ブッチャーの自伝で書かれていたハーリーレイスとの喧嘩試合なんですが
大元はブッチャーとの試合で腕を怪我し
大会欠場の挨拶にリングに上がったレイスを
「プロの悪役」として自分の試合前に行われたレイスの挨拶に乱入し
レイスを痛めつけた事で
世界最高補NWA世界ヘビー級王者に8度も返り咲き
ミスタープロレスと呼ばれ、おまけに当時MMAがあったら
レイスに敵うモノは居ないとレスラー仲間が評する位
シュート、喧嘩に強く、控え室では顔で他のレスラーが
顔色伺うという立場に居たレイスの激しい怒りを買い
プロに徹したとは云えブッチャーはよく襲撃したなぁ・・・と思います。
それで成り立つと思ったのが誤算だったみたいですね。
そして数ヵ月後に来日したレイスの目的は
「ブッチャーへの復讐」だけだったそうです。
色んなスタイルに合わせられるのがNWAチャンピオンの鉄則とは云え
のらりくらりと上手く試合を運ぶレイス、
子供の頃はレイスの強さ、上手さを当然、理解出来ません。
将来のNWAチャンピオン候補として有力且つ、レイスと同じ
喧嘩が強すぎるデックマードックとの試合。
まだ若造だった将来のチャンピオン候補マードックとは云え、
完全にレイスのペースで試合を進められ
動画を見てみた感想は、レイスの手のひらで転がされている・・・
そんなイメージでした。
が、リアルにブッチャーへの復讐の為に来日し
プロレスの範疇ですが喧嘩マッチをするつもりで試合をしたレイスの迫力、
そして強さは物凄い・・・
殺伐とした雰囲気の中
ブッチャーも最初から臨戦態勢で何時ものアラブコスチュームは無し、
リングへ一直線。
【壮絶ケンカマッチ】ハーリー・レイスvsアブドーラ・ザ・ブッチャー76'May Harley Race vs Abdullah The Butcher
ブッチャーの得意とするバイオレンスさは、レイスが攻めまくっている様に感じます。
のらりくらりは何処へやら、壮絶な喧嘩マッチとなっていますね。
若い時、格闘技に真剣に打ち込んだという自信がある事から
レイスに応戦したブッチャーも正直、レイスのバイオレンスさが
勝ってしまっているというか。
リングでの喧嘩マッチ内容も、レイスが松葉杖を取り出し
ぶち折り、ブッチャーをメッタ刺しにするという狂気。
コレ以上はヤバいと思ったブッチャーのパートナー、
そして鶴田、馬場が乱入して試合をストップした感が否めないのですが
暴れるだけ暴れ、背中を向けドレッシングルームに引き上げていくのが
ブッチャーの試合の弾き際でしたが、この映像での激しい場外乱闘、
そのスタイルなのか?レイスの強さに臆したのか?と判断しづらいレイスの怖さです。
リング付近に戻り、自分で鉄柱や椅子を頭にガンガンぶつけ
怒りの度合いを強さを誇示したレイス。
この試合の二週間前、
ブッチャーvs大木金太郎の試合に乱入したレイス。
試合会場の日大講堂前にある
国道14号線にまでなだれ込み、道路で派手にストリートファイトとなり
パトカーが出動する警察沙汰になった大問題。
当初、警察側はレイスとブッチャーを「強制送還」する話が出たそうなのですが
全日本のスタッフが必死で謝り警察に大目玉を喰らい始末書を書かされ
何とか収拾したという・・・。
そのスタッフさんは、レイスとブッチャーに「二度とこんな事はしないでくれ!」と
懇願に近い注意をしたそうです。
レイスはこの試合でスッキリしたようで、
その後、日本でブッチャーとNWA戦を行っていますが
ブッチャーが語るには「何の問題も無かった」でした。
ブッチャーもこの書籍では言葉を選んだ紳士的な文面になっております。
まあ、そんなヤバい関係でしたら全日本側も日本でNWA戦なんて組まないでしょうし。
そこはお互いプロですね。
それにしてもブッチャー自伝では壮絶な試合として書かれていた
この喧嘩マッチ、実際映像を観てもガッカリする所か
逆に、凄さと怖さを感じました。
シュートとは違う、まさに「プロレスバイオレンス」です。
余談ですが子供の頃、地元の体育館でレイスを触りました。
当日チャンピオンのリックフレアーとNWA世界タイトルマッチ、
しかも60分3本勝負という長丁場のカードの中、レイスは第3試合位に
夫人と一緒にゆっくり会場入りし、王者の貫禄を出していました。
怖いという感覚は全くありませんでしたが、オーラが他のレスラーと違いました。
大元はブッチャーとの試合で腕を怪我し
大会欠場の挨拶にリングに上がったレイスを
「プロの悪役」として自分の試合前に行われたレイスの挨拶に乱入し
レイスを痛めつけた事で
世界最高補NWA世界ヘビー級王者に8度も返り咲き
ミスタープロレスと呼ばれ、おまけに当時MMAがあったら
レイスに敵うモノは居ないとレスラー仲間が評する位
