「蟹工船」日本丸から、21世紀の小林多喜二への手紙。

小林多喜二を通じて、現代の反貧困と反戦の表象を考えるブログ。命日の2月20日前後には、秋田、小樽、中野、大阪などで集う。

1/30 パリ 映画上映と「蟹工船」シンポジウム

2010-01-30 06:25:37 | 多喜二イベント案内

映画「蟹工船」上映会及び関連シンポジウム

本日1月30日、フランス・パリの日本文化会館で、映画「蟹工船」(山村聰監督)上映とフランス語訳「蟹工船」出版記念シンポジウムが開催される。

 「一九ニ八・三・一五」でプロレタリア文壇に鮮烈にデビューしたとはいう、まだ26歳だった無名の青年・小林多喜二の第2作・「蟹工船」(1929年)。

この物語は、蟹を漁獲し缶詰に加工する作業のためにオホーツク海に送られた300人の男たちの物語。彼らの乗った工船内の世界を通し、資本主義というシステムについて告発するものでと発表当時も大きな話題を呼んだ。

そして「蟹工船」発表から80年を経た今日、ふたたび小林多喜二の「蟹工船」は、世界文学としてそのメッセージはふたたび世界平和と反貧困の願いを乗せて広がりつつある。

フランスの識者は、このメッセージを身体ごと受け止めてこの企画が実現した。

ここにいたる、関係者の熱意と、島村輝・フェリス女学院大学教授の無償の労が報われることを心より願う。

プログラム内容は以下の通り。

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【日時・場所】
2010年1月30日 (土)14hOOtV 18hOO
パリ日本文化会館(フランス、パリ) 大ホール(客席280席)
101bis quai Branly 75740 Paris cedex 15, France

【企画趣旨】
日本のプロレタリア文学の代表作として「蟹工船」の文学的歴史的側面を紹介するとともに、2008年から2009年前半にかけて日本で「蟹工船」が若年層を中心に再読され、「蟹工船ブーム」と呼ばれる社会現象にまで発展した背景について解説・紹介。一般、学生を対象とした日本文学紹介と現代日本理解を目的とする。

【パネリスト】
Cecile Sakai氏 (モデレーター兼任)
島村輝氏
Jean-Jacques Tschudin氏
Cecile Sakai氏
Evelyne Lesigne-Audoly氏

【発表内容】
Teru Shimamura (10分)
映画「蟹工船」(1953年)について紹介
Jean-Jacques Tschudin (20分)
日本のプロレタリア文学 /小林多喜二の思想・作品
cecile Sakai (20分)
「蟹工船ブーム」とは/映画化・漫画化/社会経済的背景/読者層
Evelyne Lesigne-Audoly (20分)
小説Texte /日本語⇒フランス語翻訳の際の問題

【問い合わせ先】
パリ日本文化会館 Maison de la culture du Japon a Paris(画像)
TEL +81 1 44 37 95 01
101 bis quai branly
75015 Paris France

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関係情報

 

フランス語訳「蟹工船」Le Bateau-usine の批評があいついで発表されている。

ネット上に公開されているもののうちいくつかを紹介しておこう。

Tout pour les Femme.com
"Le Bateau-Usine" de Kobayashi Takiji

Gilles Paris
Kobayashi Takiji
Le bateau-usine
Traduit par Evelyne Lesigne-Audoly


Radio France
Le bateau-usine


ノーマ・フィールド講演会10/21東京女子大

2009-10-17 09:11:29 | 多喜二イベント案内

ノーマ・フィールド講演会

 ◇丸山眞男文庫記念講演会  

日時=10月21日15時から(開場14:30)

場所=東京都杉並区善福寺2の東京女子大23101教室。

講師=ノーマ・フィールド氏(シカゴ大教授、『小林多喜二 21世紀にどう読むか』の著者)

