次は焼きを入れます

今日は咲き始めた屋上のバラを切って、プーちゃんが塗装に失敗した鉄猫さんに飾ってみました。
飲み終わった小さいペットボトルを使って、結構・・エエ感じですが、塗装がキチャナイ・・残念です。
残念なので、プーちゃんの机に置いて、反省を促し技術向上を願う作戦・・に・・です。
１００円均一があるし、高いので売れない鉄猫さんですが、それでも大事にしているので・・。
しっかり塗ってくれという無言の作戦に、さすがのＫＹのプーちゃんも、焦ってたようでした。

　　　

ＧＷ前に注文の来た難しい材料の製品、機械加工屋さんや、ボヤキ社長の溶接屋さんの応援もあり
無事に順調に進んでいて、あともう少しで完成して納品です。

余熱と後熱処理のある難しい溶接が済んだので、次は材料に高熱を加えて、硬度を強める「焼入れ」をして、
その後は、写真の丸鋼を「ボーリング」という加工で、中をくり抜いて筒状にしていきます。
普通の肉厚のパイプで削ったらええんちゃうのか？　とも思ってましたが、精度が出ないそうでして・・。
０．００５・・みたいな機械加工の世界はとてもシビアで、高いもんなのも当たり前や・・と思います。
それぞれ、プロの職人さんの技術は、本当にすごいです。

　　これを削っていきます

「ウチの若い衆とお姉ちゃんが一緒に、しっかり焼入れして貰うよう頼んで来てや～。」
と、今朝電話があり、ボヤキの社長のトコのお兄ちゃんと一緒に、「焼入れ」屋さんに出かけました。

「こんなんに焼き入れたら、ボロボロになるで、わややでえ、一発でお陀仏やで。」
そう・・一軒目の社長さんに言われ、紹介された二軒目へと向かいました。

「ああ、大丈夫出来るよ、そやけど焼き入れるの時間かかるで、休み明けて急に依頼が多くてな。」
二軒目では出来るが日にちがかかる、その場でお客さんに電話して確認です。

「そうか、困るけど仕方ないわのお、しっかり焼き入れてもうてくれや、頼むで・・。」
と、お客さんの了解も貰って、とりあえず・・焼入れ完了待ちです。

　

一軒目は材料に多い、釜に入れる焼入れ屋さんで、焼入れ後に　表面が黒くボロボロになります。
二軒目は完成された製品によく用いる「高周波焼入れ」と呼ばれてる電流を使う焼入れです。
いろいろ・・仕事してると、普通の生活では知らんかったこと覚えていきます・・わ・・。

だいたい、焼入れってなんやねん？ですが、鋼材などを急に加熱し、急に冷やして硬くする・・。
時代劇なんかで、刀の職人さんが真っ赤になった刃をジュ・・と水に漬ける、あのシーンのアレですわの。
初めて教えてもらった時、にゃるほどアレか・・でしたわ、無知な自分の場合は・・。

しかし前にも書いたけど・・いろいろ怖い会話や用語の多い製造の世界です。　→　こちら

こうやって、いろいろ覚えていったり、毎日いろいろあり、ホンマ頭の中は、いっぱいいっぱいです。
昨日のことなんか・・もう忘れて・・次々やっていかにゃ・・どんまい！！　です。


　
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