すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

アサニシマサ「8 1/2」

2013年11月16日 | 映画・テレビ・動画

8 1/2
Otto e mezzo

監督 フェデリコ・フェリーニ


出演者
マルチェロ・マストロヤンニ
アヌーク・エーメ
クラウディア・カルディナーレ

音楽 ニーノ・ロータ


公開
イタリア 1963年2月15日
日本    1965年9月26日

132分

この歳になると思いのほか眠い「8 1/2」2012年7月
から1年以上経ちまして ようやく 見終わりました

この映画は 映画館で鑑賞するのに適した映画で
自宅のテレビやPCで観るには適しません
多分 気が散る要素が満載の映画だからでしょう
この映画には 他に気が散る要素のない場とゆーのが必要なので なかなかに面倒くちゃいですね
いわゆる文芸映画とゆーんですか 疾風怒濤悩み多き青春の若者が好む映画とゆーんですか
そーゆー印象があったのですが
大人になって(現53歳)から観ると けっこー わかりやすい 身につまされるよーなことも結構あったり
文芸的なもんを抜いてもオモロイもんが一杯詰まってるエエ映画ですな





とにもかくにも 自分的には アサニシマサにはまりましたがな
サラギーナちゃんのルンバとか
W不倫のカルラさんは中尾芳恵ちゃん(僕が2人目に付き合った娘さんです)に似てるし
嫁ルイザのメガネとタバコがお洒落さんやし



グズグズでダメダメな大人を弁護する救済する方策の場を与えてるよーな内容を持ってたりします
まぁ マルチェロ・マストロヤンニは都合がイイですな
もっと破滅に向かえばイイのに
でもね スーツ姿のマルチェロかっちょええんです 何かにつけてスタイリッシュです
これが ほんまのスタイリッシュですな
39歳です めっさ若いですやん そやのに この貫禄
爪を噛む癖のあるダメ中年の役ですが
爪を噛む仕草に卑しさがありません 残念
自分もスーツの似合う大人になりたいと 嫉妬してまいまんがな





そして 毎度毎度の緊張と緩和、喧噪と静寂のフェリーニ節もそこかしおで炸裂
喧噪シーンはうざいけんど 静寂シーンを際立たせるため仕方ないんですな 辛抱します
グイドの幼少期のシーツにくるまれてジタバタしてるとこが好きです
そこで出てくるのがアサニシマサですから
後々 嫁の友人的な女子に「子供みたいに知りたがるし保証を求めすぎる」とキッツイこと云われるバックボーンですな
ほんまは サラギーナちゃんは もっと核となるトラウマなんでしょうが
後々のサラギーナの扱いが雑なのは残念です



静寂の中三番目の女クラウディアとの逢ひ引きの途中でスタッフの皆さんが喧噪引き連れてドタバタやって来て
ロケット打ち上げ台に連行されて
大喧噪の中 糞みたいな結論に達して そんなぁと思う間もなく
フェリーニの一大力技で大団円
これには毎回鳥肌もんですな
わかってても鳥肌もん ずるいずるいフェリーニ
お手てつないで円になって
幼少グルドの横笛で静寂に幕切れ
お見事! このラストはなんべん観てもお見事!としか言いようがありません
あのグズグズでなし崩しで御都合主義の結論が嘘みたいでんがな





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