お友達から、たまり漬を頂いた。
とりわけ、らっきょうのたまり漬には、
深い思い入れがある・・・・。
子供のころ、父が西那須野に出張になると、決まって帰りに
今市に寄っておみやげとして買ってくる。
父は酒の肴などで生のらっきょうをよく味噌をつけて食べていた。
1度だけ、私も食べてみた事があったが
とても、辛くて、決して美味しいものではなく、
それ以来、口にする事は無かった。
その日も、おみやげと称して買ってきた。
夕食の前、相変わらず、らっきょうをつまんで美味しそうに食べ
酒を流し込んだ。
何を思ったか?私に「食べるてみる?」と、
『えっ、ううん、いらない!!』と返す。
父はそれでも、執拗に勧めてくる。
終いには、「騙されたと思って食べてみろ!これならきっと食べられるはずだ!」
と、言い出し、(酒の力が加わってか?強気になった(笑))
仕方なく、目を瞑って小さめのをパクリと飲み込んだ!
あれ、これ、それ、なに?????
甘辛くて、醤油の香りが口一杯に拡がる
いい感じじゃないですか?
あの時はまだ、幼くて分からなかった?
その日以来、好物になった、たまり漬
メインではなく脇役として欠かせないもの。
今は亡き父が好きだったもの。
あの頃が甦り懐かしく思い出された・・・。
思わず一粒口に入れて、夕飯のカレーの準備にとりかかった。