タイトル=「小林多喜二と文学~格差社会とリベラル・アーツを考えるために」。

無料、申し込み不要。

問い合わせは東京女子大(電話03・5382・6293)へ。


伊勢崎・多喜二祭9/6がせまっている

2009-09-04 23:44:49 | 多喜二イベント案内
多喜二祭は2月――というような「常識」を破り、群馬・伊勢崎ではこの9月6日、開催される。

これは、多喜二が講演のため群馬に来訪し、検挙された。そしてこの不当検挙を許さない群衆の多喜二奪還闘争の勝利を記念してのことであるだけに意義ある取組みだと思う。

だから行きたい。
今年の記念講演が土井大助氏であることにも、惹かれる。

しかし、午後1時から仕事が入っており、これを断ることができそうもない。
二次会があれば、それだけでも参加したいところだか、どうしようか思案している。

島村輝講演6/6 名古屋「蟹工船」と青年なぜ読まれる「蟹工船」

2009-06-05 01:36:36 | 多喜二イベント案内
小林多喜二26歳、世界恐慌が起こった1929年に刊行された「蟹工船」。「おい地獄さ行ぐんだで!」ではじまり、「そして 彼らは 立ち上がった -もう 一度!」で締めくくられている「蟹工船」。国際的評価も高く、いくつかの言語に翻訳されて出版されています。
多喜二が卒業した小樽商科大学(旧小樽高等商業学校)と白樺文学館多喜二ライブラリー共催の「Up To 25『蟹工船』読書エッセーコンテストが、小林多喜二の代表作「蟹工船」の小説とマンガの読書を通じて、これからの日本社会のあり方を深く考えるという趣旨で公募され、117編の力作が応募。受賞者は25歳、14歳、16歳、20歳……。その作品は瑞々しい感性の作品群です。
その選考委員会委員長の島村輝先生を招いて、なぜ今「蟹工船」がブームになっているのか? 多喜二が私たちに伝えたかったものは何か? などを考える講演などの集いです。
どなたでも参加できます。皆様のご参加をお待ちしています。



2009年6月6日(土) 14時~
第1部】14:00~ 講演
テーマ:なぜ今「蟹工船」がブームになっているのか?
 多喜二が私たちに伝えたかったものは何か?
講師:島村 輝 先生(フェリス女学院大学文学部日本文学科教授)
 1957年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。女子美術大学講師・助教授・教授を経て、2009年4月より現職。小林多喜二に関する研究、著作、講演多数。「蟹工船」エッセーコンテスト選考委員長を歴任。2008年9月には、イギリス・オックスフォード大学で開催された「2008年オックスフォード多喜二シンポジウム」の共同コーディネーターを務める。

第2部】16:30~ 島村輝先生を囲んでトーク 
【番 外】18:30~ 軽食付き交流会
【会 場】:愛知民主会館2F(書店が1F)
【参加費】:一般1,000円  青年 200円
準備の都合で希望者はご連絡ください。

主催:ほっとブックス新栄 
〒461-0004 名古屋市東区葵1丁目22-26
Tel:052-936-7551  Fax:052-936-7553
http://www.kyodo.ne.jp/hotbooks/


                    

6/7 早稲田9条の会案内

2009-06-05 01:09:26 | 多喜二イベント案内
ザ・世論調査で憲法9条を変えたくない人60%

99.9%に増量中キャンペーン”を
総会でやります!
早稲田9条の会
3周年記念集会
◎対 象:世界から戦争をなくしたい人ならどなたでも…★
◎日 時:2009年6月7日のにちようび午後2時~4:30頃
◎場 所:若松地域センター2階・第1集会室
◎なかみは…
● DVD上映・9条世界会議の記録
● 総会 ☆代表あいさつ☆活動の報告と今後の予定等
And
✾✾ はっぴーばーすでぃティーパーティ
+わいわい意見や情報交換のコーナー
(てーま:2010年 世界の旅計画?)
詳細は来てのお楽しみ(^m^)ノシ~♪
            参加費無料 だけど カンパ大歓迎
http://www.geocities.jp/waseda9j/
E-mail:waseda9jo@yahoo.co.jp
● 主催者:早稲田9条の会 代表:武藤 徹
 

多喜二の時代で荻野氏が講演

2009-05-29 09:25:12 | 多喜二イベント案内
岩見沢9条の会総会/多喜二の時代で荻野氏が講演



 岩見沢九条の会(卜部喜雄代表)はこのほど、岩見沢市で第五回総会を開きました。
 小樽商科大学の荻野富士夫教授(歴史学)が「多喜二の時代・横浜事件・そして現代」と題して講演。小林多喜二が「人が幸福になるには」を模索し、プロレタリア文学を通じて「権力・支配勢力への『憎悪』を持続して」作品を発表していたと語りました。
 多喜二の虐殺に、上海の郁達夫の日本警視庁への抗議記事(『現代』一九三三年五月)を紹介。「秘密裏に暗闇の中で彼を惨殺し、彼を弔い見送ることを禁じ、彼の死体の解剖を禁じ、この殺害事件を新聞に掲載することを禁じ、ただ『心臓麻痺』のわずか四文字でこれを片づけた。けだものの振る舞いだ。法治の精神はどこに行ったのだ」との国際的な批判を引用しました。



