SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

『ピアノの森』連載再開♪

2005-04-14 01:34:30 | 
長かった、2年以上待っていた。

連載誌の「アッパーズ」が休刊になったことすら知らなかった。

半ば諦めていたところ、「モーニング」から連載再開の情報が!

よかったぁ。待っていればいいことありますネ。

森のピアノをめぐる二人の若きピアニストのお話。


ピアノの森―The perfect world of Kai (3)

講談社

このアイテムの詳細を見る


あと、もうひとつ音を失う天才ピアニストのお話。手塚治虫文化賞優秀

賞だそうです。

この作品も素晴らしいですよ♪

神童 (1)

双葉社

このアイテムの詳細を見る

ふらっと

2005-04-14 00:51:25 | 
ふらふらっとして

フラットにして

半音下げて


僕は、一枚一枚脱いでいく

こもった熱を放散する

ひとつひとつ、捨てていく

ポケットから出して

たいして確認もせず

ポイポイっと


フラフラっとして

フラットにして

半音下げて


まっさらな視線で

もう一度この世界を見てみようよ



届いたものは

2005-04-12 02:50:43 | 
吉増剛造詩集

角川春樹事務所

このアイテムの詳細を見る


岡崎京子―総特集

河出書房新社

このアイテムの詳細を見る


花のうた

角川書店

このアイテムの詳細を見る



全く一貫性がない気がする。

でも、少なくとも自分の中では、まとまっている。

「アマゾンから届いた」って言うと、なんだかジャングルの奥深くに

恐ろしく広大な本屋があって、そこから送られてくるのを想像してし

まう。可笑しい。w

花蛭

2005-04-12 02:35:33 | 
冷たい雨、そして風

花に嵐の喩え

樹皮にヒタヒタ張り付く花びら

声が、聞こえる

もっと咲いていたかったのに

何故、無理矢理引き離そうとするの?

言い知れぬ恐ろしさに震える

足元に這い上がってくる蛭だ

私は早足で、逃げ去った




おかげさまで、一年経ちました

2005-04-11 14:07:24 | 
2004年4月11日、

「物語の始まりにはちょうどいい季節になっただろう」という記事で

私のブログは始まりました。ブログを始めてから、私の生活は一変し

ました。多くの人がそうであるように。それを修正しようとしたり、

しばらくお休みしたり、いろいろ思考錯誤やってきましたが、依存は

続いています。

「もういいか、一年続けてこれなんだから・・・」

という思いです。

この一年、刺激的なことばかりでした。

幅広い年代の方と交流できたよろこびは大きいです。ほとんど、年上

の方ばかりのような気がしますが。w

今年、三十路に足を突っ込む私にとって、先輩方のコメントは本当に

有り難いものでした。

そしてごくわずか?の年下の方々、こんな人間でもどうやら生きている

ということを知って、反面教師にしていただければ、幸い。

最後に、こんなブログ漬けの毎日を温かく見守ってくれている奥さんに

感謝。ちなみに当ブログ初コメントは、奥さん。w

下記は、一年前の初記事です。



青空にはフリッパーズが、良く似合う。4月、・・・特に5月なんだけ

れど、天気のいい日には、フリッパーズのシングルスを出来る限り大き

な音量で聴きたい。窓は開け放って!昼間からビール飲みながら!

車の走り去る音、子供の話し声、ホップの香り、青すぎる空。

さて、近所の美味い蕎麦屋で蕎麦を手繰って、自由が丘に行ってケー

キ食べに行こう!



なにも変わってないじゃん・・・。

こんな私ですが、みなさま、今後ともよろしくお願いいたします!

今年の目標は、「会う」です。

実際、皆さんに会ってみたい。会ってお話してみたい。ただし、私は、

お話するのが苦手です。ドキドキ。

JMB連携TB企画 第38弾 /Just Spring!

2005-04-11 13:28:12 | ビルエヴァンス
春といえば、エヴァンスでしょう!♪

ザ・コンプリート・リバーサイド・レコーディングスのディスク-3収録の

 1.SPRING IS HERE
 3.COME RAIN OR COME SHINE
 5.BLUE IN GREEN
 8.SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
 9.WHEN I FALL IN LOVE
10.ELSA
11.SWEET AND LOVELY

を2:30からずっと流してる。かれこれ半日。

DISC-3は『Portrait in Jazz 』と『Explorations』の一部が入っ

ている。


春の生ぬるく、気だるい雰囲気、華やかさに潜む虚無。

または、春の雨に咲き落ちる桜の花。


この選曲に「枯葉」を入れると、一気に秋になってしまうのでやめた。

でも、枯葉が散るのも桜が散るのも同じだし、枯葉と桜吹雪もこのテイ

クのイメージだと嘘みたいに散る様が想像できる。・・・いやいや、や

はり、花びらというより葉が落ちる強いタッチの演奏。春ではない。

というわけで、 1曲目に、「SPRING IS HERE」がある、本盤が、

Just Spring!

