心を鍛える②

それにしても週末の試合は悲惨なものであった
特に３番手から下の試合は見るも無残

自分がこれまでやってきたことをすべて忘れてしまったかのようなプレーの連続・・
そしてそのたびに下を向く

こうなると前回の記事でも書いたように
前向きな気持ちでボールは打てない

悪いイメージが次々と現実のものになる
良いイメージを持とうとしても
良いイメージを実現するためにはかなりの努力を必要とするが
悪いイメージを実現するのには努力なんて全くいらないから

やっぱり悪いイメージが先行して実現してしまう

結果、今まで負けたこともないような相手にも簡単に負けてしまう

今日の相手校の皆さんは
「なんだ◎◎中って思ったよりたいしたことないな」
なんて思われたに違いない

まあ、それは紛れもない事実だから仕方ないといえば仕方ない

しかし、今までやってきたことを考えると悔しさを通り越して
虚脱感さえ覚える

入学してから今まで
悪い条件を何とか補おうといろいろな人に助けていただき
練習時間と練習場所と試合の相手を見つけてきた
その絞り出すような条件の中で頑張ってきたのはなんだったのか

それはやっぱりだめになりそうなときに
「あれだけのことをやってきたのだから」という
支えをつくるため

しかし、現実はその逆だ
やればやるほどだめになる、のではなく
だめになるのを怖がる

「あれだけやったのに」という思いが
さらに落ち込みを加速させ、選手のプレーに縛りをかける

自分にしても焦っているのが自分でもわかる
心のどこかで「３月までかも」というのがあるので
あと２か月で勝てるようにしてやりたい、と焦る
ところが選手にしてみればあと半年以上あるものだから
そのギャップで空回りする




というわけで、ここで大きな賭けに出ることにした

しばらくの間、練習をお休みにしようと思う
練習が休みというか、ミーティングやトレーニングはやるが
ラケットを使った練習はもうやめておこうと思うのだ

先の見えない自分にとっては１日が本当に貴重なのだが
だからこそ大きな賭けをすることって
もうできないかもしれないので

落ち込むだけ落ち込んだ気持ちが
前向きなパワーにかわるまで


最後のチャンスだ