SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

クリックひとつで終わる世界

2005-04-20 11:35:51 | 
今日もまたひとつ、世界が終わる

みんなの世界が、君と僕だけの世界が

クリックひとつで世界が終わる

簡単なモノさ

積み重ねた言葉たちは

もうこの世にはない

永遠に失われた言葉たち

それを惜しいなんていうのも身勝手

消したい過去なのさ

そして、消しても消せない喪失感を抱えてゆくんだね





屋上から見上げたもの、見下ろしていたもの

2005-04-20 11:00:59 | 
高校生の頃、よく授業をさぼって、

屋上から空を見たり、

隣の、今は亡きホテルニュージャパンの廃墟を眺めたり、

皇居や日枝神社の緑を見遣ったり、

したものだ。

それでなければ、数学の授業中、早弁したり。w 

(野球をやっていた僕は、足りないのでお弁当を二つ持ってきていた)

その先生は全く生徒を見なかった。黒板と教科書しか見ていなかったか

ら・・・。今思えば、なんて失礼な生徒なんだろうと思う。出席取ったら

後ろから出ていって図書館に行ったりもしたな・・・。

理系が全くダメだったので、いつもテストは一桁だったなぁ。

そのかわり、国語はできたけれど。各社から出ている教科書を教官室か

らもらってきてはひたすら読んでいた気がする。(野球部を嫌ってた先

生も私は認めてくれていたようだった。)

そうだ、なぜか私の席の横には本棚があったっけ。教室のはじだったか

らよかったけど、真ん中だったらさぞ異様だったろう。

当時の自分はどんなヤツだった・・・?

授業中は、寝るか、弁当食べてるか、読書してるか。

クラスの和に入らず公然と孤立してたかな。

授業が終われば、ひたすら走りこんだり、投げこんだり。

ピッチャーというポジションもよかった。半ば個人種目みたいなものだ

ったし。あの学生特有の無意味に「群れる」心理がいやだったのだ。

でも、野球部は心地よかった。そんな私を認めてくれて自分の居場所が

あったから。

和(輪)の端っこで、馬鹿騒ぎするのを快活に笑って、ときどき毒を吐

く私。


取り止めのないかたちで高校生活を振り返ってしまった・・・。

何故、今、これを書く気になったんだろう。

日比谷高校で過ごしたあの三年間は、私のなかでとても重要な時期だっ

たんだ。









昇天

2005-04-20 09:43:18 | 
子供の頃の集中力の高さが、惜しい

何故、あれほどまで没入できたんだろう

もうだめだ

ふやけて

ぼんやりして

散漫で

いい加減で

軽薄

移り気

軽佻浮薄


かくして僕は、拡散してゆく

散らばって、とっ散らかって、いなくなるんだ


ラデュレの衝撃

2005-04-20 00:48:01 | 
ついに、ラデュレのマカロンを食べてしまった。
ああ、きっと、これ以上のものはないだろう。
メゾンデュショコラのショコラを食べたとき以来の感動。
いや、それ以上。
だって、巴里にしかお店ないし・・・。
何が違うって?
表面のカリカリ感が今までないほどしっかりしていて、ガルニチュール
のフレーバーは巴里の香りが。
ああ、憧れの巴里・・・。
アーモンドプードルが違うのか、焼きの温度も違う、具体的にはわから
ないけれど、素材の違いは勿論、巴里のあの風土で焼いたんだと強く
感じる。
今日、春の柔らかな気候にほんわかしながら、両替をしに新宿伊勢丹
の方へ歩き、新宿通りを渡りながらそんなこと考えてたら、日本と巴里
の「差」にぞっとするほど感動して、鳥肌が立つほどの戦慄を憶えた。

「巴里に行きたい」

いつかは行けるかな。

日本で、フランス菓子を感じられるのは、オーボンヴュータンだな、と
改めて感じた。焼きの入れかたと、いい意味での荒々しさ。
とりあえず、ここでじっくり予習しよっと。

日本の西洋菓子は良く言うと上品で、繊細で、その点では世界一かも
しれない。でも、本場はその分を補って余りあるほどに、強烈に個性的
で、しっかり作っている、芯が通っている、意志の強さを感じる。プライ
ド?

日本のスイーツも世界レベル(=フランスレベル)に達したと言われる
昨今、まだまだ「差」は大きい。
「差」は埋められないものもある。風土や素材は仕方ない。
日本の菓子の歴史だって長いんだ。和も洋も取り払って、進むべきな
んだろう。
そう考えれば、辻口さんや青木さんの進んでいる道は、間違いなく真っ
当な針路を取っているだろう。物珍しさだけでなく、日本の風土と素材
を生かして創るべきなんだ。フランスやウィーンでは出来ないモノを創
るんだ。


あぁ、そう考えれば、なんだってそうじゃないか。
ぼくには僕の生き方が、行き方が、逝き方があるじゃないか。

そ、あなたにだって。

殊更、照れることはない。
人の顔色窺がってる場合じゃない。
自分のココロとカラダで感じたように生きればいい。
むつかしいことはないんだ。
単純に行こう。
単純に移行。
単純に憩う。


最後に、数々のお土産を買って来てくれた天使に尽きぬ感謝を。