その手から 2005-07-13 16:05:30 | 文 今、そこにあるモノに触れてみて 見えるものも、見えないものも 撫でて さすって 抱き締めて 包んで その手が、指が 指揮者のように 気持ちを共有させる 緩やかな時を生む 安らかな空間を創る
祈り 2005-07-07 00:44:24 | 文 祈るほか、何もできない自分がもどかしい すぐに飛んでいけない自分の不自由がいらだたしい 祈りは、届くか? 内臓はくずぐずに腐っているようだ 頭は重く、足取りもあやしい ココロが雨漏りしている どうしたらいい
太宰さんと落語 2005-07-03 04:23:48 | 太宰 太宰さんが落語を好きだったのは、有名。 数少ない蔵書の中の一冊だったそうだ。 江戸文化への憧れと、自分の中の口承文芸・文化の血統を感じたゆえ夢中になったのであろう。 太宰さんの作品を高等落語などと評した人もいるくらいだ。 高等も下等もない、落語だったら落語でいいじゃないか。 「文学」だからって「高等」なぞと気取る姿勢は好きではない。 口承、口伝え、これは日本文学の根幹ではなかったか。 漱石も太宰も落語が、大好きだった。 その漱石と太宰は日本で最も読まれている作家だということに、日本らしさを感じる。 この二人が読み続けられるなら、日本は大丈夫、そんなことすら思う。
「くじら、ねこ」に「序」をつけるとしたら・・・ 2005-07-02 11:50:37 | くじらねこ 眠れないのは、なぜかしら? ミルク不足のせいかしら? 鍵盤に、オモイのチカラが足りないのかしら? 美味しいビールを味わう13分すら、取れないのかしら? 珈琲の香りが、心地よく感じられないからかしら? 大丈夫 絡まった糸を、深呼吸してから、ほぐしてみよう いや、なに、解けなくったっていい すこし、ゆるめてみよう
掬いの神 2005-07-02 11:31:23 | 文 逃げるにも、勇気がいる そんな勇気さえない 沈みそうになるのをこらえることができるのは あなたの笑顔のおかげ 私は、知っている あなたの笑顔を たとえ逢ったことがなくっても いつもの笑顔でも すべての笑顔が、私を生かしている そんなあなたの笑顔のもとに幸あれ!
あたらしい いちにち 2005-07-02 11:03:54 | 文 おだやかなあさ あつくもなく くうきがおちついついるのが、わかる かぜが、ふく ほっ、とタメイキをもらす かすかに、あめがふっている ココロのいちをちょっとひくく、してみる
ココロを軽くするモノ 2005-07-02 10:59:16 | 太宰 けれども芸術は、薬であるか、どうか、ということになると、少し疑問も生じます。効能書のついたソーダ水を考えてみましょう。胃の為にいいという、交響楽を考えてみましょう。サクラの花を見に行くのは、蓄膿症をなおしに行くのでは、無いでしょう。私は、こんなことをさえ考えます。芸術に、意義や利益の効能書を、ほしがる人は、かえって、自分の生きていることに自信を持てない病弱者なのだ。 ~太宰治 「正直ノオト」 小説然り、映画然り、絵画然り・・・。 太宰さんは、他のエッセイで表現者側にも、 「芸術的雰囲気は厳に慎むべきである」 「描いている本人が楽しんでいない、よろこびがない」 というようなことをいっている。 目的がないとダメ? 何か「利」となるものがないとダメなの? ただ、単純におもしろければ、たのしければいいのではないの? 僕らは「何かのため」を求めすぎるのかもしれない。
ご褒美 2005-07-01 08:48:17 | 食 モンドセレクションで金賞を取ったらしい、モルツ ザ・プレミアムです。 上品なビール。外国人も美味しいって言うのもうなずける。 ホントはスーパープレミアムの方が美味しいんだけど、最近見かけないなぁ。 CDは、フィッシュマンズの『Oh!Mountain』 7・8月はビール月間、発泡酒やビールまがいのものは極力飲まないぞ!
My Favorite Menu 2005-07-01 03:06:38 | 食 お気に入りのメニュー、誰にでもあるもの。 そのために、お店に行く。そんな大好きなメニュー。 他のどこにもないその空間で、ゆったりできる時帯、とっておきを味わう至福は何にも換え難い自分だけの特別。 そんな素敵な出会いもあれば、別れもあります。 ひそかに好きだったメニューがなくなってしまったときの悲しみったら! 思わず「なんでなくしてしまったんですか?」とスタッフに問い詰めてしまったり。 でも、大丈夫。 新しいメニューは次々に生まれ、その中で運命的な出会いが、目が覚めるほどの衝撃が、あなたのココロを 揺さぶるはず。