SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

太宰さんの憧れと現実

2005-07-20 03:49:56 | 太宰
私は、純粋というものにあこがれた。無報酬の行為。まったく利己の心の無い生活。けれども、それは、至難の業であった。私はただ、やけ酒を飲むばかりであった。

~「苦悩の年鑑」

でもね、太宰さんは求め続けて、ボロボロになったけれども、だからこそ

あのような澄みきった言葉たちを生みつづけたんだ。




それを祈りと言っても、運命と言っても構わない

2005-07-20 01:55:25 | 
萎えてくる

自信がない

圧倒的に自信がない

よく30年も生きてきたと思う

弱いんだ

弱すぎる

どうしてこんなになってしまったんだ

逃げてばかりいる

いつもいい訳ばかり、考えている

もう永遠に、見込みのない男かもしれない

期待外れ

罪、という言葉さえ、浮かぶ

こんなことを書くのは、

ただ甘えているだけなんだということを知りながら・・・

でも、書かずにはいられない



いやらしさ

進歩のない

まるで進歩がない

退歩

退却

誤魔化し誤魔化し、生きている

醜い、うめき

不適格

失格

余計者

こんなことを書き連ねる、卑怯な濁ったココロ

そうして裏切るのか

愛する人たちを

小心ゆえに

勇気とは何のことだろう

なぞ、この期に及んで言い放つ

鉄面皮

救いようのないヤツだ

なんて、言って恥かしくないのか

自分の言っていることの厚顔無恥を知るがいい

と責めて見せる、これもまた、計算どおり

うふふ

こんなモンで、

懺悔したつもり

またぬかるみ道へ

舞い戻る

愚鈍

眠たげなポチ

のほほん顔

上手に書けたかしら

こんな調子で

私は、私の醜さを、てんでわかろうとしないんだ

告白の限界



あー、すっきりした!!!

スプーンひとさじ

2005-07-19 15:09:03 | 
軽く、ひと匙でいいの

それだけで、何かを変えてしまうほどの

チカラを生み出すことがあるんだから

そのひとことが

そのさりげないひとつの動作が

わずかにあなたに触れることが

またはオモイを凝らすことだけでも

なにかを変えることができるのだと

信じて

いるんだ


おかしい?



魔法を信じて

ポケットの中で

かけられる魔法を

その指先で


見えないモノは見えないのさ

でも信じることはできる

ほんのわずかな勇気を

起こして

奇跡を

起こして

それは

なにも大それたことじゃないんだから



一日の始まり

2005-07-19 07:58:24 | 
一日の始まりは、朝だとは限らない

夕陽が沈むころでもいいし

月が東の空に顔を出したときでもいい

僕が目を醒ました、そのときでも

あなたが眠りについたときでも

いいのさ

そんなふうに考えたら

少しは

楽になったかしら


失って、得るもの

2005-07-15 03:45:48 | 
私は、今まで6つのお店を渡り歩いてきたけれど、そのうち2つは

もう、ない。

私の中で、一番大事だった自由が丘のお店のことは、目をつむれば、

ありありと、細部まで思い出せる。

いつもヒマで、掃除ばかりしてたからさ。

そのお店がなくなった悲しみと感謝を込めて書いたのが

「くじら、ねこ」というお話で、

今もあの店があったらきっと生まれなかっただろうことを考えると、

なくして得るものもあるのだなぁと、しみじみ思う。

悲しいことだけれども。


木洩れ陽

2005-07-15 03:35:49 | 
きれいでしょう?

ね?

深呼吸して






必要なものなんて

そんなにないでしょう?

こんな光が射す

今が

あれば

欲しいものなんて

他にないよ

シンプルに

単純に

愛という単一神のもと

笑っていられたら






その涙を振り払って





こんな事ばかり言ってる

私の

おめでたさも

笑えるでしょう?

昇華

2005-07-14 04:33:54 | 
ずっと眠っていたい

海の底で

静かに

音もなく


起こさないで欲しい

話しかけないで欲しい

見ないで欲しい

そっとしておいて

窓を開けないで

扉は閉めておいて


光も射さない

暗闇で

安逸を貪る


そんな僕を起こしたのは君だった

勝手にカーテンを開けて

窓を開け放って

外気が容赦なく入りこむ

眩しい

ほこりが舞う

クラクラする

僕は、外に出たくないんだ

なんでこんな事をするんだろう

僕は何もしていないのに

じっとしていただけなのに

息も殺して・・・

わざわざ、何故?

無理矢理、外へ連れ出すの?

阿呆みたいに笑って引きずりまわす

汗が出る

疲れる


もう止めて!


疲れ果てて、座ったベンチで飲んだ水と、見上げた空は

あの世界では味わえなかった

美味しさと美しさだったんだ


父の日

2005-07-14 03:27:58 | 
父の日に贈ったクリコのドゥミセック。

先日帰ったときに、飲ましてもらいました♪

感想。シャンパンはやはりあまり甘くない方がいいのね。

これは、デザートに合わせるといいんでしょうね。

風に抱かれて

2005-07-13 16:51:14 | 
多摩川の土手を歩いて、思い出した

ああ、そうだ、この風だ

この風が足りなかったんだ

だからこの風の匂いを、ソムリエみたいに味わってる

すると風が簡単な挨拶をしてくるんだ

僕を一瞬包み、撫でて、通り過ぎる

深呼吸する、ココロ一杯になるまでね、何度も