映画原作小説〖すずめの戸締まり〗(新海誠著)あらすじ・ネタバレ感想。
人々の命と生活を守る為、鈴芽は大好きな男性を犠牲にする。
彼をこの世に取り戻そうと鈴芽は傷だらけになりながら奔走するが……。
人々の命と生活を守る為、鈴芽は大好きな男性を犠牲にする。
彼をこの世に取り戻そうと鈴芽は傷だらけになりながら奔走するが……。
小説〖すずめの戸締まり〗
■著者:新海誠
■カバーデザイン:木庭貴信(オクターヴ)
■発行:株式会社KADOKAWA
■発売日:2022年8月24日
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小説〖すずめの戸締まり〗登場人物
★登場人物
小説〖すずめの戸締まり〗あらすじ・ネタバレ感想
★あらすじ
小説〖すずめの戸締まり〗登場人物
● 岩戸鈴芽
宮崎県に住む高校2年生
叔母・環と2人暮らし
子供椅子になった草太と鍵を閉める旅へ
叔母・環と2人暮らし
子供椅子になった草太と鍵を閉める旅へ
● 宗像草太
“閉じ師”の青年
ダイジンに子供椅子に封じ込められる
ダイジンに子供椅子に封じ込められる
● 環
鈴芽の叔母さんでかなりの過保護
漁業協同組合に勤めている
漁業協同組合に勤めている
● 要石
鈴芽によって要石は猫になる
ダイジンと呼ばれ各地で扉を開けている
要石は他にもあり後にサダイジンが登場
ダイジンと呼ばれ各地で扉を開けている
要石は他にもあり後にサダイジンが登場
● 絢 とマミ
鈴芽の友達
● 稔
環の同僚。環に片想い中
● 千果
愛媛県の高校2年生で家は旅館
鈴芽を泊めてくれる
鈴芽を泊めてくれる
●ルミ
鈴芽を神戸まで車に乗せるスナックのママ
双子の花と空の母親
双子の花と空の母親
●ホステスのミキ
● 絹代
草太の大家さん
● 宗像羊朗
大学病院に入院中の草太の祖父
● 芹澤
草太を心配し様子を見に来た友達
鈴芽と環に関わることになる
鈴芽と環に関わることになる
小説〖すずめの戸締まり〗あらすじ
高校2年生の鈴芽は叔母と2人暮らし。
ある朝、登校途中で坂を登ってくる青年に廃墟の場所を尋ねられる。
青年のことが気になって仕方が無い鈴芽は学校へ行くのをやめ、彼が向かったであろう廃墟へ自転車を走らせる。
ある朝、登校途中で坂を登ってくる青年に廃墟の場所を尋ねられる。
青年のことが気になって仕方が無い鈴芽は学校へ行くのをやめ、彼が向かったであろう廃墟へ自転車を走らせる。
廃墟で鈴芽は不思議な扉を見つける。
そっと触れただけで扉は開き、向こう側に夜が見えた。
不思議な景色を確認しようと鈴芽は扉の中に入るがあちら側には行けず、何度も出たり入ったりを繰り返す。
そうしているうちに石像のようなものが靴にあたり、鈴芽はそれを引き抜く。
石像は熱を持ち、みるみる動物の姿になって駆けて行った。
そっと触れただけで扉は開き、向こう側に夜が見えた。
不思議な景色を確認しようと鈴芽は扉の中に入るがあちら側には行けず、何度も出たり入ったりを繰り返す。
そうしているうちに石像のようなものが靴にあたり、鈴芽はそれを引き抜く。
石像は熱を持ち、みるみる動物の姿になって駆けて行った。
恐怖を覚え学校へ行った鈴芽だったが、教室の窓から赤みを帯びた煙のようなものが廃墟の場所から立ち上っているのを見る。
それは鈴芽にしか見えない。
いてもたってもいられず鈴芽が再び廃墟へ向かうと、あの青年が煙が出ようとしている扉を必死に閉めようとしていた。
鈴芽は青年を手伝い2人で扉を閉める。
それは鈴芽にしか見えない。
いてもたってもいられず鈴芽が再び廃墟へ向かうと、あの青年が煙が出ようとしている扉を必死に閉めようとしていた。
鈴芽は青年を手伝い2人で扉を閉める。
怪我を負った青年・宗像草太を自宅へ連れて行き手当をしていると、鈴芽の部屋に一匹の子猫が現れる。
子猫は人語を発し、草太を邪魔者扱いすると彼を子供用の椅子に封じ込める。
猫は窓から逃走し、椅子にされた草太は猫を追いかけ……。
