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喜多喜久『ヴァンパイア探偵-禁断の運命の血-』のネタバレ感想

喜多喜久『ヴァンパイア探偵-禁断の運命の血-』のネタバレ感想です。
2019年8月6日に発売されました~♪
ヴァンパイア物は小説も漫画も大好き♪
ドラキュラ伯爵はもちろんのこと、『バンパイアハンターD』とか『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』とかメロメロになって読んでいたわ。


『ヴァンパイア探偵-禁断の運命の血-』

Vampire Detective
『ヴァンパイア探偵-禁断の運命の血-』 tataraworks
著者:喜多喜久/カバーデザイン:西村弘美/カバーイラスト:THORES柴本/発行:株式会社小学館/2019年8月6日発売


ヴァンパイア探偵登場人物 

★桃田遊馬(ももたゆうま)
 28歳。長身。ガッシリ系。
 紅森市の紅森署の刑事。階級は巡査。
 天羽静也と幼なじみ。
 静也によく血液鑑定を依頼している。
 良く通る爽やかな声らしい。
 静也にとっては「運命の血」の持ち主。

★天羽静也(あもうせいや)
 本作の安楽椅子探偵。
 資産家の父は海外移住(実は行方不明)。
 現在は豪邸で1人暮らし。
 趣味の投資で稼いでいる。
 豊富な資金力で自宅で血液の研究中。
 警察でのあだ名はヴァンパイア。
 ヴァンパイア並の美貌。
 ヴァンパイア因子の持ち主。
 つまり……本物。

★虎姫光(とらひめひかる)
 24歳、警部。キャリア。
 小柄で中学生のような外見。
 中高年男性の加齢臭アレルギーあり。
 おっさんに近づくと背中が痒くなる。
 その為、若い遊馬とコンビを組む。


魅力的なキャラクター小説 
キャラクター小説とは、魅力的なキャラクターありきの小説で、大人向けライトノベルとも言う。
東川篤哉さんの『謎解きはディナーのあとで』もこの分野に入ると思うな。
喜多喜久さんの『ヴァンパイア探偵-禁断の運命の血-』もキャラクター小説。
メインキャラ3人は相当作り上げているわ。
虎姫光の中高年のおっさんアレルギーとかね、失礼すぎるわ(笑´∀`)


定番の吸血鬼とはひと味違う 
天羽静也(あもうせいや)のイメージはカバーイラスト通り。
銀色がかった柔らかい髪の毛、大理石のような白い肌、白衣ではなく黒衣をまとって血液の研究をしている。
しかも大変なお金持ちっ( ´艸`)
そして、本物のヴァンパイアッ(≧∀≦)♪

と、言ってもステレオタイプの吸血鬼ではないのよ。
静也の研究によると、まれにヴァンパイア因子を持つ者が存在する。
その者にとって運命の血は麻薬のようなもので、一度でも口にすると止められなくなる、ということらしいわ。
つまり、運命の血と巡りあわなければ、たいして血には興味がないわけね。
天羽家は近親婚を繰り返した為、静也はヴァンパイア因子を受け継いでしまったらしい。


そこはかとなく漂うBL感 
実は静也は子供の頃に運命の血を口にしていたのよね。
親友・桃田遊馬の血。
ガッシリ系の男前の遊馬と華奢なべっぴん静也の組み合わせは、ちょっとした妄想には丁度良い。
喜多さんの小説はガッツリBLではない。
けれど、『死香探偵』とかね、想像しやすい要素がふわふわ漂っているのよね。
『ヴァンパイア探偵』もそんな感じになりそう。


続編に期待 
天羽家の謎は謎のまま。
静也の父は表向き海外移住したことにしているけれど、実は行方不明。
もっと天羽家の謎を知りたいなと思う。
きっと、多分、おそらく、続編を書いてくれることだろうと期待している。
ただ、虎姫光はちょっと邪魔。
このキャラクター、要る?
喜多さんの小説好きだけど、女性キャラがウザイんだよね。
静也と遊馬の世界で十分よ。

◆ヴァンパイア探偵2あらすじこちら
ご訪問ありがとうございましたm(_ _)m

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