーはステージにアンプとスピーカーキャビネットを置いておりましたが
クリーターのステージにギター、ベースアンプがありませんでした。
という事はライン出力された
ケンパー等のアンプシュミレーターを使っているのでしょう。
耳栓しているから特に、音圧というか、耳に入ってくる音が全く違うんです。
ステージ付近は轟音だったヴェイダー、再度、予備の耳栓装着したクリーターだと
音の輪郭が違いました。
私が以前LINE・6のPODを使いアンプのセンドリターンに繋いだ時と
ギターからアンプに繋いだ時に感じた音圧の差というか
音の違いを何だか感じたのでした。
ステージ中列に行くとあまり気にならないのですが。

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9/14、名古屋公演の場合 (ぶりぶりざえもん)
2017-09-15 11:44:13
13日、公演レポートお疲れ様です。
14日の名古屋公演を簡単に報告します。

Vaderは、後にKreatorが出演と云う事もあり
観客は大人しく観ていた印象でした。
自分は、スパイダー(g)が陣取った
左側にいたので自然と彼のギターワークに
注目する訳です。
工業用ロボットのように動きまわる
フィンガリングに感動してました。
バンドのパフォーマンスも
悪くなかったですが、不満はプレイ時間が
短かったことです。
アルバムも購入(買わされた)ので
家に帰ったら聴こうと思います。

Kreatorは、太郎さんと言う事が
被りますので名古屋公演の状況をメインに(苦笑)
一晩で3回の「死の壁」、
キャパ300人の「E.L.L」でサークルピット
クラウドサーフは当たり前で
とにかく、ミレ(Vo/g)が煽りまくる。
そして、自分は190センチはある
外人さんとモッシュという
異種格闘技に転じていました(苦笑)
朝起きたら体、痛かったです・・・。

スラドミが開催されなかった鬱憤が
観客全員から発していた
アグレッション全開の公演でした!
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2017-09-15 22:12:21
今回、「歴代最高傑作」と言われた作品出した
勢いもあるもかな?と思う位に
お客さんのノリが凄かったですね。
久々ヤバい!と思ったヴァイオレンスさでした。
私ヴェイダーはyoutubeでチェック位しか
予備知識な無かったのですが、twitterなんかでは
かなりの盛り上がりだったのを表すような
お客さん、凄いノリでしたよ。
この時はまだ前例に居たので後ろは見れませんでしたが
ホント、音楽を聞く余裕が全くありませんでした。
ヴァイオレンス過ぎて。

クリーターはもう語るのももう無いくらい
凄い爆発力でしたね。オーディンスが。
誰かが呟いておりましたが「世界戦争」と。
今、日本が危ない状態になっているので、迂闊に言えないですが
兎に角凄いテンションでしたね。
そしてミレの衰え無しというか、ストイックにシリアスに
今でも圧倒的な狂気というか凄まじさというか
凄味が。あのテンションをずっと続ける訳ですから。
プレイもその狂気を表すアグレッシブさ、
この辺りはスレーヤーと近いテンションもあるというか。
その横で優雅なギターを弾く同世代のサミ。
もうこのメンバーが固まって長いですが
ミレに相当鍛えられたんだろうなぁ、と思います。
東京と名古屋はキャパが違ったみたいですが
そのテンションは大阪であろうが大陸であろうが
移動の疲れが有ってもストイックに統一された狂気を
浴びせ続け、お客さんをヴァイオレンスの世界に引き込むのでしょうね。
しかし、死の壁を3回とは‥‥。
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