子猫は人語を発し、草太を邪魔者扱いすると彼を子供用の椅子に封じ込める。
猫は窓から逃走し、椅子にされた草太は猫を追いかけ……。
小説〖すずめの戸締まり〗ネタバレ感想
新海誠さんの作品は少々暗い話が多い。
『すずめの戸締まり』も暗い感じで話が進むのかと思ったが、読むにつれ主人公が力強くなっていき前向きさを感じる物語の展開となり面白かった。
不満を言えば、草太がイケメンである時間が短かったことかな。
ほとんど椅子だった。
『すずめの戸締まり』も暗い感じで話が進むのかと思ったが、読むにつれ主人公が力強くなっていき前向きさを感じる物語の展開となり面白かった。
不満を言えば、草太がイケメンである時間が短かったことかな。
ほとんど椅子だった。
椅子になった草太の寝込みを襲うほど鈴芽は草太を好きだったのだけど、まさかあんな決断を迫られようとは。
鈴芽はその他大勢の人の命と暮らしを守る為に、あえて草太を犠牲にする。
私だったらできないなぁ。
所詮その他大勢の人々は自分には直接関係しない人達だもの。
それより好きな男の方を優先するわ。
鈴芽はその他大勢の人の命と暮らしを守る為に、あえて草太を犠牲にする。
私だったらできないなぁ。
所詮その他大勢の人々は自分には直接関係しない人達だもの。
それより好きな男の方を優先するわ。
草太を犠牲にしたことで、とてつもない後悔と罪悪感を背負った鈴芽。
放心状態から正気に返った鈴芽は、草太をどうにか救おうと血を流すほどのもがきと苦しみを味わいながら右往左往する。
答えがないものを探すなんて途方もない。
だけど、鈴芽は草太をこの世に戻そうとがむしゃらに足掻く。
その過程で、元々は後ろ向きでどこか自分を偽って誤魔化して生きてきた鈴芽が真正面から人とぶつかる勇気をふるい起こす。
それは、鈴芽の叔母の環の生き方にも影響を与えることになる。
放心状態から正気に返った鈴芽は、草太をどうにか救おうと血を流すほどのもがきと苦しみを味わいながら右往左往する。
答えがないものを探すなんて途方もない。
だけど、鈴芽は草太をこの世に戻そうとがむしゃらに足掻く。
その過程で、元々は後ろ向きでどこか自分を偽って誤魔化して生きてきた鈴芽が真正面から人とぶつかる勇気をふるい起こす。
それは、鈴芽の叔母の環の生き方にも影響を与えることになる。
環は責任感から鈴芽を引き取ったけれど、結婚を諦めていきなり幼児の親になったのはキツかったと思う。
そのしんどさを認めたくなくて普通の親より親らしくしようとして、かえって鈴芽にプレッシャーを与えていた気がする。
きちんと理由を言わずひたすら爆走する姪っ子を軌道修正する為に迎えに来た環だけど、本音をぶつけたことで環自身も「こうでなくてはいけない」という呪縛から自由になれたのではないかな?
そのしんどさを認めたくなくて普通の親より親らしくしようとして、かえって鈴芽にプレッシャーを与えていた気がする。
きちんと理由を言わずひたすら爆走する姪っ子を軌道修正する為に迎えに来た環だけど、本音をぶつけたことで環自身も「こうでなくてはいけない」という呪縛から自由になれたのではないかな?
最も同情すべきは、教員採用試験の二次試験をすっぽかした草太を心配して訪ねて来た友人・芹澤だろうな。
オープンカーが転落し、ベコベコになった後、鈴芽と環に放置されてしまうのだから酷い話だ。
嵐のような叔母と姪コンビに振り回されたというのに、芹澤は2人を迎えに来てくれるのだからとてつもなくお人好しだ。
ひょっとしたら一番の功労者かもしれない芹澤よ、幸あれ。
オープンカーが転落し、ベコベコになった後、鈴芽と環に放置されてしまうのだから酷い話だ。
嵐のような叔母と姪コンビに振り回されたというのに、芹澤は2人を迎えに来てくれるのだからとてつもなくお人好しだ。
ひょっとしたら一番の功労者かもしれない芹澤よ、幸あれ。
Prime Videoすずめの戸締まり
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