多摩爺の「時のつれづれ(弥生の26)」
いわしっ子
ちょっと前のことなんだが、
私と一緒に、夕方のニュースを見ていた下の孫(3歳男児)が・・・ 突然、口を開いた。
「イワシ、美味しいのに・・・ 可哀想だね。」
海水温の急激な低下に耐えられず、ショック死した後、浜辺に打ち上げられた大量のイワシを見て、
3歳男児が・・・ そんなことを言ってきた。
死んだイワシを見て、可哀想だと慈しむんだから、なんと優しい孫だと思うものの、
3歳にして食物連鎖を知ってるのかどうかは分らないが、
「美味しい。」って言う言葉を発するんだから、
すでに、酒飲みの素養が・・・ 開花しているのかもしれない。
昨年の春、実家の母が上京した際、一緒に買い物に出かけたとき手に取ったのが、
「いわしっ子」という、小さな袋に小分けされた・・・ カタクチイワシの干物だった。
「小魚はカルシウムがあるから、小さいうちから(孫に)食べさせなさい。」と言われたんで、
食べてくれるかどうかは半信半疑だったが、
母のご機嫌を損ねないように、買って帰ったんだが・・・ これが大当たりだった。
上の孫(5歳女児)は、ごはんにシラスをかけるのが好きだから、好物かと思いきや、
嫌がらずに食べはするものの、特に好きっていうほどじゃなかったが、
下の孫は、始めて口にして以来・・・ うちにやって来たら、
「イワシ、イワシ」と言って、私に催促するようになったんだから、こりゃ大当たりだろう。
小さな袋に小分けされてるので、公園に遊びに行くときに、
2~3袋ポケットに入れて行くと・・・ これが実に良い仕事をしてくれる。
カルシウムが取れるだけじゃなく、甘いもので虫歯になるリスクを軽減させるし、
軽く小腹を満たして・・・ 脳みそに「満足でした。」のサインを送っているらしい。
イワシをポケットに入れて持ち歩く爺さんは、滅多にいないと思うが、
一つ気になるのは・・・ こいつは将来、酒飲みになるだろうなってことである。
息子も、嫁も・・・ ほとんど酒を飲まないが、
私と、嫁の父親は嗜むどころか、分類的には大酒飲みに属しているので、
孫に隔世遺伝していても、全くもって不思議ではない。
というか・・・ まだ3歳だというのに、
いまから、こいつと酒が飲める日が待ち遠しくて堪らないんだから、
息子や嫁からは、晩酌のビールを孫に飲まさないかと・・・ マークされてる始末である。
なにはともあれ・・・ 一緒に酒を飲む日はさておき、
カルシウムをしっかり取って、骨が丈夫になってくれればありがたい。
あと12年・・・ 彼が高校生ぐらいになったら、
「あなたの骨は、爺ちゃんが鍛えてやったんだ。」と言ってやろうと思う。
「えっ、ウソっ?」と言うのか?
それとも「ありがとう。爺ちゃんのお陰だよ。」と言ってくれるのか?
きっと前者だと思うが・・・ その確認を楽しみに、長生きするしかないだろう。
1袋のなかに、小分けされた小さな袋が15個だから・・・ 持ち運びには最適だけど、
イワシをポケットに入れて、持ち歩いてる爺さんは、きっと私ぐらいじゃなかろうか?
ほっこりしたお話 ありがとうございます。
隔世遺伝に期待♫(笑)
我が家は下の息子は全く飲めずーー。こんな夫婦の子なのに(^_^;)
骨丈夫!!お孫さん おじいちゃまに感謝の言葉 いつか言ってくださいね。
↑☝
と、、けいこ婆さん 言いたい!
最近、反抗期に入ったみたいで、ちょっと態度がでかいんです。
それがまた可愛いのでからかうと、今度は怒ってきます。
骨とともに、心も少しずつ成長しているようです。
おかげで大きくなりました😄
私も食べてました。
それをすっかり忘れてたんですから、飽食の時代にどっぷり浸かってたってことですね。
いまさら骨格を形成し、体を大きくする必要はありませんが、体に良いものはどんどん取っていこうと思いました。
年々、魚離れが進んでいると聞きます。旅行に行った先でもマクドナルドで食事をしたり勿体無いです。
漁港が近いなら新鮮な魚を堪能するのが○♪
仰るとおりです。
旅の食事は、やっぱり地元の名物を食べたいですね。