5/16 よみがえる小林多喜二  その青春と友人たちを語る

2009-05-12 23:15:58 | 多喜二イベント案内
よみがえる小林多喜二

「蟹工船ブーム よみがえる小林多喜二  その青春と友人たちを語る」が開催されます。

日時:5月16日(土) 13:30~16:30
場所:盛岡・アイーナ8階 812号室
参加費:500円


☆平和と愛を歌う「ほかほかバンド」によるコンサート

☆吉田恭子さんの講演「『蟹工船』と日本共産党」

☆藤田 廣登さん(労働者教育協会理事・全労連会館常務理事・伊藤千代子の会事務局)による講演
「小林多喜二の青春とその盟友たち」


5/17 世界は「蟹工船」をどう読んでいるか+「蟹工船」上映会案内

2009-05-10 00:42:26 | 多喜二イベント案内
よこさん、5/17イベントは以下の通りです。
ぜひご参加ください!!
※俳優座「蟹工船」チケットは完売とのことです!!
すごい人気ですね。


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世界は「蟹工船」をどう読んでいるか+「蟹工船」上映会
クラブヒルサイド特別企画 映画 + トーク

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会場
ヒルサイドテラス ヒルサイドプラザホール

〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町29-10 ヒルサイドプラザ内

日時
2009年5月17日(日) 13:00-17:00

会費
1500円

定員
150名
日本で「格差社会」「貧困」が問題となる中、「蟹工船」のリバイバル・ブームが巻き起こっています。昨年9月にはオックスフォード大学で「多喜二シンポジウム」が開催され、昨夏には韓国語版の新訳が出版、フランス語訳も近々出版、80年代キューバで出版されたスペイン語訳も近年見直されるなど、「蟹工船」は日本国内にとどまることなく、世界的な注目を受けるにいたっています。発表80周年を記念し、実際に翻訳に携わった訳者たちを迎え、「蟹工船」が世界でどう読まれているか、その受容の世界的な広がりを検証します。第1部のトークセッションの後、第2部では、映画『蟹工船』(1953年・山村聡監督)を上映します。

【出演者プロフィール】

梁喜辰(ヤン・ヒジン) 【韓国】
韓国放送通信大学法学科を卒業。日本の中央大学文学部国文学科入学、同大学大学院文学研究科で国文学(日本近代文学専攻)修士課程を修了。現在、同大学大学院文学研究科国文学(日本近代文学専攻) 博士課程在学中。2008年8月に「蟹工船」韓国語新訳を出版。

エブリン・オドリ【フランス】
フランス国立東洋言語・文化研究院大学(INALCO )日本文化研究博士課程2年生。現在東京大学大学院研究生として在籍し、「蟹工船」のフランス語翻訳作業中。

島村輝【日本】
東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在フェリス女学院大学教授。専門は日本近現代文学、芸術表象論。小林多喜二に関する研究、著作、講演多数。2008年9月、イギリス・オックスフォード大学で開催された「2008年オックスフォード多喜二シンポジウム」では共同コーディネーターを務めた。

北川 フラム【日本】
東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。アートディレクター。主なプロデュースとして、「アントニオ・ガウディ展」、「アパルトヘイト否!国際美術展」など。街づくりの実践では、「ファーレ立川アート計画」、「越後妻有アートネックレス整備構想」の総合ディレクター等多数。アートフロントギャラリー主宰、地中美術館総合ディレクター、新潟市美術館館長、女子美術大学教授等。

リディア・ペドレイラ【キューバ】*メッセージによる参加
1973年からキューバ国立出版公社で翻訳に従事、翻訳多数。現在「ハバナ市歴史家事務所」の雑誌『OPUSアバナ』編集委員。 1983年に「蟹工船」スペイン語版を翻訳刊行。

マリア・テレサ・オルテガ【キューバ】*メッセージによる参加
翻訳家・編集者。「蟹工船」スペイン語版刊行当時、キューバ国立出版公社・美術文学出版部責任者。リディア・ペドレイラとともに「蟹工船」スペイン語版翻訳刊行に尽力。

