ハッピー・ベル・アンの訓練日記 目指せ日本訓練CH優勝

ハッピー全日本選別18:1位全日本嘱託18,23:1位日本訓練CH20:3位、21:2位22:2位ベル21全日本嘱託1位

台風19号接近中

2019年10月11日 | 選別訓練
朝は雨音で目覚めて、寝坊。
ゆっくり橋の下、
新作肌着移行臭、二種類、色川パパ、ナツキ。
ハッピー、有り、有り、正解。
本臭変えて、有り、有り。正解、
ベル、有り、有り、有り、ストレート
本臭変えて、有り、有り、有り、ストレート。

11:00骨盤調整。

昼頃は支部のお仕事。

15:05プール、1000m泳ぐ。
ハッピー達も連れて行き、プールのあとたつのこやま。
靴下移行臭川島Jでハッピー、ゼロに松田♂
有り、ゼロ、ゼロ、有り、ゼロ
2回目は間違い、松田を持ってきた、叱らず誉めもしないで、
3回目も間違い、やはり松田、再度は松田固定して、不持来。
5回目津追加でゼロ、今度は綺麗に不持来。
ベル、本臭松田♂、ゼロ川島Jで
有り、ゼロ、ゼロ、有り、ゼロ
2回目、持ってきた、叱らず誉め、再度は不持来。
3回目、不持来だが、5番を嗅いだか怪しい?
5回目、ゼロを追加、これは綺麗な不持来!
終わってから、ドッグランに立ち寄り、
二頭しか居ないので、走らせて、終わり。
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ゼロ回答の教え方再掲

2019年10月11日 | 選別訓練のアドバイス
https://youtu.be/5WBFcgdcifo

先日電話でゼロ回答の教え方について質問されたので、再掲します。

ハッピー日本一を決めたゼロ回答!
https://youtu.be/Ze83Eyamc0k

ベルが初めてゼロ回答を成功した大会の作業
https://youtu.be/2Bqa3cXQzZ0

あくまでも私の個人的考え方ですが、
ゼロ回答は有回答が確実に出来るようになるまでは、
教えない方が良いと思います。
 ゼロ回答を教えると、犬に迷いが生じるため、
有回答の正解率が落ちることが多いのです。
 これは、薄い臭いの時に、ゼロ回答と勘違いして、
不持来になってしまうことがあるからだと思います。

 したがって、私の考え方は、JKCの選別大会で確実にストレートを取れるようになること。
PDの地方大会で1回戦は確実にストレート取れて、
ゼロ回答のある2回戦でも有回答は全部正解出来る。
日本訓練チャンピオンで1回戦ストレートで、2回戦もゼロだけ間違いのリザーブを取るまでは
ゼロ回答を教えない方が良いと考えています。
徹底的に有回答の正解率を上げて、濃い臭いでも薄い臭いでも、
有回答を自信を持って正解出来るように練度を上げて欲しいと思います。
 練習で有回答が間違うことがないと、大会でストレートを達成したこともないのに、
次のステップのゼロ回答を教えることは、私個人としては反対です。
 練習と本番は雰囲気も違うし、やはり競技会で有回答のストレートを取る経験で犬の自信を深めることが、
犬を育てることに繋がると思われます。

 日本訓練チャンピオンでストレートが取れたら、
ゼロ回答の訓練を始めます。
 ただし、ゼロを教えたことで壊れた犬の話には事欠きません!
 日本訓練チャンピオンで2005年に5位に入賞したマロン、2005年ストレートのベルナも、
ゼロを教えた後は2年くらい低迷してしまいました。
 日本一ハッピーも、去年の秋から徹底的にゼロ回答の練習をしたら、
「3回目はゼロ回答でしょ!」の不持来病に陥り、直すのに2か月くらい必要でした。
 そのくらいは覚悟して取り組んでください。

 ゼロ回答の教え方

 ゼロ回答の教え方には、2つの考え方がある。(あくまでも堀内流では)

①台には同じ臭いは無いから持って来ない

②正解の布は台には無いけれど、スタート位置にある

それぞれの考え方によって、教え方も変わってくる。

この教え方が訓練士のノウハウではないでしょうか?


