カバと思ってたらサイ

両親を見送って1年。終活って残された人のためにちゃんとせにゃ。と実感つつ、両親を送るまでの日々を時系列に綴っていきます。

リタイアしたらずっと暇

2023-11-04 10:51:42 | 日記
八朔です。

三連休いかがお過ごしでしょうか。私はどこかに日帰りで行こうかなんて検索して1日終わりました。このまま検索して3日終わりそうです。


さて。

父と母ですが、入院のタイミングで別々の施設になったまま離ればなれに暮らすようになっていました。

もともと、父はずっと単身赴任で家にいなかった人でした。
子供の頃から母と妹とほぼ三人暮らしで、私も妹も独立して出て行ってからは母一人暮らしで趣味を広げて油絵やったり水泳やったりとのんびりしていたようです。
父が定年退職して戻ってから、はじめて二人暮らしをはじめたような夫婦で
父は
「ママの迎えにいかなきゃ」
と、趣味には参加しないが、迎えにはくるという母の回りをうろつく男になっていました。
「パパもなにかやればいいのに」
「俺はママが趣味だ」
きもっ。

男は老人になってから1から趣味をはじめたりはしないものなのか。
仕事がないと、やることなくて、妻に執着するのかねー。
我々も老後に何かできることを準備しとかなきゃと妹と飲んで話した記憶があります。
己の無趣味に気づいて焦る姉妹。

ま、そんなママ趣味の父なので、
「会いたいなー。元気にしてるか。」
と言うので、外出届を出して車で母の施設に連れて行ったりしました。

母の方も娘の名前は呼ばなくなっていましたが
「パパ」
とは言ってたので、なんだかんだといい夫婦だったのかも。

母のサ高住は新築で個室だったので
「きれいで広いなー」
自分とこの老健とだいぶ違うのが気になっていたようで。汗
ただ、父は病歴が結構あるので、ここでの受入れは無理でした。

一緒にはさせてあげたいけど、一緒にできるところをまた新たに探して、二人分の手続きをする時間を考えると無理。
とりあえずはたまに会わせるから勘弁してちょ。と、いうのが限界だったなー。

そのうちコロナで普通の面会も無理になって、父と母が手を触れあえたのはあの時が最後だったと思うとしんみり。



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