マロンとベルナの選別をやっていたころ、
何秒嗅がせたら正解かデータを取って、16~20秒嗅がせることにした。
左手首の腕時計を見ながら、鼻に押し当ててから何秒か計測して発進させていた。
ところがある大会で失敗した時に、審査員から「臭いを嗅いでいませんね!」
と言われた!
「後ろから見ていて胸が動いていないから息を吸っていない。」と言うのです。
いくら鼻に布を押し当てて、16~20秒嗅がせても、息を止めていては、鼻腔に臭いが届かない。
どうすれば、ちゃんと嗅いでいるか確認できるか、考え抜いた末、結論は頭を下げて耳を鼻に近づけ、
鼻息を確認する方法にたどり着きました。
腰痛の私には屈みこんで臭いを嗅がせるのは苦痛です。
特に昼食後に満腹だと、お腹が圧迫されて吐き気がするので、
1回戦通過して、2回戦に進む時は昼食は軽めに済ますように気を付けています。
ハッピーも同じように教えたのですが、
ハッピーは嗅いでと布を鼻に押し当てると、深く臭いを吸い込む。
2回吸い込めばほとんど間違えることはない。
ですから、何秒嗅いだかチェックする必要は有りません。
ビデオでチェックすると、受取って2度吸い込んで、発進させるまではほぼ8秒、
3度吸い込めば12秒。
時々、吸い込みが浅く鼻息しかしない時には、嗅いでと指示すると、深く吸い込む。
ベルは吸い込みはハッピーより浅いのですが、
二回吸い込むと、手を振りほどいて発進してしまう。
2020秋霧ヶ峰は発進まで6~8秒!もう少し嗅がせようと思っても、行かせろ!
と振りほどいて発進してしまった。それでもリザーブ。
1回目6秒で早すぎると思いながら、出した私のミスで失敗。
抑えきれず早く発進してしまった!
2回目からは長く嗅がせようと意識して作業させたつもりだったが、
振りほどいて発進してしまうので、8秒が最長だった。
ベルは普段の作業はほぼ12秒で発進している。
そこで今取り組んでいるのは、ベルにもハッピーのように、
深く吸い込んで嗅ぐようにさせること。
選別作業の中で布を鼻に押し当て、嗅いでと教えるのではなく、
私の耳を嗅がせて、まさに耳で鼻息を確認して、
深くて良い吸い方の時に、「そうだ嗅いでだよ!」と誉める!
マロン、ベルナの時の作業から進化して、ハッピーとベルには、
コマンドで深く布を嗅ぐことを教え、手元で臭い確実に嗅ぐ動作を引き出せるようにしたい。
座れ、伏せ、と教えるのと同じように、臭いを嗅ぐことを教えるのです。
ベルの嗅ぎ方がかなり良くなってきたので、早く競技会で確認したい。