「蟹工船」日本丸から、21世紀の小林多喜二への手紙。

小林多喜二を通じて、現代の反貧困と反戦の表象を考えるブログ。命日の2月20日前後には、秋田、小樽、中野、大阪などで集う。

2/27神奈川多喜二祭が開催された

2010-02-28 09:19:45 | 各地多喜二祭情報
神奈川七沢・多喜二祭2010年2月27日

2月27日、第9回神奈川七沢・多喜二祭が、伊勢原市民会館で開かれ、多喜二と同時代の川柳作家を描いた映画『鶴彬(つるあきら)こころの軌跡』も上映された。

同祭には、24日夜のNHK「歴史秘話・ヒストリア」の番組で小林多喜二がとりあげられ、そのなかで多喜二が「オルグ」を執筆するため逗留した旅館七沢温泉・福元館が登場したことこともあって番組に出演した福元館の女将さんも同祭に参加するなど多くの人が集まった。

元共産党神奈川県委員長でプロレタリア文学研究家の相原進さんが主催者あいさつ。
そのなかで、多喜二が逗留した「離れ」の修復・保存のため、募金にとりくんできたことを報告。

また、記念講演に立った作家の田島一さんが、多喜二の作品にふれ、自身がいま派遣切り問題で小説を執筆していることを紹介しました。
「バラバラにされた労働者のつながりをとりもどすために、何ができるか」と考え、『蟹工船』を書く決意をした多喜二。
会場には多喜二のデスマスクが展示された。

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