2017年1月28日(土)
JR九州が開催する「駅から始まるいつでも散策」4回目は三里木駅へ。
(今日のマップ)
三里木駅前の道は、熊本から阿蘇を経由して大分と繋がる「豊後街道」だが、熊本人で豊後街道と呼ぶ人は少ない。「大津街道」あるいは「参勤交代の道」という。三里木あたりは当時の面影を残す杉並木が有名だけど、学校でも大津街道杉並木と習った。
(三里木駅)
駅を背に左へ、大津街道を少しだけ歩く。最初の信号を右折。直進する。左手には大型ショッピングセンターが見える。「営業中」とあるが、工事中でもあるようだ。昨年の熊本地震では大型ショッピングセンターはどこも大きな被害を受けた。
(大津街道)
(大型ショッピングセンター)
直進し、阿蘇方面へ向かう現代の幹線道路の信号を渡る。そのまま直進すると道は左にカーブし、竹林や木立の中を下って行く。この時期、ヒンヤリとした空間は寒い。
(木立の中を歩く)
下った所の四つ角を右に曲がり、少し歩くと「下津久礼六地蔵」に会う。
(下った所の四つ角)
(下津久礼六地蔵)
六地蔵のところから左に延びる農道が見える。その農道を真直ぐに進む。途中の四つ角のところに花が添えられていた。死亡事故があったのではないかと思う。
(農道を歩く)
(四つ角に花が)
さらに歩いていくと、白川に突き当たる。白川は阿蘇から熊本市内を流れる。突き当たって左に白川沿いを歩く。川が曲がったところには高い土嚢が築かれている。
(白川)
(土嚢が築かれた白川)
しばらく歩くと、橋が見えてくる。橋を渡る。
(白川に架かる橋)
少し大きな道へ出たら右へ。すぐに、井口眼鏡橋に着く。地震での損傷は見当たらなかった。特徴は、輪石の接する部分に、すべて石楔(くさび)が使用され、さらに二重輪石を有する県内でも極めて貴重な石橋の一つ、と説明されている。
(井口眼鏡橋)
引き返し、その道を2Km程進むと、NHKの「ブラタモリ」で全国的に有名になった「鼻ぐり井出公園」に着く。
加藤清正が熊本に入ってから、氾濫を繰り返す白川をいかに制御するかが課題となった。清正は白川に堰と井出を築き、流量を調節し、その水を利用し、周囲に田や畑を開拓していった。
その一つで約13kmの長さがある馬場楠井手の一部が「鼻ぐり」。この地帯は硬い岩盤で、水を通すトンネル状の溝穴を堀り、その穴の形が牛の鼻輪を通す穴に似ているところから「鼻ぐり」と呼ばれている。
トンネル状にしたのは、掘る岩の量を減らすことで、費用と工期を短くすることができること、水流が穴の壁にぶつかった際に、渦を巻き上げ土砂と一緒にはき出されることにより、川底に阿蘇から流れてくる火山灰などの土砂を溜めない仕組みとした。
1600年程前にこのような技術を持った人たちがいた。清正の子忠広時代には、全国各地からこの工法を見学に訪れた人々すべてが感嘆して帰ったことを伝える文書も残っている。。
(鼻ぐり井出公園)
(鼻ぐり井出)
(鼻ぐり井出)
(鼻ぐり井出)
(鼻ぐり井出の説明板)
鼻ぐり井出公園と道を挟んだ反対側も広い公園になっていて、天気も良く気温も上がったお昼前、小さい子たちが両親やじじばばと楽しく遊んでいた。焼き芋を販売する車も来ていた。子供たちの遊ぶ姿を見ながら青空の下食べた焼き芋は美味しかった。
公園を後にして、「鼻ぐり井出」の上に架かっている鼻ぐり大橋を渡る。
(鼻ぐり大橋より)
橋を渡って最初の信号を左折。菊陽の特産物「にんじん」畑の真ん中を歩く。
(にんじん畑)
(にんじん畑)
しばらく進むと、左手の畑の中に石橋が見えてきた。道を外れて近づくと、「上津久礼眼鏡橋」がビニールハウスの並びに鎮座している。
1989(平成元)年の圃場整備事業で川の流れも変わるので、撤去されようとしたが文化遺産として残されることになって、畑の中にある。
塀があるように見えるが、高さの違う二つの井出を結んでいたので、このような作りになっている。
(上津久礼眼鏡橋)
(上津久礼眼鏡橋)
