ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

ミルマスカラスvsマスクドスーパースター

2021年02月27日 | プロレス
信じていたモノに裏切られるのはショックで
後に嫌いになる事も。

写真はミルマスカラス本人から貰ったという覆面を
お借りしているプレミアモノなのです。
世がタイガーマスクフィーバーの中、
フェバリットレスラーを皆と同じにしたくない捻くれた私は
1世代上のミルマスカラスをヒーローとしていました。
私が見た頃はウェイト別にしても飛べなくなってきた頃です。
1941年生まれとも聞くので。
東京オリンピック、レスリング代表ボクシングの猛者という
肩書き。映画の世界でスターになりメキシコからメキシカンの多い
LAで大人気を得ていた、全米で成功したメキシカンレスラー第1号でしょう。
グレート小鹿はマスカラスからアメリカスヘビー級王座を奪っていますね。

メキシカンという人種差別を受け、肌にも触れたく無い扱いをされていたという
白人レスラー以外に起こる人種差別がまだまだ強い頃ですよね。
しかし、マスカラス本人のレスラー仲間からの評判の悪さを聞くと
幻滅してしまいました。年間ベストバウトに選ばれたvs鶴田戦、
流石の鶴田もイラついていたのではないか?と思ってしまいます。
相手の技を受けず、自分だけ良いカッコするレスラーとして評判と。
おまけにファーストクラスで来日し、私専用の控室は無いのか?と聞き
外国人担当のジョー樋口が激怒するワガママぶり。
小柄なメキシカンという事でバカにされて来たのか?
試合後大暴れするハンセンをエプロンでアームロックを離さない光景も。
そんなマスカラスも頭に来た鈴木みのるにぐちゃぐちゃにされたと。
年齢的に、もう還暦超えていたでしょうし鈴木みのるもレスリングの猛者ですし。
PRIDEでミルコに惨敗したドスカラスJrの仇を打とうと
マスカラス本人が仇を取ると激昂し、ルチャをけなしたドスカラスJrをスパーで
捻り伏せたとの逸話も、あくまでYouTubeでの中の話ですが
何処までが真相か?は決定づけられ無いのですが‥。


一方マスクドスーパースター。
新日本プロレスの常連外国人レスラー。ボロモンゴル。
普段は読書を好むジェントルマンだけど怒らせると怖いと。
アンドレvs前田のセメントマッチで、本当に前田を潰す気があれば
マードックかマスクドスーパースターに頼んでいたというシューター。
喧嘩が強い事でしょう。

そのシュートに強いマスクマン同士の対決として引っかかった動画。
興味有りました。
しかし‥

Mil Mascaras vs. Masked Superstar (1983/05/27)


メキシカンストレッチに慣れていないのか?
腕取りに苦戦しまくるスーパースター。
ペースを握れず、というかマスカラスの独壇場。
舐められたら終わりという米マット界を歩いて来たであろうマスカラス。
ホント、相手の攻撃を受けないですねぇ。
試合巧者のスーパースターがマスカラスの引き立て役に。
私、心でマスクドスーパースターをガチガチに応援してました。
信じていたモノが実は非常に評判が悪いという話に
後々YouTubeで観れるマスカラスの試合はプライドの高過ぎさ感じさせ。
小型レスラー馬鹿にするブロディーとのタッグマッチは
見事に噛み合いませんでしたね。お互いプライド高すぎて。

ブロディに手を焼いた新日本プロレス。
山本小鉄がブロディvsマードックで
「マードックがブロディーをどう虐めるか楽しみ」と
解説で本音を語ってしまった事が有りましたが
正直、似た気持ちでスーパースターがマスカラスを
どう虐めるか?と興味深々でした。
が、攻めあぐね、最後はダイビングボディープレスで敗れる
自分の元アイドルを倒してしまえ!という気持ちの方が勝ってしまいました。


