多摩爺の「時のつれづれ(文月の41)」
北枕ですが・・・ なにか?
先日のブログで、頑固な母のことを・・・ ちょっとばかり愚痴ってしまったが、
そのついでというか、オマケといったらなんだけど
今年の5月、高齢の母が上京してきたとき、小言を言われたこと思いだしたので綴ってみたい。
私が自分の部屋で、ベッドに横になっていたとき、メシの用意ができたと母が呼びに来たんだが、
そのときの第一声が「◯◯さん(私のこと)、北枕(きたまくら)は止めとき。」だった。
「えっ、なんで?」と私が返すと、
母は「北枕は亡くなった人のものだから・・・ 縁起が悪い。」と言ってきた。
亡くなった人を安置する際、頭を北に向けるようにすることぐらい・・・ 私でも知っていたが、
一方で「頭寒足熱」という言葉があって、頭を寒い北の方にして、足を暖かい南の方にすれば、
実感が感じられるわけじゃないが、血のめぐりが良くなり、
健康に良いというのが・・・ 私の頭のなかでは、いまどきの常識だと思っていた。
さらに、なん年か前にテレビで見たことがあったのは、北の方角には強い磁力があり、
金属を引き寄せることから、金運がアップするという話しを、
ウソかホントか知らないが、風水の専門家が言ってたので、
私の頭のなかには、北枕は縁起が悪いなんて・・・ 微塵もなかった。
母から小言を言われたときは・・・ 言い返しても仕方がないので、
「わかった。わかった。」と、曖昧な返事でその場は取り繕ったものの、
はたして・・・ それで良かったのだろうか?
ひょっとしたら・・・ 他になにか言いたかったのに、
それを言わせなかったのではなかろうか?
線状降水帯といい、緊急安全確保といい、実家の近辺に出された警報のことを思えば、
いくら口喧嘩になろうと
もっと、もっと、母と話す機会を作らなくちゃいけけないのかもしれない。
ふと・・・ そんな気持ちになってきた。
昨日の朝は、母から電話が掛かってきたけど、
今朝の北多摩はどんよりで、蒸し暑くて鬱陶しいけど、
母が起きる時間を見計らって、こちらから電話してみよっかな?
「いまでも北枕だけど・・・ なんかあるの?」って、ちょっかい掛けてみよっかな?
「くだらないことを聞くな!」って言われたら、ちょっとガッカリだけど、
それでも良いから、母がなんて言うか・・・ 電話してみよっかな?
何気ない話題でも、きっと嬉しいはずです。
北枕、確かにそういわれますよね。
風水とかでは、逆に良いとか
ちなみに私は東枕なんです。カーテンの隙間から朝陽を感じられます。
先ほど母に電話したら「そんなこと言ったかね?」でした。
「えっ、ボケたんじゃないの?」と言うと、
「そうかもしれん。」と言うではありませんか。
ちょっかいかけるつもりだったのに、逆にからかわれたようです。
なんでもいいんです。
電話して下さい。
何?なんかあった?久しぶりにかけるとそういわれますが
もう一回かけれるものならあの世にでもかけたいです。
いつでも声が聞けること当たり前じゃないですよ〜
口が達者な母なので、よく衝突しますが、
私と妹が話し相手になるしかないと思っていたら、女房とはちょくちょく話してるようで、けっこう助かっています。
毎週のように実家に行ってくれる妹と、話し相手になってくれてる女房と妹の旦那には、ホントにホントに感謝しています。
します。
安物ベッドなので
説明書に、三か月に一度
ベッドマット🛌を
反対にしてください。
面倒などので、枕を反対側に置き
寝ています。
認知症予防になる?
マットの向きを変えず、枕を逆にして寝る向きを変えるとは、なかなかの知恵者ですね。
機会がありましたら、参考にさせていただきます。
「頭寒足熱・西方浄土」お釈迦様は良い事を教えてくれていますものね。
決して縁起が悪い事では無いのですよね。
家でも娘が「食事しよう」とか「花の見られる山へ行こう」とか最近やけにそんなラインが入って来ます。
何でも娘の仕事仲間が「親が歳を取ったら頻繁に会う様にしないと後で後悔する」と昼食時間、そんな話をしたらしいのです。
娘もラインだけで会っている様な錯覚をしていた事に、ふと気が付いたのでしょう。
私の考えが間違ってないことが分かり、安心しました。
やっぱり頭寒足熱ですよね。
私も、妹も、女房も、女房の夫も、母が嫁姑関係で苦労してたのを知ってますから、母のことは特に気になっています。
母は頑固者ですが、機転が利いて、面白い性格なので、このヤローなんて時もありますが、
結局、最後は私たちが負けてしまいます。
歳も歳なんで・・・ それで良いと、ほとんど諦めています。