多摩爺の「こりゃ美味い(その26)」
東村山「黒焼きそば」 東京都東村山市・市役所食堂
既に現役をリタイアしてるのに、最寄りの税務署に確定申告に行ってきたといえば、
「えっ、そんなに収入があるの?」って思われるかもしれないが、
何のことはない、やっと元気になってくれたが、女房の医療費(コロナうつ)がけっこうな額になり、
確定申告しなきゃ・・・ 医療費を還付してもらえないのだ。
通常の確定申告は来月からだが、医療費控除については必要書類が揃えば今月からできるので、
税務署が混み合う前に行って申告してくることができるのである。
現役の時は、会社の年末調整で足りてたし、
医療費控除の心配もなく、そういった仕組みすらよく知らなかったが、
歳を取れば、さまざまな社会システムを知らなきゃならず・・・ 常に勉強せねばならない。
そういうことで・・・ 出かけたのが、北多摩地域を管轄する東村山税務署
10時過ぎに着いて受付を済ませ、番号札をもらうと11時から対応できると記してあった。
約1時間待ちだが、椅子に座って待ってると、次から次に人が来て、20分ぐらい経ったころに、
80代とおぼしきお婆さんが、目の前に立っていたので、席を譲ってあげると
良いことをした後は良いことがあり、40分ぐらい経ったころに呼ばれて手続きが始まった。
まずは、資料を確認してもらい、OKをもらってからは、
税務署に備え付けのパソコンの前で、e-Taxのシステムに入力する順番待ちとなる。
10分ぐらいして順番がくると、傍に座って入力をサポートしてくれる担当の人がついてくれ、
丁寧に教えてくれるので、約20分で全ての入力が終わり、
年金や、保険料、医療費などの申告額をもとに、計算された還付額がでてくると、
還付先の口座を入力し、プリントアウトされた書類をいただけば申告終了
時刻は11時40分・・・ さぁ、昼メシである。
近くの大型スーパーで買い物していた女房に連絡を取って、
税務署から歩いて10分程度の・・・ 東村山市役所の食堂へ向かった。
お目当ては、東村山のご当地グルメ「東村山黒焼きそば(500円)」である。
「東村山黒焼きそば」とは、地元のソースメーカーが開発した黒いソースを使った焼そばのことで、
市内の約100店舗の洋食屋さん、中華屋さん、居酒屋さん、そば屋さんなどが、
メニューのジャンルを問わず協力して、お店の前に「東村山黒焼きそば」の幟旗を立てていて、
前から一度食べたいと思っていた、町おこしに一役かってるB級グルメである。
調べてみると・・・ 黒焼きそばの黒のルーツは、鎌倉時代まで遡るというから驚きだった。
鎌倉幕府を倒すために挙兵した新田義貞は、北多摩のこの地に陣を構えると、
幕府軍の夜襲を警戒して、炭をかけて食事をしたという伝説が残っていて、
直後の久米川(東村山市)の戦いで勝利すると、勢いのまま鎌倉幕府を倒したことから、
炭=黒のイメージがルーツであるような記事が、東京都産業労働局のホームページにあった。
なお、「東村山黒焼きそば」が、ご当地グルメとして登場したのは、2008年頃らしいが、
新田義貞まで遡るとすれば、約700年の歴史だから、
こじつけもそこまで行くと・・・ 一生懸命であり、涙ぐましくて応援したくなってくる。
で・・・ 美味いかどうかと云うことになるが、
お味は辛口のソース味で・・・ それ以上でも、それ以下でもない。
辛口好みの私にはグッドだったが、辛口を好まない女房はイマイチとの判定だった。
一つだけ、個人的な思いを言わせてもらうと、麺も野菜もお肉も・・・ 全て真っ黒だから、
ビジュアル的には、美味しそうに見えなくて、食べてみないと評価できない難点がある。
真っ黒けが特徴であり、それが売りだから、致し方ないとは思うものの、
麺や野菜、豚肉に、黒い色味から美味さが伝わってこないのは、ちょっと残念かもしれない。
申し訳ないが・・・ 味とは別に、インスタ映えしないのである。
私は辛口好みなんで、また食べても良いと思うが、
女房はもう良いと言ってたので、どうやら口に合わなかったようである。
「焼きそば」っていう食べ物は、一口目の食感が全てであって、
具材に肉や魚介、野菜など・・・ 地域名産品が含まれていれば良いんだろうが、
味付けのソースを特産とするか否かは・・・ ちょっと意見が分かれるかもしれない。
女房には、申し訳ないと思ったが、
まっ、こんな思いがけない出会いがあるから、
初めての料理を食べるときの、ワクワク感が堪んないのかもしれない。
追伸
確定申告に続いて、東村山黒焼きそばだから、あちこちに話が飛んでしまい、
ちょっと纏まりのない話になってしまったが、
もう一つ追加で、東村山駅の東口で、この町の名誉市民「志村けん」さんの銅像を見つけたので、
記念に1枚だけ・・・ 写真を撮っておいた。
新型コロナウイルスに感染されて亡くなられ・・・ もう2年近くが経っているが、
いまだにコロナ禍の真っ只中で、悪戦苦闘の日々が続いている。
今さらながらだが、お隣の大陸からやってきたウイルスのしつこさに、
腹が立って仕方がないと思うのは・・・ 私だけではあるまい。
食欲をそそるような色味ではないが・・・ これが東村山のご当地グルメ「黒焼きそば」だ。
お味噌汁とサラダがついて500円だから、市役所の食堂ならではのリーズナブルなお値段である。
西武鉄道「東村山駅」の東口で見つけた、この町の名誉市民「志村けん」さんの銅像
もう2年も経ったのかと思うと・・・ コロナウイルスのしつこさに、メッチャ腹が立ってきた。
仰るとおりで、イカスミと黒酒という日本酒がブレンドされたソースのようです。
焼きそばでは、あまりみかけないピリ辛味で、私は好きな味でした。
こちらの名物焼きそばは
太麺にイタリアンソースがかかっています
お手頃な値段でした(*^^*)