ただし、編集しないとね。






ザ・コンプリート・リバーサイド・レコーディングス
ビル・エヴァンス
ビクターエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る

2005-04-10 03:54:22 | 偏愛
私の中には3本の軸がある。


太宰治

ビルエヴァンス

フリッパーズギター(小沢健二・小山田圭吾)


頭の中は、彼らのことでいっぱい

私の嗜好は、この二人と一組から、ほとんどすべて派生してきたもの

ばかりだ。

いまさら・・・。自己紹介みたいになっちゃったなぁ。

Lennon = McCartney

2005-04-10 03:38:12 | 小沢・小山田
僕にとっての、Lennon = McCartneyは、小沢=小山田だ。

なんて言ったら、ビートルズ世代に怒られるかな。

てか、誰?ってことにもなるかも。


ほんとのことが知りたくて
嘘っぱちの中旅に出る
イルカが手を振ってるよさよなら
真珠と眠りと向う見ずを
逆さに進むエピローグへ
君がわかってくれたらいいのに いつか

「DOLPHIN SONG」


散り乱れ

2005-04-10 02:55:16 | 太宰
太宰さんの「春昼」という随想に、

「あたし、桜を見ていると、蛙の卵の、あのかたまりを思い出して、―」

「僕は、食塩の山を思い出すのだが。」

「あたしは、真白い半紙を思い出す。だって、桜には、においがちっと

 も無いのだもの」

というようなやりとりがある。「風流とはいえない」と太宰さんは言っ

ているが、私も、桜があまりいいとは思わない。風流がわからないのだ

ろうか。

満開の桜は、なんだか、嘘っぽい。虚しくなる。

そうだ。「富嶽百景」ではないけれど、「風呂屋のペンキ画」のように

「おあつらえむき」すぎるんだ。

至るところで、桜は満開。でも私は、浮かない気持ちで、下を向いて歩

いている。ひねくれ者め。

あと数日後には、散る。散った花びらや枝に残された萼も「わろし」と

思わずにいられない。こんな風に書くと桜が嫌いなのかと思われてしま

うけれど、そんなことはないのだ。

一番好きな桜の姿は、花が散り、萼も落ち、若葉が萌えてくる頃だ。

なんだか、ほっとする。

そうだ、君を待っていたんだよ。




時間が、ここに、在る

2005-04-09 13:48:34 | 
なんということだ

ここに豊かな時間が横たわっている

私の前にゆったりと微笑みを湛えつ

茫然として見遣る

これを仕合わせと言わずしてなんと言おう

焦る

この時間よ

大いなる時よ、私はあなたをどうしたらよいのか?

焦る

落ちつけ


過ぎてゆく前に

あなたと一緒になりたい

逃げないで!

時を引き止めるために人は酒をのむか?

なだめすかして

時の波を感じて

ココロを澄ませて

そっと、乗る

落ちないように落ちないように

これを祈りというのか

他に為すべきことを知らない


「色」んな本を読んだ

2005-04-09 03:26:01 | 
珍しく本棚を物色して、取り出した本は、

岡崎京子 『リバーズ・エッジ』

金子幸彦 『ロシア文学案内』

おーなり由子 『きれいな色と言葉』

近江源太郎・ネイチャープロ編集室 『色々な色』

筑摩書房(第十一次)『太宰治全集13 草稿』

『リバーズ・エッジ』は何度読んだだろう。

今回この作品の価値がやっとわかってきたと思う。

手塚治虫以来、と言われた才能にピンと来なかったが、ようやく納得。

確かに手塚以降、90年代の旗手だったのだ。あの時代の閉塞感が

痛い。

そして、それだけに留まらない普遍的な「熱」を感じた。

他の本はパラパラめくるだけだった。

ロシア文学案内は、プーシキン・ゴーゴリ・ドストエフスキー・チェ

ホフの項を読む。太宰全集は年譜を。

おーなりさんと色々な色は、灰色のココロを鮮やかに染めてくれた。

色のある夢、見られるかしら。

きれいな色とことば

大和書房

このアイテムの詳細を見る