合宿２

朝起きると、見事に一面銀世界
そして完全凍結・・・

午前中はオムニとはいえ屋外のコートで練習の予定
一応見に行こうと自分だけ車で出発し、
コートで雪かきにチャレンジしたが、さすがに無理

ということで、午前中は雪合戦部、もしくは雪だるま制作部

自分が帰るまで、部屋で待機していた子供たちはおおはしゃぎ
さすがに今年初めてといっていいくらいの本格的な雪なので
いい思い出になったことだろう

昼からはいよいよ体育館で練習
とにかく打って打って打ちまくる

次から次へと前衛後衛練習
体育館はうちだけなので
いつものように隣の団体に気を使うこともなく
近所のお家に気を使うこともなく
思いっきり声も出せるので
元気のいい、有意義な練習ができたと思う

合宿というのは不思議なものだ

練習時間はいつもの１日練習とあまり変わらない

でも、チームで同じ環境の中、同じ時間を過ごす
別に何を話すわけでもないのだが
その共有した時間が、不思議なことにチームを固めてくれる

今回の合宿でチームの雰囲気がよくなったと感じている選手は多いだろう

もちろん自分から見てもそう思う

しかし、どんなチームでも合宿をすればチームがまとまるなんて思ったら
大間違いである

「必要」としているからそのきっかけが生きるのだ
部員が「いいチームにしたい」「チームの雰囲気をよくしたい」と
強く願っているから
このようなきっかけが生きるのである

今回の合宿がいい合宿になったのは
部員一人一人が「いい合宿」に飢えていたからである
きっかけを生かしたということだろう

「チームをよくしたい」「自分が強くなりたい」
みんながそう強く願っていなかったとしたら
こんな合宿、ただの思い出で終わってしまうだけのものだ

そう考えると、知らず知らずに、このチームはそこまで成長していたのだと思う

さあ、これからが大切である
この合宿が、そして今の苦しみが本当に花を咲かせるのは
技術面では、「まだまだ先」だと思う
でも、メンタル面で言えば、「まだまだ先」なんかではない

メンタルが変わると、チームの雰囲気が変わる
チームの雰囲気が前向きになると、試合の雰囲気が変わる

試合の雰囲気が前向きになると
間違いなく勝敗がひっくり返る試合がいくつか出てくるはずだ

そして、何よりも
失敗したとき、負けたときの対処の仕方が変わってくるはず

それが顧問としても一番期待しているところである