オークス当週の追い切りをチェックしてみた。
注目は2頭。どちらも美浦所属馬となった。
★バウンスシャッセ
南W：80.6-66.5-51.9-38.3-12.7 馬なり先着
【前回】南W：67.4-51.9-38.7-13.0 馬なり
バウンスシャッセが6ハロンから併せていって馬なりで先着を果たした。藤沢厩舎では珍しく長めでタイムも抜群に良い。前回の内容と比べても、もともとオークスを狙って皐月賞にチャレンジさせた、かなりの意気込みを感じる。最初は買う気はなかったが一考に値する内容に思った。
★ヌーヴォレコルト
南W：69.3-54.2-39.7-12.4 G強 0.6秒先着
【一週前】南W：63.5-49.4-36.4-12.6 一杯先着
ヌーヴォレコルトは当週の追い切りは強めで終い12.4秒と南ウッドでは上々な加速を示したが、さらに言うと一週前のタイムには度肝を抜かれる思いだ。これは速い。斎藤厩舎も気合が入ってる。昔、ゴスホークケンという早熟のGⅠ馬がいたが、あれも調教は駆けた。
バウンスシャッセもヌーヴォレコルトも、今回ハープスターにどのくらい迫っていけるかだが、これだけの好調さを生かすには、最後の直線ではハープスターと同じ位置取りではとても末脚勝負では歯が立たないだろうから、最初から前目の位置で先行抜け出しの展開が理想だとは思う。北村宏騎手も岩田騎手もそのあたりは自在な動きをしてくれるだろう。
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第75回 オークス(ＧＩ) 東京芝2400m
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断然人気の桜花賞をキッチリと制したハープスター。だが、レッドリヴェールとはクビ差と、圧倒的な勝利とまで言い切れぬ部分に物足りなさが残ったのは事実。
それでも、現世代最強クラスに位置する存在である馬であることは間違いなく、しかも、最大のライバル・レッドリヴェールが日本ダービーに向かうこととなったことは、２冠達成に向けて大きな追い風。我々もこの馬が中心的存在になることは否定しない。
となれば、馬券的な面白さが皆無かと言えば話は別。なぜなら、圧倒的１番人気となる馬がいるときは取材がそこに集中し、盲点となる情報馬が激走して穴になるからだ。
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