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雑感録

SF理想社会(#7)

資料の羅列も飽きただろうから、今回からはこれまでの資料を前提に、SF本編に入ってみよう。

西暦2050年、日本の人口は9511万人まで減少し、65歳以上の高齢者の割合は約4割近くに登っていた。
独居老人の数も多く、これも4割近くに達していた。
あたりを見回せばヨボヨボの老人ばかりとなったて、介護従事者の人数が足りなくなる…と思われたが、AI搭載のロボットが要介護者の面倒を見るようになり、介護従事者の激減に対応していた。

しかし、日本の田舎と呼ばれる地方はさらに進み、日本は北海道・東北道・北陸道・中国道、そして九州道と道州制を取るようになり、3大都市圏がその指導的立場になっていた。

世界に目を向けると、インドをはじめとするグローバルサウス諸国の人口増加で約97億人まで膨らんだ。
しかし、インドの技術開発力が驚異的に進んで、技術協力を申し出たことで、アフリカなどの発展途上国の砂漠化を解決してた。

老人ばかりになった日本も、60歳以上の労働者を水の枯渇する地域に派遣するなどして、かろうじてその役割を果たしていた。
しかし、出生率の低下は一段と進み、先進各国では依然として深刻にな状態だった。
日本をはじめとする先進諸国は労働人口の不足を解決するために、どこも移民を多く受け入れるようになった。

地球温暖化はどうなってるだろう。
アメリカや、グローバルサウスの発展に連れて、脱炭素はなかなか進まず、“排出量取引”によってますます困難なものになってきた。
エネルギー関連で言うと、脱炭素の鍵を握ると期待された“核融合発電”は、未だその糸口を見つけられていない。
結局、地球温暖化対策を怠ったため、地球の温度は2℃上昇。
もはや地球は人間の住める環境ではなくなりつつあった…。

←(もどる)(つづく)→

※トップ画像:BingAIで作成した「2050年に人間が住める環境ではなくなった地球の絵」

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