コースに戻り、歩く。この道で「死亡事故多発路線」の案内板がいくつか目に入った。この道を真っ直ぐ行くと、花が添えられていた四つ角に行くはずだ。
コースは、先に見える「上津久礼共同墓地」から右折する。
(先に見える「上津久礼共同墓地」から右折)
右折して、信号を直進すると「ヘアハウスヒラノ」を過ぎて道は右にカーブしている。少し上って左に曲がって木立の中を上る。
(直進する)
上りきって直進すると、大きな通りの四つ角に出る。「K’sデンキ」が角にある。信号を左折。ハンズマンを右手に最初の信号を右折。マップの道は分かりにくいし、大きな道の歩道を歩いたが安全だと思う。
ここで信号を渡ってから右折すればよかったが、赤信号だったので渡らずら右折した。
(ハンズマンを右手に)
大津街道とJR豊肥線を跨ぐ歩道橋を渡ると「菊陽杉並木公園さんさん」に着く。マップを見ると、先ほどの信号を渡ったところにパン屋さんがあると書かれている。しまった、パンを買って公園で食べればよかった、と少し後悔。
(菊陽杉並木公園さんさん横の杉並木道)
(菊陽杉並木公園さんさん)
公園の中を通って、昨年11月のJR九州ウォーキングでも寄った「菊陽町総合交流センターさんふれあ」へ。食堂でかつ丼を食べる。何を食べるか迷ったが、身体が「かつ」と。疲れると「かつ」を食べたがる。
(菊陽町総合交流センターさんふれあ)
物産販売所で菊陽町の人参を買った。100円。
(菊陽町特産にんじん)
コースは杉並木公園さんさんの横の道に戻ってを通ることになっていたが、さんふれあから昨年11月のJR九州ウォーキングのコース、フジフイルム北側の道を歩いて駅へ向かった。
(フジフイルム工場)
四つ角に出て、右手に行くと味噌・醤油の「山内本店」があるので行こうかと思ったが、山内の「まぼろしの味噌」をスーパーで買ったばかりなので止めて、左に曲がって三里木駅へ。
ゴールして、すぐに、熊本駅行きが来た。4回目を終える。
(三里木駅)
JR九州が開催する「駅から始まるいつでも散策」4回目は三里木駅へ。
(今日のマップ)
三里木駅前の道は、熊本から阿蘇を経由して大分と繋がる「豊後街道」だが、熊本人で豊後街道と呼ぶ人は少ない。「大津街道」あるいは「参勤交代の道」という。三里木あたりは当時の面影を残す杉並木が有名だけど、学校でも大津街道杉並木と習った。
(三里木駅)
駅を背に左へ、大津街道を少しだけ歩く。最初の信号を右折。直進する。左手には大型ショッピングセンターが見える。「営業中」とあるが、工事中でもあるようだ。昨年の熊本地震では大型ショッピングセンターはどこも大きな被害を受けた。
(大津街道)
(大型ショッピングセンター)
直進し、阿蘇方面へ向かう現代の幹線道路の信号を渡る。そのまま直進すると道は左にカーブし、竹林や木立の中を下って行く。この時期、ヒンヤリとした空間は寒い。
(木立の中を歩く)
下った所の四つ角を右に曲がり、少し歩くと「下津久礼六地蔵」に会う。
(下った所の四つ角)
(下津久礼六地蔵)
六地蔵のところから左に延びる農道が見える。その農道を真直ぐに進む。途中の四つ角のところに花が添えられていた。死亡事故があったのではないかと思う。
(農道を歩く)
(四つ角に花が)
さらに歩いていくと、白川に突き当たる。白川は阿蘇から熊本市内を流れる。突き当たって左に白川沿いを歩く。川が曲がったところには高い土嚢が築かれている。
(白川)
(土嚢が築かれた白川)
しばらく歩くと、橋が見えてくる。橋を渡る。
(白川に架かる橋)
少し大きな道へ出たら右へ。すぐに、井口眼鏡橋に着く。地震での損傷は見当たらなかった。特徴は、輪石の接する部分に、すべて石楔(くさび)が使用され、さらに二重輪石を有する県内でも極めて貴重な石橋の一つ、と説明されている。
(井口眼鏡橋)
引き返し、その道を2Km程進むと、NHKの「ブラタモリ」で全国的に有名になった「鼻ぐり井出公園」に着く。