予約・お問合せ

ヒルサイドインフォメーション TEL: 03-5489-3705

メール予約: 氏名、連絡先、参加人数を明記の上、「5/17 蟹工船参加希望」の件名でE-MAIL送信してください。

小樽文学館2009年度注目イベント予定(4月~)

2009-05-02 17:33:40 | 多喜二イベント案内
小樽文学館2009年度注目イベント予定(4月~)
(●は小樽文學舎主催。日程などは変更もありえますので、電話でご確認ください)

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6月6日(土)特別講座「プロレタリア文学への眼差し1ー遠景の小林多喜二」

サイレント映画からトーキー映画に変わった時期の論議に焦点を合わせながら、モダニズムの一環としてプロレタリア文学を捉え直す。

講師:亀井秀雄市立小樽文学館長
14:00~15:30
場所:市立小樽文学館1階研修室(無料)


6月27日(土)特別講座「プロレタリア文学への眼差し2ー近景の小林多喜二」

プロレタリア文学の運動家がモダニズムにどのように対応したかを、小林多喜二に即して再考する。

講師:亀井秀雄市立小樽文学館長
14:00~15:30
場所:市立小樽文学館1階研修室(無料)

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7月4日(土)~8月9日(日)特別展「『蟹工船』の時代-日本プロレタリア文学史展(池田寿夫文庫による)」

池田寿夫(明治39年~昭和19年)は大正昭和期の評論家。いわゆるプロレタリア文学運動の活動家で、代表的な論客であった。最近確認された池田氏旧蔵書約 680冊(おもにプロレタリア文学に関係する書籍・雑誌で、非常に貴重なものを多数含む)に基づく、日本プロレタリア文学運動史展。


昭和天皇誕生日4/29に「蟹工船」上映(和歌山県地評)

2009-04-23 16:47:27 | 多喜二イベント案内
今年は、メーデープレ企画として、「たたかいの交流&映画『蟹工船』を見るつどい」を行います。

 特高による拷問の犠牲となった作家・小林多喜二が残した「蟹工船」が、今を生きる青年たちの共感を呼んでいます。

それは、大企業にとって実に都合よくできている労働者派遣法などの労働法制によって、労働者が物のように使い捨てられる現実と、周旋屋によって給料をピンハネされつづけ、それでもつらく苦しい「蟹工船」で働かざるを得なかった当時の時代背景がぴったりと重なり合って見えるからなのかもしれません。

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4月29日(祝)13:30開会。
和歌山市民会館・市民ホールにて。

参加ご希望の方は、
073-436-3520(和歌山県地評)にご連絡を。

憲法記念日に映画「蟹工船」を見よう(多摩市民「九条の会」)

2009-04-23 16:43:55 | 多喜二イベント案内
映画「蟹工船」  ~「憲法記念日」多摩市で集おう~ のお知らせ

多摩市民「九条の会」主催の集会のお知らせです。

日時: 5月3日(日) 13時15分開場

  映画「蟹工船」(DVD モノクロ 1953年 山村聡監督) 13時30分~

  お話 朝日健二さん「生活保護と『第二の朝日訴訟』」 15時40分~

場所: 多摩市立関戸公民館 ヴィータホール

ヴィータ・コミューネ8階(OPA)

参加費: 800円 (但し、高校生以下と障がい者の方無料)

定員250名


当日は、混雑が予想されますので、早めのお越しをお願いします。大勢の参加をお待ちしております。
尚、参加券は特に必要ありませんが、定員は先着250名ですので、万一満席の場合には入場をお断りすることもあります。その際には、申し訳ありませんが、ご了解の程お願い申し上げします。


映画上映後には、蟹工船ブームと背景を同じくする、現代の貧困問題を考えるためのお話(約1時間を予定)。人間裁判としてしられる、憲法第25条(生存権)をめぐる朝日茂さんの裁判。その裁判を継承した朝日健二さんが、現代の貧困や、今こそ必要な生存権の意義などについてお話してくださいます。是非お越し下さい。

お問い合わせ 042-371-9147(堀江)
tama9-jo@hotmail.co.jp


世界は「蟹工船」をどう読んでいるか+「蟹工船」上映会

2009-04-22 21:54:41 | 多喜二イベント案内

以下の日韓文化交流カレンダーのサイトが、5/17

ヒルサイドプラザ(ヒルサイドテラス内)で開催の
=世界は「蟹工船」をどう読んでいるか+「蟹工船」上映会=を紹介しています。

 

http://www.jkcf.or.jp/calendar/modules/piCal1/index.php?smode=Daily&action=View&event_id=0000016810&caldate=2009-4-21

