【労組に何ができるのか】
日枝みたいな高齢者からみたら、いまの若者の労組なんて恐れるに足りずなのだろう。
職場に立て籠もるでもなく、放送を止めるでもなく、ヒステリックに叫ぶでもない。目の前のカネに群がっているアリみたいなものだ。
「嫌なら辞めろ」
「辞めさせても代わりはいくらでもいる」
「おまえの代わりに働きたいヤツはごまんといる」
団塊老人の手慣れた恫喝に屈せずにいられるならば、そもそも性上納問題なんて起こらなかった。反骨精神が、肝が、度胸がない。そのうえ、団結もなければ、矜持もない。腑抜けた世代だ。
「傷つけあうのは止めて、建設的な話し合いの場を持ちましょう」というのを、経営側ではなく、労組側から提案するようじゃあ、経営陣は何も怖くない。彼らは、「カネを握っている自分たちが、労働者の生命線を握っている」と思っているのだ。
そもそも、この「フジ社員が怒ってる」という報道すら、大衆のガス抜きでしかない。「フジ社員もまた被害者なんですよ」「彼らも怒っているんです」という見せかけのポーズだ、演技だ、大衆操作だ。茶番だ。
「(安定した生活を約束された)TV局員が(カネを握っている資本家の)経営陣に怒ってストライキ」などあり得ない。
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