気高い猫

最近の暑さで、ノラちゃんたちの生活も大変だな～。
近所のお気に入りのやせっぽちちゃんは、今日も
チラッと姿を見ましたが、やっぱり痩せています。
でも、元気そうでなにより。

彼女が長い間姿を見せないと、すごく心配です。
それに大雨のときとか、カンカン照りの猛暑のときとか、
真冬に雪が降ったときとか、彼女のことを考えてしまいます。

こんなに思っていても、決して心を許さないやせっぽちちゃん。
なんどか軽く引っかかれたことはあっても、スリスリはしてくれません。
気高いノラちゃんなのです。

それでもかわいくて仕方ありません。

猫を飼ったことがないので、正直、接し方はよくわかりません。
ノラちゃんでも、初対面ですごくすりすりしてくる子もいれば
すぐに走って逃げていく子もいます。
撮影するときは、少しずつ様子を見ながら近寄ります。
ノラちゃん撮影では望遠を使うことはないので、
結構、寄って撮るようにしていますが、そのため
逃げられちゃうことも多いのです。

そんな心がなかなかつかめないところも
猫ちゃんの魅力かもしれません。

今日、更新した「アイラブペット」にも書いていますが、
この前「グーグーだって猫である」の試写を見ました。
原作は漫画家の大島弓子さん。自伝的エッセイです。

１５年間飼っていた猫の死から話しは始まります。
ペットロスに陥る主人公の気持ちが痛いほどわかりました。
でも、少女の姿になって、その猫があらわれ
語り合うシーンがあるのですが、
私はそのシーンがうらやましくて、うらやましくて仕方ありませんでした。
だって「幸せだった」といってくれるんだもの。

この映画をみるとかわいい猫と一緒に暮したくなります。
ひとつひとつの仕草がものすごくかわいいんです。

散歩する姿、メス猫を「ピローピロー(?)」とかわいい声で
追いかける姿、ドアの前で、ちょこんと座ってお迎えする姿…。
猫好きには「ハアー」とため息がでるくらい可愛い姿がいっぱいです。

そして、主人公の麻子さんにものすごく
愛されているグーグーはとても幸せです。

そんな生活にも紆余曲折があるんですが…。
それは映画ならでのストーリー展開。
ぜひ、劇場で楽しんでくださいね。
ちなみに９月に公開です。と、ちょっぴりＰＲ。


写真の猫ちゃんはノラちゃんですが、
ノラちゃんたちは厳しくも気高く生きていますね。

ただ、最近、この場所に猫ちゃんたちの姿がありません。
かなりの数の猫ちゃんがいたのですが、
どうしたのか心配です。
この子も、いま、どこにいるのかな。
元気でいてくれればいいのですが…。
あっ、この子はやせっぽちちゃんではありません～。