tako(タコ)のアコギな日々

アコギや機材に関する事などを書いています。

【アコギ 初心者向け】チューナー無しでチューニングする方法!②(1つの弦から耳でチューニングする方法)

2020-01-03 11:20:00 | アコギ初心者向け記事
ども、アコギをおもちゃにする男takoです。


前回の記事(→https://blog.goo.ne.jp/takoguitar800/e/2e42823593d28c5fe76e73dbb2852e2f)では、音叉を使って、耳を鍛えて基準となる音とうなりを聞き取るトレーニングについて解説してしました。

今回は、1つの弦から他の5弦を調整する方法です。


今回のお話を進める前提として、5弦Aの調弦は正確である、という前提でお話を進めます。この話がわからない人は前回記事を読んでください。


では、1つの弦から他の弦を調整するというのは、簡単に言うと、それぞれの弦で音程が同じところがあるので、耳で聞きながら順番に合わしていく、ということです。


詳しく説明していきます。

僕なりの表現で大きく分けると、方法は2つです。
・実音でチューニングする
・ハーモニクスでチューニングする


○実音でチューニングする
単純に弦を鳴らしてチューニングする方法です。
EADGBEのレギュラーチューニングの場合、弦同士では下記のように同じ音となる関係があります。

6弦5フレット=5弦開放弦
5弦5フレット=4弦開放弦
4弦5フレット=3弦開放弦
3弦4フレット=2弦開放弦
2弦5フレット=1弦開放弦


この関係を使って、5弦から他の弦をチューニングする手順は以下の通りです。

①5弦開放弦と同じ音になるように6弦5フレットを鳴らしながら、6弦をチューニングする。

②5弦5フレットと同じ音になるように4弦開放弦を鳴らしながら、4弦をチューニングする。

③4弦5フレットと同じ音になるように3弦開放弦を鳴らしながら、3弦をチューニングする。

④3弦4フレットと同じ音になるように2弦開放弦を鳴らしながら、2弦をチューニングする。

⑤2弦5フレットと同じ音になるように1弦開放弦を鳴らしながら、1弦をチューニングする。


この方法は、同じ音かどうかをただ耳で聞きながらチューニングするので、練習は特に必要ないですが、耳がかなり鍛えられていないと、正確なチューニングは難しいです。
ざっくりとチューニングしたい時は有効ですが、あんまりこの方法に慣れると耳が鍛えられないので、出来れば次に紹介するハーモニクスを使ったチューニングをマスターして欲しいです。



○ハーモニクスでチューニングする
ハーモニクスの音を聞いてチューニングする方法です。

先ほどの方法と同じように同じ関係になる音を比較しながらチューニングする事になるのですが、大きな違いは前回記事(→https://blog.goo.ne.jp/takoguitar800/e/2e42823593d28c5fe76e73dbb2852e2f)で書いたうなりを聞き取りチューニングします。
ウワァンウワァンウワァン…と聞こえるうなりが無くなるように、1つ1つの弦をチューニングしていくわけですね。


EADGBEのレギュラーチューニングの場合、弦ごとのハーモニクスには下記のように同じ音となる関係があります。

6弦5フレットハーモニクス
=5弦7フレットハーモニクス

5弦5フレットハーモニクス
=4弦7フレットハーモニクス

4弦5フレットハーモニクス
=3弦7フレットハーモニクス

6弦7フレットハーモニクス
=2弦開放弦

5弦7フレットハーモニクス
=1弦開放弦


この関係を使って、5弦から他の弦をチューニングする手順は以下の通りです。


①6弦5フレットハーモニクスと5弦7フレットハーモニクスを鳴らし、うなりが無くなるように6弦をチューニングする

②5弦5フレットハーモニクスと4弦7フレットハーモニクスを鳴らし、うなりが無くなるように4弦をチューニングする

③4弦5フレットハーモニクスと3弦7フレットハーモニクスを鳴らし、うなりが無くなるように3弦をチューニングする

④6弦7フレットハーモニクスと2弦開放弦を鳴らし、うなりが無くなるように2弦をチューニングする

⑤5弦7フレットハーモニクスと1弦開放弦を鳴らし、うなりが無くなるように1弦をチューニングする


④と⑤はうなりが聞こえにくいかもしれませんが、訓練すれば聞こえるようになります。

この方法では、ハーモニクスを鳴らす練習は必要になりますが実音でチューニングするよりも正確なチューニングが出来ます。
これが瞬時に出来る様になれば、ライブ中のチューニングをするときにも便利です。


ちなみに、ハーモニクスでチューニングする場合、一部の変則チューニングにも対応出来ます。


ドロップD(DADGBE)
レギュラーチューニングから、
6弦7フレットハーモニクスと5弦12フレットハーモニクスを鳴らし、うなりが無くなるように6弦をチューニングする
と6弦をDに合わせられます。

ダドガド(DADGAD)
レギュラーチューニングから、
①6弦7フレットハーモニクスと5弦12フレットハーモニクスを鳴らし、うなりが無くなるように6弦をチューニングする
②4弦7フレットハーモニクスと2弦12フレットハーモニクスを鳴らし、うなりが無くなるように2弦をチューニングする
③3弦7フレットハーモニクスと1弦12フレットハーモニクスを鳴らし、うなりが無くなるように1弦をチューニングする
こうすると、6,2,1弦を1音下げてDADGADチューニングが耳で出来ます。





はい、というわけで、今回はチューナー無しでチューニングする方法を解説しました!
これが出来るといろんな場面で使えますので、ぜひマスターしてみてください!


今回は文字ばっかですいません!!笑



ではではー!