よみがえる桐たんす 杉山箪笥店「 四代目の日記」

私は関市で古い箪笥、思い入れのある桐たんすなどを修理して依頼主様より笑顔を頂ける事を喜びとして仕事をしています。

良心的な店、職人に頼んでった。

2016年04月23日 | 思い入れのある箪笥の修理
今日は愛知県犬山市へ母親の使っていた箪笥の修理が出来上がり長女宅に配達に行ってきました。
修理依頼時より、価格の違いを質問されました。
当店の修理は「必要以外の修理をしない、価格アップのための修理はしません」
この言葉に賛同いただき3本の桐たんすの修理依頼を頂きました。
色々な所に見積を取られたようです。一番高い所が3本で100万円ビックリです。どの様な仕事をすれば、このような価格になるのでしょうか?
他社の仕事を見ると、箪笥本体裏板を桐板もしくは樅板を剥がしベニヤ板に交換することで新しくなったと高額請求する。
依頼主は無垢板がベニヤに交換されたことを知りません。
金具も同じです。とても良い物がついているのに格下金物に変え請求する。
当店の考えですが、昔の良い物が使ってある場合は生かし、次につなげる為に問題がある場合だけ交換請求します。
思い入れのある箪笥を受け継いで使っていこうと思っている方の気持ち、考え、予算を聞き適切な修理に心がけたいと常々思い実行しているつもりです。
本日納品の依頼主様からは「値打ちで、親切で頼んで良かった」とうれしい言葉を頂きました。
3本の箪笥は先日納品の妹様、次納品する姪御さんが受け継ぎ使われます。
この様に物を大切にされる方が増え、箪笥だけではなく古き良き物が残るような意識付けが出来たらな!!と思います。
ホームページもリニューアルして一年、だんだん浸透しているようです。
下記アドレスよりホームページご覧ください。
http://www.sugiyamatansu.com
http://www.sugiyamatansu.com/日々の仕事/
今年よりホームページに「日々の仕事」欄を増やしました。
よろしかったらお読みください。



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