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6 コメント

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マスカラス選手は…。 (凸椪)
2021-02-27 20:24:36
ミル・マスカラスを最初に目にしたのは、日本プロレス時代でした。人気と前評判の割には、外人側エースとしてトップを執っていた印象はなく、シングルでの対戦相手もセミクラスだったと思います。メキシコを転戦していた故・星野勘太郎あたりとは初めて視る本格的な“空中戦”の名試合をしていたと思いましたが、馬場とのシングル戦は視た覚えはありません(猪木とのシングルでの対戦はあったようですが…)。馬場の全日でも同様で、体格差とプライドの高さが災いしていたのでしょうか?ここでもシングルマッチでは鶴田やデストロイヤーとの試合くらいで、彼自身が保持していたIWA世界タイトルへ挑戦したのも、当時、国際プロから移籍して来たばかりのマイティ井上でした。
鈴木みのるにボコられたのは初耳でしたが、レスラーとしては自尊心が強過ぎたのでしょうか?
対してスーパースターは“受け”が好かったようで、サブに周っても好試合を見せていたかと思います。山本小鉄も彼の人格も含めて絶賛していたようで、プロ入り前には陸上の十種競技をやっていたらしく身体能力も抜群だと聞きました。一度、マスクを脱いで「ビリー・クラッシャー」なるリングネームで新日に参戦したのを蔵前で観た覚えがありますが、スーパースターの正体であることがミエミエで、観客席から「スーパースター」として声援を浴びていて笑いを誘っていました。
全盛期の時機がズレていたのもあるでしょうが、体格差も含めてガチンコだったらスーパースターはマスカラスよりは強そうに感じます。まぁそんな野暮なことは想像しても始まりませんが(笑)…。
返信する
Unknown (Home In My Shoes)
2021-02-28 23:23:58
いや、こういうカードがあったとは。体格差、けっこうなもんですね。マスカラスって、体重ではジュニアクラスだったんでしょうか?レスラーよりはビルダー的なシルエットなので、なんか大きくは見えるのですが。

久しぶりにマスカラス見ました(*´ω`*)。いや、スーパースターもか。

私、中1でブッチャー&シーク組対ファンクスを見てからのプロレスファンなのですが、当時はマスカラスよく来てましたね。でも延々のメキシカンストレッチ〜突然のフライングクロスチョップ(あ、次で決めるんだ的な)〜ダイビング・ボディ・プレスでのフィニッシュがいつも楽しくなくて(´・ω・`)。

序盤のストレッチが長すぎるって思ってたんですが、今思うに、相手の技を受けないから退屈だったんでしょうね。見せ場が少なくて。太郎さんの記事読んで得心しました(*´ω`*)。

しかし、作り上げたシェイプですね。ほんとすごいです。

スーパースター、いいレスラーですよね。どういう起用でも必ず応えますもん。実力者ですよね。

ブロディ対マードック、テレビで見てましたが、マードック強かったなぁ。ブロディ引き出しも息も切れ切れで。対するマードックは余力充分で、ドロップキックの相打ちなんて、ダメージ度外視の見せ場まで誘って。

