ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。
今回は、アコギの形や形状に関する言葉のお話。
"ドレッドノート"とか、"カッタウェイ"とか、アコギの形状に関する言葉っていろいろあるんですけど、具体的にどういう意味なのかわからない言葉ってありませんか?
今回の記事では、アコギの形を表す言葉について、解説・説明していきたいと思います。
<ドレッドノート>
アコギの形状は、大きく2つに分けられます。
ドレッドノートとフォークタイプです。
こちらがドレッドノート
こちらがフォークタイプ
形状を見ていただくと分かる通り、くびれの無いやや寸胴な形が"ドレッドノート"、くびれのある形が"フォークタイプ"となります。また、ドレッドノートは、フォークタイプよりも比較的サイズの大きいものが多いです。
ドレッドノートの音の特徴としては、フォークタイプに比べて、音量が大きく中低音域がよく響く、と言われます。
そんな音の特徴を持つことから、ドレッドノートはソロギターではあまり使われず弾き語りによく使われているように思います。
<カッタウェイ>
カッタウェイ、とは上の画像↑のように、ボディのネック部分がえぐれているような形のものを指します。
カッタウェイは、弦の高音を押さえやすいようにするためにこのような形状になっているため、ソロギターやリードギターのギタリストがよく使っています。
カッタウェイではないアコギと比べて、ボディの体積が小さくなる分、生音の音量が小さい、とも言われますが、僕の体感ではそんなに変わらないですね笑
<ラウンドショルダー>
ラウンドショルダー、とはいわゆるなで肩という意味です。
マーチンの「D-28」に対抗するために製作されたギブソンの「J-15」の形状がその起源となっています。
なで肩であるラウンドショルダーに対して、いかり肩の形状はスクエアショルダーと言われます。
↓こちらがラウンドショルダー
↓こちらがスクエアショルダー
ラウンドショルダーがややなで肩の丸い形になっているのがお分かりでしょうか?
音の特徴としては、ラウンドショルダーはスクエアショルダーと比べてボディの体積が小さくなるので、引き締まった音になると言われています。
<OO(ダブルオー)、OOO(トリプルオー)など>
OO(ダブルオー)、OOO(トリプルオー)などは、マーチンのフォークタイプギターのサイズを表す言葉です。
↓OO(ダブルオー)
↓OOO(トリプルオー)
↓OOOO(クアドラオー)
Oの数が増えるほど大きくなるので、
OO(ダブルオー)→OOO(トリプルオー)→OOOO(クアドラオー)→ドレッドノートの順番にサイズが大きくなります。
<グランドコンサート、グランドオーケストラ、など>
グランド○○みたいな名称が付いていたりしますが、これもアコギの大きさを表す言葉です。
先に書いたダブルオーなどはマーチンのフォークタイプギターのサイズを表すのに対して、グランド○○という表現はいろんなメーカーで使われています。
大きさの順としては、小さい方から
グランドコンサート
↓
グランドオーディトリアム
↓
グランドシンフォニー
↓
グランドオーケストラ
↓
ドレッドノート
という順に大きくなっていきます。
↓グランドコンサート
↓グランドオーディトリアム
↓グランドシンフォニー
↓グランドオーケストラ
メーカー毎に微妙に名称や細かいサイズは異なりますが、概ね同じぐらいのサイズで名付けられています。
<アーチドトップ>
アーチドトップとは、ギターのトップ板が丸みを帯びた形をしているもののことを言います。
セミアコやフルアコなどでよく使われる形であり、純粋なアコギだとあまり見かけませんね。
ちなみに、アーチドトップに対して、トップ板が平らなものをフラットトップと言います。
<ジャンボ>
ギブソンから発売されているアコギの種類の事を言います。
↓ギブソン J-200
↓ギブソン Sothern Jumbo
ドレッドノートよりもやや大きく、その音量もかなり大きいです。
はい、というわけで、今回はアコギの形に関する言葉の解説でした!
ではでは!