ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

カスタム22売らない方が良いと言われる

2020年01月25日 | 楽器
世の中楽器をはじめ木工に関するワシントン条約による規制は
多くの業者を苦しめている事でしょう。そしてそれがエンドユーザーには
金額面でも大きな影響を与えますね。
インディアンローズウッドだけは楽器製作に限り伐採解禁された用ですが…
リーマンショクにワシントン条約、増税、その他、多々。

それを先日のYAMAHAパシフィカ611、612に感じてしまいました。
かなりのパーツが搭載されているけど、木材の質が昔より下がったかな、と。
私が持っているもう1万円位高いギターはLINE録りよりアンプサウンドで
重厚な音をしているときにいう事実、
木材の質が下がり、値段は高くなる。
DTMの進化やボーカロイドP等の台頭で楽器弾けなくとも沢山音楽出来る時代、
譜面を元にアイデアを即こなし編曲もするマニュピレーターの仕事の早さ。
コレは楽器売れない訳だ…と。

先日、ウチからは一番近い地元のアイランドヴィレッジ楽器に行ったのですが
使われている方には申し訳ないのですが
その店員さんはまずそこの大きな売りのTOPのメイプルの木目のグレードが下がり
バック材の傾向もイマイチ、売値は以前より高価。
勿論、プライベートストック等、自慢の木材を使用して良い音を出しているモノもありますが
コレは高価過ぎだろうなぁ。
製造時期が新しいモノが中古で売る時高値を出すのですが
今、業界が値崩れしているようでして。

で、私のカスタム22は絶対売らない方が良いですよ、と09年製、25周年アニバーサリーモノ
勿体ないと言われた事が2度。
基本24の方が買い取り高いのですがね。
その同じお店では廉価品を改造して使う方がレギュラー品よりお薦め出来るという店員も。
と、そのメーカーの名前はバレバレとなってしまいました。

ただギターヲタの福山雅治がジェイムスタイラーとこのブランドの現行品で
大きなバンドの中、アンサンブルで音が抜けると、長年の悩みが解決されたそう。
アリーナクラスで演奏し、ベテランのファーストコールもセッションミュージシャンを
沢山起用し、でバンマスに任せるという方式の中
エレキに関しては今のモデルだからこそ、大きなアンサンブルで音が抜けるというのも
何となくうなづけます。ただ氏もプライベートストックの木材ギターを数本セットしていましたが。
機材類も総入れ替えでしたが確かに、あれだけ多いバンドもセクションの中で
そのギターやジェイムスタイラー、スタジオエリートが抜けるという事は合点が行きました。

主要メンバーも独立し今の体制になった事で
逆にメリットが出てるケースの典型的にも感じます。
それも、2012年の話ですが。

が……高い……。
オワコンとも言われる現在の音楽界、
ビンテージブームが有った頃がまた戻ってくる時
どちらに高値が付くのか?興味あります。

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4 コメント

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Unknown (ES335TDC)
2020-01-25 13:44:25
太郎 さん


24フレット物の方が買い取り値は高いのですね。私は22フレットの固定ブリッジが好きです (^-^)。
トップの木目のグレードはともかく、バック材の質は音色に影響大な気がします。

因みに、音抜けに関しては色々な要素が絡むから難しいですね。ギター本体、電気の部分。
1990年代にエディやルークがやっていた、アンプ3台を使ってセンターからドライ音を出し、左右の2台からウェット音を出すセッティングを初めて知った時は本当に感心したものでした。
返信する
ES335TDCさん (太郎)
2020-01-26 00:08:38
こう書いてしまい、現行品ユーザーさんの顰蹙を買いそうな記事になってしまいました。
と、それだけ木材調達が難しいという困難なんですが。
マッカーティーは22fのモノが多いと思いますが、カスタムシリーズやCEシリーズは
24f、22fと種類分けしているのでフラッグシップモデルの24fの方が高いそうです。
トップ材もフレイムとキルトだと音が違う感じもしますが、グレードに関してはどうなんでしょうねぇ。
カスタム22fと24fって搭載PUが違ったりストップテイルピースのモノやアームのモノ
ジョイント位置とかなり違うので当然音色が変わるのですが福山雅治氏が抜けるというのは
何となく音がブライト気味になったからかな?と、勝手に推測しました。
と、エディーやルークはそんな凝ったセッテングをしていたのですか。
バンド等にギタリスト一人だと、よりその出力方法がやりやすいでしょうねぇ。
そのセッテングの方法や3色の音の使い分け見てみたいですね。
返信する
Unknown (Home In My Shoes)
2020-01-26 11:01:08
こんにちは(*´ω`*)。カスタム22、いいギターですねぇ。それだけで「売らないほうが」って思っちゃいます。

「楽器売れない」の話は深刻ですね。ギターマガジン買わなくなって久しいですが、表紙が70年代ギタリストが多かったので若いギター人口が増えてないのかなって心配に思ってました。

 お世話になってる工房のオーナーさんに「昔のギターがよかったってのは実際そうなんでしょうか」って聞いてみたら、「概ねそうでしょう。言ってしまえば今のヒスコレって昔のスタンダードですから。今はいい木が入りにくいのと、ギター本体とアンプで音作るようなことも少ないですしねー」みたいな返事でした。
 
 いい木が少ないなら新素材ギターって、いくつかあったような気もしますが、実際には定着してない感じ。ヴァンデンバーグが宣伝してた「アリウム」とか「どんなオールドよりすごい!」とか言ってたのに。
 
 太郎さんがパシフィカに感じられたこと、きっとその通りなんでしょうね (´・ω・`)。

 そういや、私の実姉がフルートなどの講師で生計立ててるんですが、「プロユースの楽器が20万円前後?エレキギターってものすご安いのね」って昔驚いてましたっけ。そりゃ、クラシックで使うようなもんと比べると、電気的加工の入力装置の側面もあるからねぇ、なんて返事したけど、それが一層進んでるのかしら。
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Home In My Shoesさん (太郎)
2020-01-26 19:13:49
震災後辺りにギターマガジン誌は表紙や方針を転換しましたね。
この福山雅治氏が表紙になった辺りから私は買わなくなっていきました。
おまけに近くの本屋さんが軒並み潰れるという現実もアリで。
ジェフベック等、語り継がれるギタリストの来日公演では若者も見られましたが
往年のHIT曲を持つアーティストのライブは圧倒的に中高年ですね。
日本では特にその傾向を顕著に感じますね。
その工房の方が仰られている所が真相だとも思いますね。
昨夜、クリエイションのライブ見てましたが竹田和夫氏のレスポールミニPUがバンバンに鳴っておりましたし。
私のモノも同じですがレスポールは肉抜きされておりますしね。
フラックスウッドや、アリウム等宣伝されていましたね。
と、本人がステージで使っている姿を見た事無かった、というのも…。
チト、ハイが痛い気がしました。
パシフィカで感じた事は概ね同じ感覚かもです。
が、現行品に関して気に入られる方もとても多いのも現実で。
地方から根性決めて渋谷に買いに来ていた方もいらっしゃいました。
渋谷の楽器店でもここの現行ハイエンド品は沢山売られていますし。
金管楽器はプロユースでは高いでしょうねぇ。3桁位見ても良いかもですね。
そういえば、以前一緒にやっていたバイオリニストは1864年のボディーを使ったモノを
メインに使用し1000万円以上で、保険にも入れておりました。
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