~ふるさとの法事の時は手作りのモーイ豆腐を食べて育った~
先週、木曜日の「ケンミン・ショー」でまたまた沖縄の食材が登場しました。先週は「歴史探訪情報発信」シリーズで紹介できなかったので、本日紹介いたします。
沖縄で豆腐と言えば…今や観光土産店でも販売しているので、ご存じの方も多いジーマーミー(落花生)豆腐です。もちろん、食べるとピーナッツ風味がします。沖縄を代表する、おふくろの味、かもしれません。各家庭で作る場合もあります。
さて…ここからが本題の「モーイ豆腐」の登場です。
沖縄本島北部(通称:やんばる)では、海藻を煮固めて作る「モーイ豆腐」が大好きなんです。
…みなさん、モーイ豆腐!?って何ぞやって思いましたか?
ちょっと分かりにくい画像で申し訳ありませんが、こんな感じです。豆腐と言いつつ豆腐は一切入っていません。食感が豆腐のようなので「モーイ豆腐」と呼ばれています。
生ものの海藻は春限定ですが、乾燥タイプは一年中スーパー(北部限定)に売っています。
そうなんです…200年ほど前から本島北部でのみ食べ続けられてきました。
この海藻がデリケートで海がキレイな場所でしか育たないので、本島でも特に海質の良い北部にしかないようです。
みなさんもおなじみ「美ら海水族館」から、さらに北部の地域になります。ちなみに、プロ女子ゴルファーの宮里藍もこの地域の東村(ひがしそん)の出身です。パイナップルの産地です。
私の祖母も隣の大宜味村(おおぎみそん)出身なので、いつも作っていたのを思い出しました。「世界一長寿の村」として有名になりました。シークヮサー発祥の地です。子どもの頃、「髪の毛に良いからたくさん食べろ」と言われたのが懐かしいですね~科学的根拠があるかどうかは分かりませんが…
おかげで髪の毛が異常に硬くて切るのが大変、と散髪屋の人によく言われます。私の亡父もタワシのように硬かったです(笑)何度もお店のバリカンを壊しました、親子ともども…
そう言えば、この地域の方々は髪の毛が多くて濃いような気がします。今や、やんばるを代表する有名人になった宮里藍もモーイ豆腐をたくさん食べて育ったのかもしれません。
このような、地域限定の「モーイ豆腐」が全国放送で紹介されて「大試食会」まであったので感謝・感激です!
※番外編です…読売新聞に沖縄関連の記事があったので紹介いたします。
屋良朝苗(ちょうびょう)…沖縄県初代県知事です。小学生の頃、勉強したのが懐かしいですね~沖縄県民で知らない人は誰もいないと思います。 右は本土返還直後の写真です。私は生後8ヵ月でしたので、当然覚えていません(笑)。私の出産費用はドル払い、というわけです。
久しぶりに、現地特派員から届いたお花を紹介いたします。
…夏バテにお気をつけ下さい。