シュート、喧嘩に強く、控え室では顔で他のレスラーが
顔色伺うという立場に居たレイスの激しい怒りを買い
プロに徹したとは云えブッチャーはよく襲撃したなぁ・・・と思います。
それで成り立つと思ったのが誤算だったみたいですね。
そして数ヵ月後に来日したレイスの目的は
「ブッチャーへの復讐」だけだったそうです。
色んなスタイルに合わせられるのがNWAチャンピオンの鉄則とは云え
のらりくらりと上手く試合を運ぶレイス、
子供の頃はレイスの強さ、上手さを当然、理解出来ません。
将来のNWAチャンピオン候補として有力且つ、レイスと同じ
喧嘩が強すぎるデックマードックとの試合。
まだ若造だった将来のチャンピオン候補マードックとは云え、
完全にレイスのペースで試合を進められ
動画を見てみた感想は、レイスの手のひらで転がされている・・・
そんなイメージでした。
が、リアルにブッチャーへの復讐の為に来日し
プロレスの範疇ですが喧嘩マッチをするつもりで試合をしたレイスの迫力、
そして強さは物凄い・・・
殺伐とした雰囲気の中
ブッチャーも最初から臨戦態勢で何時ものアラブコスチュームは無し、
リングへ一直線。
【壮絶ケンカマッチ】ハーリー・レイスvsアブドーラ・ザ・ブッチャー76'May Harley Race vs Abdullah The Butcher
ブッチャーの得意とするバイオレンスさは、レイスが攻めまくっている様に感じます。
のらりくらりは何処へやら、壮絶な喧嘩マッチとなっていますね。
若い時、格闘技に真剣に打ち込んだという自信がある事から
レイスに応戦したブッチャーも正直、レイスのバイオレンスさが
勝ってしまっているというか。
リングでの喧嘩マッチ内容も、レイスが松葉杖を取り出し
ぶち折り、ブッチャーをメッタ刺しにするという狂気。
コレ以上はヤバいと思ったブッチャーのパートナー、
そして鶴田、馬場が乱入して試合をストップした感が否めないのですが
暴れるだけ暴れ、背中を向けドレッシングルームに引き上げていくのが
ブッチャーの試合の弾き際でしたが、この映像での激しい場外乱闘、
そのスタイルなのか?レイスの強さに臆したのか?と判断しづらいレイスの怖さです。
リング付近に戻り、自分で鉄柱や椅子を頭にガンガンぶつけ
怒りの度合いを強さを誇示したレイス。
この試合の二週間前、
ブッチャーvs大木金太郎の試合に乱入したレイス。
試合会場の日大講堂前にある
国道14号線にまでなだれ込み、道路で派手にストリートファイトとなり
パトカーが出動する警察沙汰になった大問題。
当初、警察側はレイスとブッチャーを「強制送還」する話が出たそうなのですが
全日本のスタッフが必死で謝り警察に大目玉を喰らい始末書を書かされ
何とか収拾したという・・・。
そのスタッフさんは、レイスとブッチャーに「二度とこんな事はしないでくれ!」と
懇願に近い注意をしたそうです。
レイスはこの試合でスッキリしたようで、
その後、日本でブッチャーとNWA戦を行っていますが
ブッチャーが語るには「何の問題も無かった」でした。
ブッチャーもこの書籍では言葉を選んだ紳士的な文面になっております。
まあ、そんなヤバい関係でしたら全日本側も日本でNWA戦なんて組まないでしょうし。
そこはお互いプロですね。
それにしてもブッチャー自伝では壮絶な試合として書かれていた
この喧嘩マッチ、実際映像を観てもガッカリする所か
逆に、凄さと怖さを感じました。
シュートとは違う、まさに「プロレスバイオレンス」です。
余談ですが子供の頃、地元の体育館でレイスを触りました。
当日チャンピオンのリックフレアーとNWA世界タイトルマッチ、
しかも60分3本勝負という長丁場のカードの中、レイスは第3試合位に
夫人と一緒にゆっくり会場入りし、王者の貫禄を出していました。
怖いという感覚は全くありませんでしたが、オーラが他のレスラーと違いました。
ハーリー・レイスの強さ、たしかに私も全く分かっておりませんでした。だからこそ今見たいなー。もうええか。
>シュートとは違う、まさに「プロレスバイオレンス」
名言です。これは名言。太郎さん、ありがとうございます。
そしてYouTube側の正直怒りを覚える様な事もある事が増えた現在の規制や
過剰な広告に色々デリケートになりますしね。
私も昨年末、自分のブログ記事が丸パクりされサイトのルールに従い取り消し処分を申請した事が有ったり。
コレは壮絶な試合でした。ブッチャーに怖がっていた所では無く
日本のファンの前でルールに従った喧嘩の強さをレイスは見せつけました。
実際、多くのレスラーがレイスの顔を伺うという同じ控え室だったレスラー達も
威圧感で気を使っただろうなぁ、というのも頷ける「プロレスバイオレンス」でした。