某月某日、朝8時に京都の阪急西山天王山駅に集合、20代から70代までタイ人留学生&日本人、総勢8名で車で2時間、京都府と兵庫県の県境の大成峠に向かいます。大成峠は平成の初めころまで歩いて通れた道なのですが、すぐ近くに新しいトンネルと国道ができたので、自然に帰ってしまった(消滅)してしまった道です。グーグルマップでは直線距離で1キロくらい道がなくて、国土地理院の地図には細い獣道のようなものがクネクネうっすらとあるだけ。ひょんなことから参加することになったこのツアー、大丈夫なんやろか・・・。
この峠を越したところにあるのが私の出身地なのですが、両親に聞いても「はぁ?無理!」と言われるばかり。京都府側の頂上までは下見をしてもらっていたのですが、下りは全く未踏。引き返すことも視野に入れてます。上り始める前に、大成の村で母に電話をしようと思ったら、まさかの圏外。圏外という文字、久々に見た。
道があったりなかったり。植林されているため、もともとの道はなくなって作業用のような道が途切れ途切れにあるだけ。木にしがみついたり這って進んだり、とりあえず頂上を目指して歩き始めますがジャンクフード育ちの男の子(と言っても大学生)が遅れ始める。私はこの日の隊長の次くらいに歩けたので少し進んでは最後尾が来るのを待つ。隊長が最後尾を迎えに行き、全員揃ったら再出発の繰り返し。なので、私は休憩が多いけど最後尾の人は休憩なしで歩かされます。キツイやろな。(←他人事)
道がなくなっているところは、下見隊が目印にピンクのリボンを木に結んでくれています。それをたどって、ついに県境の頂上に到着!!
麓の村では入らなかった携帯がここではバッチリ!地図の上半分が京都府、下半分は兵庫県。母の友達に聞くと、この道は南北朝時代に大陸からやってきた人が通った道らしいのです。
木々の向こうに兵庫県の田んぼが見える!(画像の真ん中)これ見たらテンション上がるわ。遅れてる最後尾がなかなか来ないので私たちは撮影タイム。暖かい日だったけど、頂上は風が少し冷たい。早く来てー!
私だけ悪いことした人みたいになってるw ほかの人のSNSでは顔丸出しなんやろけど、ま、いっか。
これが県境の印らしい。
ここでちょうど12時。予定では兵庫県の村についているはずだったのだけど、脱落しそうなタイ人の男の子がいてどうなるんやろか???
ところでこの日、隊長を務めたオジサンは普段はタイで旅行会社をやっている人で、今はコロナのため帰国中。娘が勤めていた幼稚園や入っていたバンドのことをよく知っていて、娘と面識はないものの共通の知り合いが何人もいることが判明。そのうちの一人はメキシコ在住になっているけど、今でもみんなフェイスブックでつながっているという。タイの日本人コミュニティは狭いなぁ。悪いことできひん。
②に続く・・・
香乃さん、スリムなのに体力あるね。
私は高所恐怖症だし、無理だわ。
隊長のすぐ後に付いて行けた。
デスクワークの人は、股関節が痛いって言ってたわ。