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映画を見終わったあと、ふらりとゲームセンターに立ち寄る。
大型商業施設なんかだと、映画館とゲームセンターって、たいてい隣接している。
この日映画を見た中間市の商業施設は、階下がゲームセンターになっている。
とくに目的があるわけでもないが、クレーンゲームなどプライズマシンを物色する。
かんたんに取れそうなもの、めぼしいアイテムがなかった場合、今度はガシャポンを物色する。
ガンダムやポケモン物を中心に、なにか面白いものはないかと物色する。
そこで目についたのがストリートファイターのフィギュア。
しかも、ストリートファイターⅡやZEROシリーズのラスボス、ベガ オンリーの!
ちょ・・・なぜいまになってベガ!?
続編でギルやセスが登場しても、ヤツらは人間味も愛着もまったくない。
やっぱりストⅡシリーズのラスボスはベガ様に限る!
豪鬼登場以降、しばしばネタキャラ扱いされているが、
その辺も含め、多くのファンに愛されているキャラクターなのかもしれない。
これはひとつ欲しいな。
ザンギエフ使いだった自分は、個人的にベガに愛着はそこまでない。
ストⅡリアルタイムプレイ時は、恐ろしいラスボスといったイメージしかなかった。
まずその見た目。
当時まだ記憶に新しかった映画、“帝都大戦”。
その恐ろしい敵役、嶋田久作演じる加藤保憲を彷彿とさせる姿。
友達もみな、ベガの姿を見るなり、「帝都大戦やん!」と口々に言っていた。
ストⅡ時代には黒目があったベガ様。
いつしか白目になった。
強力なホバーキックや、ダブルニープレス、
ふわりと飛んだかと思うと、頭上に急降下してくるヘッドプレス。
ガードしてやり過ごしたかと思えば、さらに追い打ちしてくるナイトメア。
陸からと空からと、絶え間ない怒涛の攻撃にどんどん体力を削られる。
ガードで固めると、すかさず投げに来る。
サイコクラッシャーアタック。
あっという間にピヨらされ、ピヨればすかさず投げにくる。
残り時間が少なくなってくると、連続で放ってくる強烈な必殺技、
サイコクラッシャー・アタック!
ストⅡをリアルでやっていたあの当時、
その見た目とともに、ベガは恐怖そのものだった。
大人になって攻略方が判ると、ザンギエフでも苦労せずに倒せるようになった。
四天王二番手の、バルログの方がよっぽど脅威だった。
あいつは、ジャンプ攻撃とスライディングがチートだし、
残り時間が少なくなると金網に張り付いて時間稼ぎしてくるから本当に腹が立つ。
ベガたち四天王は、ストリートファイターⅡ’(ダッシュ)から使用可能になったんだっけ。
ストⅡであんだけ脅威だったヤツらも、実際扱えるようになると弱い。
ボスキャラだったんだから、CPUに補正がかかっていたのだろうが、
いざ自分が使うとなると、激しく弱体化されていてがっかりした。
FFⅣのゴルベーザのように。
ボコボコにされた哀れなベガ様。
そんなベガ様、溜め技主体で使いずらいのでほんんど使ったことがない。
これはバルログやバイソンらも同様で、
ストZEROシリーズでもサガット以外は使わなかったし、
ストⅣでは、四天王には触れてもいない。
だもんで、ほとんど愛着はなかったのだが、
このガシャポンを見て、ひとつ欲しくなってしまった。
だってさ、今さらベガ様だぜ?
シュールすぎるもの。
しかもデスクトップコレクションって・・・。
サイコクラッシャーに・・・
価格は300円。
ひと昔前なら高っ!って思える価格だけど、
今となっては、そう高くもない価格。
プライズマシンで何もゲットできずに500円失うよりぜんぜんマシ。
100円玉3枚投入してハンドルを回す。
おっ!
カプセル越しに中をのぞく。
出てきたのは赤い個体。
よかった、ノーマルカラーが出てくれた。
青だか緑だかよく判らない色した2Pカラーだったら嫌だなあ・・・って思ってたんだよな。
中身は帰宅してから確認する。
ヘッドプレスは解る。
出てきたのは、ノーマルカラーの勝利ポーズ。
このラインナップのなかじゃ、一番人気ではなかろうか?
ただ、自分はマイナー技のデビルリバースが欲しかった。
だってさ、デビルリバースだぜ?
ヘッドプレスやサイコクラッシャー・アタックがラインナップされるのは解るが、
初期からあった技、ダブルニープレスやナイトメアを差し置いて、
スパⅡから追加され、スパZEROでオミットされたマイナーな技、
デビルリバースがラインナップされるなんて。
なぜデビルリバースをラインナップに?
しかし、小っさいな・・・。
これで300円か。
フィギュアも高騰しているもんだ。
ひと昔前はこの3倍くらいのサイズが300円くらいだった。
今じゃそれらが、500~800円もするもんな。
全高5cmにも満たない。
かなり小さい。
ガシャポンのフィギュアのみならず、ふつうのフィギュアも高騰している。
1/7スケールのキャラクターフィギュア、1万円前後が主流だったのに、
今は1万円超えは当たり前。
凝った台座や要らないエフェクトパーツが付いて、平気で2万円くらいする。
コレクターには厳しい時代になったものよ。
そう考えると、再販される昔の価格のままのガンプラや、
ハズブロ社のスター・ウォーズ ベーシックフィギュアは、良心的な価格設定だ。
デビルリバース。
ベガのなかじゃマイナーな技。
たぶん。
今度また行ったとき、まだこの台があれば、
もう一度チャレンジしてみよう。
デビルリバースが欲しい・・・。
しかしこれ・・・
“デスクトップ”ってうたっておきながら、ただ飾るだけのもの?
デスクトップコレクションって、
確かシャチハタ置きとか、スマフォ支えとか、用途があったはず・・・?
あれはオフィスなんたらだったっけ・・・?
いずれにせよ本来の用途では使わないだろうから、別にいいけれどね。
むかしのガシャポン、春麗との比較。
春麗は15cm以上ある。
むかしはこのサイズで300円だった。
部下のキャミィと。
総帥ちっちゃ!
同じく部下のユーリと。
春麗もだけど、ショーケース外に飾ってたから、埃が目立つな・・・。
きれいにせんと。
スマブラが唯一やった感じ。
でも、メインのSwitchにあるからオイラ使えない。
ライトにDLするのもなんだしなぁ。
最近はこんなこと言うといろいろと叩くひとがいますが、
格闘ゲームは女性むけではないですからね~。
まあ女性ゲーマーもたくさんいますし、
むかしゲームセンターで会社帰りとおぼしきOLさんに、
ヴァンパイアでフルボッコされたことありますけど・・・。
スマブラは格闘ゲームかというと、自分は違うかなと思います。
格闘ゲームの明確な基準や定義があるわけではないですが、
ステージは終点化、1VS1でアイテムなし体力制にして、
それっぽくすることもできますが、
やっぱり格闘ゲームのジャンルからはそれると思います。
スマブラ、スイッチライトでプレイするのもアリかもですが、
ごちゃごちゃバトルなので、やっぱり大画面で楽しみたいですよね。
背景のモブキャラやポケモン,アシストフィギュア達も堪能したいですしね。