けものの道

猫道、犬道、お仕事の道・・
鉄工所のおばさんの毎日

いろんな溶接

2011-05-10 19:21:03 | 仕事
今日は雨でジトジトで、蒸し暑い一日です。
工場はもともとから冷房設備が無いので、暑い中で仕事しています。
これから始まる暑い季節・・又大変や・・ですわ。

溶接は、とにかく暑いし、熱いです。
火花が飛ぶので作業着も必ず長袖で、その下には長袖のシャツやズボン下(パッチ)を、夏でも着ます。
作業着も下着も、すぐ汗だくでビチョビチョになるし、でも着てないと火傷するし・・夏はホンマ大変です。

溶接といってもいろんな種類があって、図面での指示や、用途や品物にあわせたりして選びます。
細かく分類すると、60種類くらいは溶接方法があります。
ウチも、製品や爺さまの得意不得意を考えて、それぞれ溶接していきます。

  被覆アーク熔接(電気熔接)

昔はアーク溶接が主だったらしく、爺さまは皆が得意です。

  炭酸ガスアーク熔接(半自動熔接)

アークに変わり半自動溶接が増えてきて、スピードや溶接のイロイロなことが変わったそうです。

  アルゴン熔接

気を使うピカピカのステンレスなんかは、アルゴンで、仕事が丁寧なEさんが主に溶接します。

  気を使うピカピカのステンレス

このあいだ鉄で試作した大きな看板、本番はステンレスで・・材料も高いし緊張しましたわ。
もう納品は済んで、客先で組み立てられて、綺麗な電飾の看板になっていますでの。

 

最近の・・皆の不安の元の「原子力」・・。
原子力関係の仕事をするのは、とても難しい資格や、厳しい検査が沢山あり、内容がとてもシビアです。
溶接の場合も、難しい免許など資格が必要だったりします。
残念ながら、ウチは原子力関係の溶接が出来る人はいないです・・。

発電所の運転ストップは、電力のことは不安ですが、まずは大事な結論だったと思います。
原子力関係は、製造に関しても、超一流が集まって製作されています。
その製造関係のトップの知恵の固まりは、自然災害には勝てないのが、まだ現実のようです。
だからこれからも、安全第一に考えて、施主となる電力会社や国が、これからも良い方向にと
皆を導いてくれたら良いな~~と思いますが・・。

そうせんと、厳しい状況や暑い中で頑張る、現場や関わる人らの甲斐が無い・・ですよね。


 
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今回の地震についての色々な情報がまとめられてます → こちらから


コメント (2)
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