あ、今初めて気が付きましたが、スーパースターもマードックも全日っぽかったから好きだったのかも(*´ω`*)。坂口と並んでの新日内全日(笑)。失礼しました!
返信する
凸樫さん (太郎)
2021-02-28 23:54:18
流石に日プロ時代はリアルタイムでないので分からないですが
鶴見五郎が日プロは技使わない怪獣みたいなのばかりと称していましたが
大型アメリカ人外国人レスラーがトップ、エース外人として扱われる中
日プロも全日本馬場も、初代タイガーがメインイベントに居なかったように
子供、女性ファンを楽しませる様な隠し味待遇に感じます。
全日本でのIWA王座戦は天龍とジプシージョー戦が有りましたね。
因みにカブキ本ではマスカラスのフライングボディーアタックを「あんなん受けられるか!」と
叩き落とし、試合後マスカラスは泣きに泣いた様で
次世代エースの鶴田や覆面対決でデストロイヤー達と当たったのかなと。
マスクドスーパースターは日米レスリングサミットでデモリッションズの一員として
馬場、アンドレチームの引き立て役をやっていた記憶が有り、それが最後に見た姿でした。
鈴木みのるはすっかり試合巧者なりましたし、親子程年齢差あるマスカラスに頭来た様です。
新日本で猪木と覆面と賞金をかけて戦った試合が有った記憶が有り
アメリカで対戦した時は素顔で対戦してましたね。タイツと技が同じなのですぐ気付きました。
紳士だったそうで、礼節を欠いた行動には制裁した事が高橋本の一冊めで触れられてましたな。
これがストリートとか控室だとスーパースター有利にも思います。
が、こうプロレスとなるとマスカラスの引き立て役になったのはため息モノでした。
返信する
Home In My Shoesさん (太郎)
2021-03-01 00:14:38
マスカラスの体は見事でカッコいいですよね。
そして相手の技を受けず自分の良い所ばかり出す試合だったので
少年少女にはよりカッコ良く見えたと思います。
この辺り、柔軟さが弟のドスカラスとは大違いに思えてくるというか。
子供の頃はマスカラスの来日楽しみにしていたのですがねぇ。
会場行けばマスカラスが投げるオーバーマスクが欲しくて欲しくて。
田園コロシアムでの鶴田戦、年間ベストバウトですが鶴田が一本取ったのは
ホント一瞬の間に奪って一本でしたね。3本勝負見ても
マスカラスの格好良さが引き立ち過ぎ、逆にニューエースでヤングボーイの鶴田が
対応して、鶴田を評価して年間ベストバウト賞‥にすら思えてきたりで。
マスクドスーパースターは藤波がMSGで戴冠したWWFインター王座の
初防衛の相手で藤波が勝てるのか?とかなりハラハラしてTVに噛り付いたりで。
基本的に猪木達に花を持たせる立場という役割にも思えましたが、
フライングネックブリーカーが印象深く、お金持ちの友人がマスクドスーパースターのマスクを
OJISANにオーダーしていたりで。
マードックも元々全日本常連外国人でしたね。引き抜き合戦で新日本に移籍しましたが
本人は全日本に戻りたくなっていたそうで。
ブロディー戦観られていましたか。私はYouTubeで見れたクチなんですが
ブロディのファイトに付き合いながら何か余裕を感じたというかで。
ヒロ斎藤がマードックの手のひらで踊ろされる感じだけどどれだけの闘っても疲れない
最高!の選手とラジオで語ってました。
そういえば、良くタッグを組んでいたマードックとマスクドスーパースター、
実は仲が悪い?的、お互いが入場前にそっぽ向く雑誌の写真が頭に強く残ってます。
しかし真正面からのショットでしたのでネタ作りのポーズかも?でしたが。
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Unknown (Home In My Shoes)
2021-03-01 00:43:30
常連外人マードックは色んなタッグパートナーがいたかと思いますが、アドリアン・アドニスとは試合以外では全く付き合いがなかったそうで、アドニスが小銭なくてもマードックに借りもせずも大変な距離を電車使わずに歩いたって記事をゴングかなんかで読みました。

まだ来日してた頃にこんな記事出るなんて、よほど仲良くないんだなーって。

マードックが「引退したら保安官になる」とか言ってたのが、プロレス的で良かったなぁ。
返信する
Home In My Shoes さん (太郎)
2021-03-01 02:47:11
アドニスともそうだったようですね。
マードックがアドニスと上野動物園行くからと
ウォーリー山口を誘いに来たけど山口は忙しくて行けなかった
それが最後の別れとなった‥と書いていた事が有り
他の本でも上野動物園らしき場所でマードックとアドニスが2人で写っている写真も有ったのですが
後になって2人は不仲と聞いて驚きました。2人ともプロレスの天才ですもんね。
周りに愛されるキャラで有ってもマードックのトンパチさに
嫌気さすレスラーや関係者も居たでしょうねぇ。ブッチャーは人種差別で苛められましたし。
マードックの葬式、集まりテリーファンクと師匠格のKカールコックスが居て
マードックの家族も皆笑顔で。マードックが明るいのが好きだからと。
テリーが「真面目にやればNWA王者だったのに。アイツ世話になったレスラーは凄く多かったんだよ」
と語る内容にほっこりしたモノでした。
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