犬によってどちらの教え方が適しているかは、指導手の犬を見抜く力かもしれません。

日本一になったシェパードのハッピーは②で教えました。
めきめき覚えてどんどん上達していきました。


ラブラドールのベルは②で教えようとしたのですが、ベルは強情で頭が固く、
理解力が不足して教えられないので、①で教える方向に切り替えました。

さて、②の具体的教え方はどうやるのでしょう?
ヒントは「3つ目の小さな台を使って教える」
https://youtu.be/5WBFcgdcifo
動画を参考にしてもらうと、小さな台を一つ追加して3台で練習します。
動画では右側に小さな台を追加しています。(左に追加する方が良い場合もあります)
最初は3つの台をスタートラインから10mの位置に並べて作業させます。
布は間隔を大きくして5枚で作業させ、本臭は1から5番までいろんな場所に置いて作業させます。
違和感なく作業出来るようになったら、10mの位置で台を少し右側に離して作業させます。
離れた台に誘惑を差す時も、本臭を差す時もあります。
 これが出来るようになったら、小さな台をスタートライン側に1m離して置いて、
先ほどと同じように、誘惑を差す時も本臭を差す時もあるように練習します。
小さな台に本臭を差した時に、手前にある台に本臭が有るので、10m離れた方の台を確認しないで、
本臭を持って来ることがありますが、そうならないように、スタート位置、台に行った時に、
誘惑を確認してから小さな台を確認するような台の配置を考えて、右に小さな台を置くのが良いか、
左に置く方が良いかよく考えてください。
1m離して出来るようなら、3m離して、それが出来るようなら、5m離して台を設置してください。
台がスタートラインに近づくと、どうしても近くの台から確認したくなります。
その時は指導手が近くの台に立ち寄らないように、誘導して(近くに台に行くのを妨害する)、遠くの台から作業するようにさせます。
 最終的には、小さな台をスタートラインの位置に置きます。
それが出来るようになったら、完成形は指導手のピンセットに挟んだ布を取りに戻るように教えます。


次に①の教え方のヒント
素直に臭いが無い時は持って来なくて良いことを理解させる。
「簡単な臭いで教える」がヒントです。

第一ステップは誘惑無臭で、本臭は練習で自信たっぷりに正解する布を使います。
誘惑無臭で2回正解させて、3回目にゼロ回答を入れて、無いよと何度も探して、
こちらを向いたら、来いと呼んで不持来させます。
この時、布を持って来ないように注意します。
不持来出来たら、誉めてやります。4回目は有回答で正解させる。
誘惑無臭布なので、2回目以降も誘惑布を交換しないで、ゼロ回答の時に本臭布の代わりにゼロ回答布を
追加して差すのですが、最初は布を追加しないで、誘惑4枚だけでやらせて、
兎に角不持来を体で覚えさせるのも良いと思います。

 第二ステップは誘惑に移行臭を1種類4枚使う、ゼロの時には5枚。
同じように、1,2回正解させて、3回目にゼロ。
不持来出来たら、誉めてやる、4回目は有回答を正解させる。
 第三ステップは、誘惑2種類2枚ずつ、ゼロも2種類の布から追加。
3回目にゼロで練習。
第4ステップ、誘惑4種類ゼロ1種類でやらせる。誘惑布が5種類必要になります。

ゼロ回答を3回目だけでなく、4回目、5回目にやらせ、自信たっぷり出来るようなら、
同じ臭いで2回目ゼロをやらせる。
ゼロ回答で不持来した後の作業が不安定になる犬が多いので、
ゼロ回答の後に有回答を正解させて終わるようにした方が良いと思います。

兎に角、不持来を成功することを経験させて、徐々に難易度を上げていきます。

ゼロ回答に取り組む人が増えることを祈ります。
選別訓練の奥深さ、訓練の醍醐味を味わうことが出来ます!
みんなでゼロ回答正解して、決定戦で競い合いましょう!
上から目線ですみません?
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