完全フィクション

実在する人物・団体とは一切かかわりがありません。

「おひとり様」が許される年齢

2025-02-24 21:30:11 | 日記
【向かいの席の親父 見苦しいね
 独りぼっちで 見苦しいね
  ビールをください ビールをください】

「おひとり様」っていうのが、みっともなくない年齢っていうのがあると思うんだ。
若いときに、私生活が充実してると、おひとり様っていうのはみっともなくない。張りがあるというか、充実しているっていうのは、なんとなく許される雰囲気をもっている。本人も「仕方がなくおひとり様」という悲壮感がなく、「独りを楽しんでいる」という空気をもっている。
これが、「仕方がなく独りでいる」という孤独感があると、みすぼらしいというかみっともないというか悲壮感があるというか、貧乏くささが滲み出る。実際にカネがあるかとか、仕事をしているかどうかとか、収入額がどうこうではない。

学生時代から20代独身時代までは、「独りで気兼ねなく楽しむ」ために、1人で焼き肉でも、映画でも、回らない寿司のカウンターでも回転すしでも、ファミレスでも行った。回らない鮨は店によっては、独りを経営上から歓迎しないところもあれば、板前の態度(価値観)として独りを相手にしようとしない店がある。もちろん、独りでも歓迎の寿司屋もある。
学生時代の友人のなかには、「独りでご飯とか恥ずかしい」「独りで映画とか友だちがいないみたいで恥ずかしい」みたいな考え方のもいたけどさ。

これが年齢がいくと~世間的に「親父」な年齢になると、独りがみすぼらしく見苦しく、哀れになる。
孤立感が増す。
若者の独りは「たまたま独り」な感じがあるけれど、中高年の独りは「誰もいない」ようにみえる。

まぁ、あとはいつも家族と過ごすようになると、独りでいるのが寂しくなるねぇ…。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