ところが昨日、後輩Hと話をしていて、クローン技術が実は階級制度の仕上げの重要な鍵であることが判明した。
国政を執り行う政治家を選挙で選んではいけないというのは先述の通り。
つまらんことなら民主主義の多数決でもよろしいが、大事なことは独裁制でないと決められない。
だが、独裁者が成り上がり者だと反感をくらってクーデターが起きるし、何より成り上がった独裁者は、いかに高い理想をもった人間でも権力を手にしたとたんにとち狂ってしまうのは歴史が証明している通り。
そういう訳で、すてきな王様による絶対君主制ということになる。
さすがに一人では政治はできないから、内閣は王様が指名し、定期的に入れ替える。
何せすてきな王様なんだから、人選を誤ることはない。
もちろん王様は純粋培養で幼い頃から素養を身につけなければならないので、世襲制に限る。
後継者争いを起こさないために、子どもは1人だけ。
王様はね、みんなのためにこんな制約を受けた生き方をしなければならないんよ。
敬われこそすれ、羨まれるような身分ではとてもない。
もちろん純粋培養された人だけに、それを辛いとは感じないんだけどね。
う~ん、我ながら素晴らしいアイデアだ!と思ったのだが、後輩Hから、王様に子どもが生まれなかったら?突然変異でバカが生まれたら?などとツッコミを入れられてしまった。
そこでHの提案。
「王様のクローンを作ればいいんじゃないですか?」
なるほど、クローン技術は人間以外ではすでに使われているし、どっかのマッドサイエンティスト(本当にマッドかどうかは知らんが)はすでにクローン人間を作っているとも聞く。
う~む、この際、やむを得ん。
日本のためにクローン王様案、採用。
これで王様を頂点とする日本の階級制度の完成だ。
まあ、実現はムリだとしても、この話で映画くらい作れるかもしれん。
しかし、映画となると、反乱分子がいないと面白くない。
そして、そういう場合、反乱分子がヒーローというのが常套手段だ。
仕方ない。
せっかく考えた階級制度だが、私は明日から革命家を目指すこととする。
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