ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

サブラベルズ 高橋キイチの存在感

2016年06月11日 | 音楽
「まるでオカルトむ~び~!」なんて歌詞がサブラベルズの
「ラストサバイバー」という曲でありますが
このサブラベルズのボーカル、高橋喜一氏ことキイチというボーカリストの存在は
唯一無二で、こんなボーカリスト、日本どころか、世界でも奇特な存在で
同じような存在を探すのは中々難しいのではないでしょうか。
(例えでいうならヴェノムのクロノス?サバス時代のオジー?)

強烈過ぎます。
この人の顔(本人はコンプレックスとアンケートにありましたな)
そしてステージパフォーマンス、歌詞、決めは裏声、地声、ミックスボイス
この3種類を使い分けるオカルト感満載の歌。
これは容易くマネ出来ないですよ。
オカルトボーカルと取る人も居れば、お笑いに取る人だって居る。
が、レコードもライブも、歌声は腹の底にガッチリと埋め込まれた腹式呼吸で
ヘロヘロに聞こえても(そんな事言われた事あるかな)
ガッチリな発声法で強烈なメタルシャウト、そして歌を歌い上げます。

SABBRABELLS/ DOG FIGHT (from LIVE !!)


この途中で入れる「アイムフライ!」とかのベタベタ感も堪らないし
でも、そんな事をぶっ超える凄みを感じます。
この「ドッグファイト」は賛否両論あるようですが
私は好きです。

昨年アンセムのデビュー30周年?の為に開催された
「ヘッドストロングフェスティバル」
他にアウトレイジ、ダブルディーラー、そしてサブラベルズが出ました。
残念な事にキイチは出演しませんでした。
多くの人がキイチが歌うサブラベルズを聴きたかったでしょう。
ベースの宮尾氏やアンセムの柴田氏を交えて何度か話し合いの席が
持たれたようですが、残念ながら出演しませんでした。
勿論、内容を一般ファンは知るのが難しいですが
成功したライバルのアンセムとは対照的にメジャーデビューしたら
サブラベルズの凄みが薄れた、その他色々あり
キイチだけバンドに留まりメンバーは脱退、他のメンバーとの仲は
良くなかったそうです。でも大人になり交流の機会も有ったでしょう。
サブラベルズがヘッドストロングフェスに挑むリハーサルをスタジオで演奏していたら
同じスタジオ、別バンドでリハしていたキイチ氏がスタジオで
ヘルプのボーカリスト(リアライズのボーカル)と共にシャウトしたそうです。
喉がヤラれていていて以前の様には歌えない
・・そんな話も宮尾氏のインタビュー内で語られていました。

まあ、こんな存在感タップリで、正統派HMにサタニック感、オカルト感を足し
アンダーグラウンドでジャパニーズヘビメタルを開拓していた
インディーズの先駆者、サブラベルズ。
リアルタイムに一度、生で観てみたかったです。
(この埼玉会館でのライブでサブラの存在を知りました。)

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クインシージョーンズ 「S... | トップ | エピフォンレスポールのヘッ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (KANA)
2016-06-11 21:51:23
1stアルバムの再発盤を持ってますが、デビュー時はあの爆音スクリーム的なスタイルではなかったですね。キイチ氏がサブラベルズ解散後に日本のハードコアレジェンド、G.I.S.M.でベースを弾いていたのを最近知ってビックリでした。
返信する
KANAさん (太郎)
2016-06-11 21:59:54
その1stの再発版、聴いてみたいんですよ。
オリジナル版なんて手に入りませんしね。LPだし。
そんなレジェンドでベース弾いていたのですか。
今、中古車販売業と聞きましたが、
女の子ボーカルのJ-POPSバンドでギターを弾いていました
返信する

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事