福岡市博物館で開催中の『聖福寺展』。
とっとと行っとかないとまた行きそびれてしまうと思って行ってきた(本当はアビスパの試合に行きたかったんだけど、負けちゃったしいいか…)。
書物類以外はだいたい見たことあるのが多かったんだけど、初見で面白かったのが、仙さん自身じゃなくて秋月藩の御用絵師・斎藤秋圃が描いた『仙厓和尚涅槃図』。
仏涅槃図(釈迦涅槃図/釈迦が亡くなった時の様子を描いた仏画)を仙厓さんっぽいポップなタッチでパロディにしたもので、釈迦の代わりに仙厓さんが背中を向けて転がっていて、弟子たちの代わりに博多の人々が、動物たちの代わりに仙厓さんお気に入りの道具らしきものが描かれている。
本物の『仏涅槃図』も仙さん愛蔵の道具も近くに展示されているので、見比べてみることをおすすめします。
(モノクロだけどこちらのサイトに『仙厓和尚涅槃図』の写真あり)
広田弘毅(確か聖福寺の檀家)の「興善護国」の書は、さすがに水鏡天満宮の鳥居の字とは風格が違った(鳥居の字は小学生の頃に書いたもんなんだから当たり前)。
いつもは山門2階にある羅漢像も、年に1度、お参りできる日があるんだけど、実際に見たのは今日が初めて。
あと、高麗時代の梵鐘。
これは先日の宝蔵見学の際に見たけど、今日まじまじと見てみたら、なんか落書きのように引っ掻いた字で「聖福寺 隆景/寄進/文正一七年~」と書いてあった。
次は5/20の一部展示品入れ替え以降に行ってみる予定。
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