弟の決心を聞いて、、、↓
「告知」
(実際は8/2の出来事ですが
こころの整理に少し時間が…夜中に眠れないので今の気持ちをまとめてみました)
執刀医の先生から告げられた手術で切除した腫瘍の病理検査の結果についてのコメント「やっぱり悪性やったわ!」
私が期待してた「良性」ではなくて「悪性」つまり「悪性新生物」
いわゆる「癌」
その言葉の響きに「ガ〜ン」ちょっぴりショック
入院の前日には万が一のことも覚悟
でもちゃんと手術後も生きてるから、それを考えたら告知の結果など大したことでは無い
先生は当初から私の右臀部のテニスボールよりひとまわり大きな腫瘍が悪性である可能性も考えながら
悪性新生物なら原発性(親分)なのか転移性(子分)なのかを見極めるためにさまざまな検査を実施
もしこいつが子分なら親分を見つけて親分を先に治療しないとこの子分だけをやっつけても何の意味もない。
手術は最悪の事態を想定してかなり難易度の高い腫瘍の袋を壊さずに全摘出
悪性腫瘍であれば袋が破れると髄液が漏れて他に転移する可能性も出てくる
私の大きな腫瘍はかなり脊椎を侵蝕してて(実際の先生の表現では腫瘍が神経を食べてる)
神経を傷つけずに腫瘍だけ取り除くのは相当困難な手術
手術の説明も右足の神経は元通りにならないかもしれないけど出来るだけ丁寧に腫瘍を剥がし取るわ
と、おっしゃってました。
先生の口から飛び出した言葉は「私も精一杯頑張るから山下さんも一緒に頑張って!」
だから結果として10時間弱という長時間の手術後
先生の口から私が最初に聞いた言葉は「安心して!全部取り切ったで」でした。
病名は簡単に言うと「悪性新生物」
私の場合は詳しく言うと「軟骨肉腫」
レベルはG1=危険度が一番低い
G2、G3だとかなり危険なレベルらしい
普通の癌のレベルはステージで表現するけど肉腫の場合はG=grade
しかも1、2、3の3段階
「軟骨肉腫」って私の認識ではめっちゃ怖い病気
「愛と死をみつめて」って映画で吉永小百合の演じる軟骨肉腫の大島みちこ
同年代の人なら知ってるって言う人も多いはず
まぁ当時の医学レベルでは不治の病とされた難病でも今ではかなりの生存率
腫瘍は全部取り切ったので放射線治療とかの追加の処置は無し
これから先に再発の可能性もあるけど先生が私に発した言葉
「山下さんとはこれから先一生の付き合いになる。私が生きてる限り山下さんのことはこの先一生面倒見ます。」
その言葉を聞いた私は
「先生に出会えたことに本当に感謝します」と目から込み上げてくる物をこらえながら伝えると
「そこまで言ってもらえると嬉しい」と言われました。
何と素晴らしい私の命の恩人
最初の整形外科では「大変な物が見つかった」と言われ
そのあと紹介された総合病院では「うちの病院では手に負えない」と言われ…
それが命を預かる医者から病気の不安を抱える患者に言う言葉なのかと憤りを感じた経験も伝えると
「そうなんよ、この手の病気はみんな知識が浅くて逃げたがるんよ」だそうです。
↑よく頑張ったよね~、これからリハビリ
弟は頑張り屋さんやから、きっと明るく前向きにリハビリに向き合うと思います
応援してまーす!!!