 

件名 世界は「蟹工船」をどう読んでいるか+「蟹工船」上映会
開始日時 2009年 5月 17日 (日曜日)   13時00分 (GMT+09:00)
終了日時 2009年 5月 17日 (日曜日)   17時00分 (GMT+09:00)
場所 ヒルサイドプラザ(ヒルサイドテラス内)
連絡先 ヒルサイドインフォメーション TEL.03-5489-3705
詳細 「蟹工船」の各国翻訳者たちによるトークセッション及び映画上映会
日本では、「蟹工船」のリバイバル・ブームが巻き起こっているが、日本国内にとどまることなく、世界的な注目を受けるにいたっている。昨年9月、オックスフォード大学での「多喜二シンポジウム」の開催、韓国語版の新訳の出版、フランス語訳も近々出版、80年代キューバで出版されたスペイン語訳も近年見直されている。「蟹工船」発表80周年を記念し、実際に翻訳に携わった訳者たちが、「蟹工船」が世界でどう読まれているか、その受容の世界的な広がりを検証する。また、トークセッション後に、映画『蟹工船』(1953年・山村聡監督)を上映する。

◆プログラム
 
第1部 トークセッション「世界は「蟹工船」をどう読んでいるか」
<出演>
梁喜辰(韓国)
エブリン・オドリ(フランス)
島村輝(日本/フェリス女学院大学教授)
北川フラム(日本/アートディレクター)
リディア・ペドレイラ(キューバ)* 
マリア・テレサ・オルテガ(キューバ)* 他 
*はメッセージによる参加

第2部 映画「蟹工船」(1953年・山村聡監督)上映


◆日時
2009年5月17日(日)13:00~17:00


◆場所
ヒルサイドプラザ
東京都渋谷区猿楽町29-10 ヒルサイドテラス
http://www.hillsideterrace.com/


◆会費
1,500円


◆予約・問合せ
 
ヒルサイドインフォメーション TEL.03-5489-3705


俳優座「蟹工船」のチケット発売が4/6からはじまります。

2009-04-04 16:17:32 | 多喜二イベント案内

劇団俳優座創立65周年を記念する公演―「蟹工船 かにこうせん」のチケット発売が4/6からはじまります。

公演への意気込みを垣間見させるプログへの書き込みも始まりました。

出演 26名のうち男性が24名ということで、男性の書き込みが多くてナンパな内容を期待することもできないが、なにごとにつけ舞台裏を知ることは面白い!!

http://blog.livedoor.jp/haiyuza/

 

ぜひチェックして、チケットもお求めください。

問い合わせは以下です。

劇団俳優座 03-3405-4743
03-3470-2888

10:30 ~ 18:30
日祝除く

◇◇◇

◎原作/小林多喜二
 (新潮文庫刊「蟹工船・党生活者」より)

◎脚本・演出/安川修一
◎公演期間/2009年5月15日(金)~24日(日)
◎公演会場/俳優座劇場(六本木)
◎前売開始/4月6日(月)より

◎開演時間/昼:1:30 夜:6:30
◎料金/一般:5250円 学生:3675円(各税込み)
   ※15日(金)、18日(月)はハーフチケットサービス実施
               《一般・学生共2,625円(劇団のみ取扱い)》

【スタッフ】

原作  : 小林 多喜二
(新潮文庫刊「蟹工船・党生活者」より)
脚本・演出 : 安川 修一
美術  : 宮下 卓
照明  : 桜井 真澄
効果  : 小山田 昭
衣裳  : 二宮 義夫
振付  : 河路 雅義
演出助手: 落合 真奈美
舞台監督: 関 裕麻
制作  :  山崎 菊雄
       下 哲也
       武田 明日香
       須山 真希
協力  : みなと・9条の会

 

キャストは以下の通り。

 

 中 寛三
 星野 元信
 河野 正明
 矢野 和朗
 川井 康弘
 田中 茂弘
 西川 竜太郎
 松島 正芳
 関口 晴雄
 谷部 央年
 蔵本 康文
 脇田 康弘
 齋藤 隆介
 林 宏和
 三浦 英明
 八柳 豪
 松崎 賢吾
 頼 三四郎
 小田 伸泰
 宮川 崇
 矢幡 晃一
 森尻 斗南
 来路 史圃
 浅川 陽子
 小澤 木の実
 保 亜美