加藤清正が熊本に入ってから、氾濫を繰り返す白川をいかに制御するかが課題となった。清正は白川に堰と井出を築き、流量を調節し、その水を利用し、周囲に田や畑を開拓していった。
その一つで約13kmの長さがある馬場楠井手の一部が「鼻ぐり」。この地帯は硬い岩盤で、水を通すトンネル状の溝穴を堀り、その穴の形が牛の鼻輪を通す穴に似ているところから「鼻ぐり」と呼ばれている。
トンネル状にしたのは、掘る岩の量を減らすことで、費用と工期を短くすることができること、水流が穴の壁にぶつかった際に、渦を巻き上げ土砂と一緒にはき出されることにより、川底に阿蘇から流れてくる火山灰などの土砂を溜めない仕組みとした。
1600年程前にこのような技術を持った人たちがいた。清正の子忠広時代には、全国各地からこの工法を見学に訪れた人々すべてが感嘆して帰ったことを伝える文書も残っている。。
(鼻ぐり井出公園)
(鼻ぐり井出)
(鼻ぐり井出)
(鼻ぐり井出)
(鼻ぐり井出の説明板)
鼻ぐり井出公園と道を挟んだ反対側も広い公園になっていて、天気も良く気温も上がったお昼前、小さい子たちが両親やじじばばと楽しく遊んでいた。焼き芋を販売する車も来ていた。子供たちの遊ぶ姿を見ながら青空の下食べた焼き芋は美味しかった。
公園を後にして、「鼻ぐり井出」の上に架かっている鼻ぐり大橋を渡る。
(鼻ぐり大橋より)
橋を渡って最初の信号を左折。菊陽の特産物「にんじん」畑の真ん中を歩く。
(にんじん畑)
(にんじん畑)
しばらく進むと、左手の畑の中に石橋が見えてきた。道を外れて近づくと、「上津久礼眼鏡橋」がビニールハウスの並びに鎮座している。
1989(平成元)年の圃場整備事業で川の流れも変わるので、撤去されようとしたが文化遺産として残されることになって、畑の中にある。
塀があるように見えるが、高さの違う二つの井出を結んでいたので、このような作りになっている。
(上津久礼眼鏡橋)
(上津久礼眼鏡橋)
コースに戻り、歩く。この道で「死亡事故多発路線」の案内板がいくつか目に入った。この道を真っ直ぐ行くと、花が添えられていた四つ角に行くはずだ。
コースは、先に見える「上津久礼共同墓地」から右折する。
(先に見える「上津久礼共同墓地」から右折)
右折して、信号を直進すると「ヘアハウスヒラノ」を過ぎて道は右にカーブしている。少し上って左に曲がって木立の中を上る。
(直進する)
上りきって直進すると、大きな通りの四つ角に出る。「K’sデンキ」が角にある。信号を左折。ハンズマンを右手に最初の信号を右折。マップの道は分かりにくいし、大きな道の歩道を歩いたが安全だと思う。
ここで信号を渡ってから右折すればよかったが、赤信号だったので渡らずら右折した。
(ハンズマンを右手に)
大津街道とJR豊肥線を跨ぐ歩道橋を渡ると「菊陽杉並木公園さんさん」に着く。マップを見ると、先ほどの信号を渡ったところにパン屋さんがあると書かれている。しまった、パンを買って公園で食べればよかった、と少し後悔。
(菊陽杉並木公園さんさん横の杉並木道)
(菊陽杉並木公園さんさん)
公園の中を通って、昨年11月のJR九州ウォーキングでも寄った「菊陽町総合交流センターさんふれあ」へ。食堂でかつ丼を食べる。何を食べるか迷ったが、身体が「かつ」と。疲れると「かつ」を食べたがる。
(菊陽町総合交流センターさんふれあ)
物産販売所で菊陽町の人参を買った。100円。
(菊陽町特産にんじん)
コースは杉並木公園さんさんの横の道に戻ってを通ることになっていたが、さんふれあから昨年11月のJR九州ウォーキングのコース、フジフイルム北側の道を歩いて駅へ向かった。
(フジフイルム工場)
四つ角に出て、右手に行くと味噌・醤油の「山内本店」があるので行こうかと思ったが、山内の「まぼろしの味噌」をスーパーで買ったばかりなので止めて、左に曲がって三里木駅へ。
ゴールして、すぐに、熊本駅行きが来た。4回目を終える。
(三里木駅)
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