生きてる？

父が亡くなって以来、命について考えることが多くなりました。

生きているってどういうこと？
死んでしまうってどういうこと？
死ぬとどうなるの？

運命って…？

答えは出てきません。

今日、書面で残していない方の臓器移植が
家族の承認のもと、実施されました。
ドナーはまだ20代の男性。
テレビで臓器移植のことが話題になっていたとき
家族に臓器移植の意思を伝えていたそうです。

まさか、こんなに早くそのときがくるとは思っていなかたったでしょう。
ご家族の方も事故で亡くなったというので
突然の悲しみのなか、決断もつらかったでしょう。

臓器移植は亡くなった方より、残された家族のほうが
ずっとつらいと思います。

でも、彼の命と引き換えに５人の方の命が助けられる…。
それは大きなことですね。
あまりに難しいことでなんともいえないのですが。
助けられた人たちにとっては、まさに彼は神様。

ますます私は命について、いろいろ考えてしまいます。

大阪で母親に見捨てられて、亡くなった小さな命。
もしかしたら助けられたかもわからないと思うと余計悲しいです。

ワンルームマンションの住人の近所付き合いって、怖いくらい希薄です。
それでもおかしいっていう通報があったというので
よほど異常だったのです。あの環境で通報するのはものすごく勇気がいるもの。
もし、まちがいだったらとか、いろいろ考えるし。

それなのに助けられなかったのは本当に悔しいことです。
助けられるはずの命が助けられなかった。
これも運命なんでしょうか？

なんか、重い内容になってしまいました。

このトンボ、この前、目の前でベンチに止まったので
撮影したのですが、手はこすりあわしているのに
ぜんぜん、飛んでいかない。
標準ズームレンズなのでこれ以上、大きく撮影できませんでしたが、
かなりぎりぎりまで近寄りました。でも逃げませんでした。
思わず「生きてるの？」って声をかけたくなりました。
あんまり動かないから、ついでに横からも…。



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