思い出

　　思い出、心の思い出、魂の思い出。

魂の思い出は自分の右脳、潜在意識の中にあります。

自分の中の思い出って忘れていた事もいっぱいでした。

嫌な思い出ばかり覚えているという人もいるし、だから思い出したくないと思う人も。

良い思い出はその周りの風景までも思い出の中にあって、その時に聞いた音楽までも思い出すという人もいます。

私もあまり思い出す事は無かったけど、４０代ぐらいから自分の目標を「自分を好きになる」って決めてから無理やりにでも幼い頃からの事を思い出していました。

自分年表を作るかのように思い出して、

その時の心を思い出して自分の心を分かってやろう気づいてやろうって思い始めたんです。

その一つ一つに「そうだったのか～そうだったのか～！」って子供に声をかけるようにです。

声には出しませんでしたが (^^;)

段々そうやっていくうちに、人から褒められても認められてもこれぐらいでどうして？って、

そんなに嬉しいと思わなかった私が、

自分だけが自分を褒めていない事に気づき、涙が出てきて、

自分が心から愛おしく抱きしめたくなったのです。

思い出したくなかった思い出も思い出す事も出来たし良かったなと (^.^)

出来事は時間と共に忘れるけど、

心の思い出、思い出と共に在る心だけは片隅に残っているんですね。

それが痛みになっていたりするんですよ。

どんな風に心が感じていたかどんなに辛かったか、

やっぱり分かってほしいのです。理解してほしいのです。

その痛みの原因に対しても、痛みの大きさにも

価値観、概念、捉え方、理解の仕方いろんな事が折り重なっている。

痛みって人に話しても分かりっこない、どうせ分かってもらえないって溜め込んでしまう。

でも分かってほしいのは痛みを抱えている肉体の持ち主。

それでもその肉体の持ち主の価値観や概念や捉え方や理解の仕方によってもまだ納得には到達しないかも知れないのです。

そのために肉体の持ち主は今生で価値観や概念や心を磨き成長させないと納得してあげれないのです。

人に話しても分からない、お医者さんに伝えても分からない。

そんな痛み、自分にはわかっているのですか？

分かってあげれるのですか？

自分の概念の中に、自分の価値観の中に、理解してあげれるだけの答えを持っていますか？

小さな世界観で答えてあげても納得してもらえますか？

痛みが離れて行ってくれますか？

そんな思い出が誰にでもあるって私自身も自分の思い出を思い出しながら気づきました。

ある時、嫌な人と別れた時…、

分かれた当初は心をどこに持って行って良いか分かりませんでした、

心が痛くて、胸が痛くて、思い出もいっぱいあったけど、

その思い出をどう整理して良いか分かりませんでした。

辛い事や頑張りすぎてた事ばかりで何が何か分らんって心がぐちゃぐちゃに。

あれは何だったんだとか、あれはどうしてくれるんだとかです。

でも、相手の事も自分の事も理解してあげようとしてみました。

そうしたら嫌な人の事も処理できた。

そうなると不思議なもんで、

その嫌な人との楽しい思い出も思い出すこともないし、

楽しい思い出が無かったんだなと。

そんな時の自分の心は本心ではなかったんだなと。

だから嫌な人だったんだと。

自分に合わない人でも無理して情報（人間心理の種類）を得るために我慢してたんだと。

縁はあっても気が合うとか合わないとかの判断も自分の概念がどれほどのものかで変わりますもんね。

自分の無理はどこかに無理が生じます、それが心の痛みか苦しみとなったんだと。

その縁も人生のバランスを取るために必要なエッセンスだったんです。

まあそもそも楽しい思い出はその時に楽しい事で処理（心の昇華）できているので思い出すことも無いのかな (^.^)