◯ 業務効率化や顧客対応の自動化など。
セールスフォース・ジャパンは2024年10月18日、自律型AI(人工知能)エージェント「Agentforce」を日本国内で10月30日に提供開始すると発表した。同社は、ユーザー企業がAIエージェントを活用することで、業務を自動化したり業務効率を高めたりできるとする。
AIエージェントとは、大規模言語モデル(LLM)がユーザーの指示を解釈し、それに応じた処理を自動で実行するシステムだ。米Salesforce(セールスフォース)は2024年9月、AIアシスタント「Einstein Copilot」を改称する形でAgentforceを発表していた。
Agentforceは、これまでユーザー企業の従業員が携わる必要のあった業務内容の一部を支援する。例えば、営業の見込み客リストから顧客を選別して商談を設定するといった処理を自動で実行できる。ユーザーは自然言語やローコードによりAIエージェントの作業範囲を事前に設定しておく。設定範囲外のタスクが生じた場合、AIエージェントはそのタスクをユーザー企業の従業員に引き継ぐ。
カスタマーサービスに特化したAgentforceである「Agentforce Service Agent」も併せて発表した。Agentforce Service Agentは、事前にプログラムされたシナリオがなくても幅広い顧客からの問い合わせに対応できるとする。