「最強のふたり」報告会

せんと：お母さん、昨日レディースデイに、映画に行きましたね。

母：はい、「最強のふたり」を観てきました。
頸椎を損傷して首から下が麻痺してしまった富豪のおじさんと、
なぜだか介護人になってしまったスラム出身の青年の
実話の映画化ですよ。
あの青年、すごい心の広い人だよ.毎日きちんとお世話しながら、
だけど、けして富豪のおじさんを障害者扱いしないんだ。
感激したね～。友達を大事に扱ってるって感じ。
「俺はあんたの手足だろ？」って、そう言えるのはすごい。
富豪のおじさんも実にユーモアのある人だった。
だから上手く行ったんだよね、あのふたり。

ビニール手袋は予告編には出てきません。（笑）

母：それから、そういうことが念頭にあって
観たわけではまったくなかったのですが、
映画の中でビニール手袋が出てきて
「これで何するんだ？」って青年が聞きまして…、
そうだよね、首から下が神経がないんだもの。
セントくんどころじゃないんですよね。
食べるんだから出さなくちゃいけないんだもの…。
妙に親近感が…。（大笑）
でもさ、セントくんはそれ以外は全部普通だものね。
しあわせだよね～。
それに青年にとって、すぐにそんなことは当たり前なことになったんだよ。
だって生きるって事はそういうことだよね。

久しぶりのガムですよ。

るっく：まあ、うちも普通っちゃ普通だよな。
うんち、ちょっとくさいけど。
だいたい母さんのブログに最近ぜんぜんその手の話題がないだろ。
毎日の営みは続くけどさ、当たり前になるんだよな。

 せんと：いや～、なんとも。

 るっく：いいってことよ。これがうちなんだからさ。

母：ルック、あんた大人になったねぇ。（涙）

 るっく：まあ、たまには。

そう、歯が痛くて食べられなかったけど。抜いたからもう平気。

母：そうそう、映画の中でフィリップ（富豪のおじさん）の誕生日に
アースウインド&ファイアーの曲でドリス（青年）が踊るんだけどさ、
すっごくノルよ。では、みんなで踊りましょう！！サン、ハイッ！

 せんと：あっ、それはけっこうです。

 るっく：勝手に踊れ。

 母:そんなこと言って…アッキャーッ、
正座してブログ書いてたら足がしびれた…。動かん…。これが麻痺の感じ？

ふたり：……。