見出し画像

雑感録

When I’m Sixty-Four PART2 モノクロ映画「原爆下のアメリカ」【映画評/ネタバレ注意】

プライムビデオで観たモノクロ映画「原爆下のアメリカ(原題:Invasion U.S.A.)」。アメリカでもストレートに原爆を扱った映画があったんだと驚いて視聴。

原爆被害の悲惨さを訴える映画かと思いきや、観てみたら原題通り「Invasion U.S.A.」、「アメリカ本土侵略」という邦題にした方が紛らわしくない内容だった。

たぶんアメリカの赤狩り的時代思想で作られた映画なんだろう。オチは御法度の夢オチ(の一種・集団催眠オチ)。
映画の説明には「ある共産主義国がアメリカに大規模奇襲を仕掛け、町に原子爆弾を投下して本土を侵略する」とあったけど、侵略軍の識別票は星のマークで「ある共産主義国」とは明らかにソ連(現在のロシア)。
ノー天気なことに、アメリカでは当時、核を使った戦争もフツーに想定してたんだろうな。

核爆弾や核魚雷などの核兵器がキノコ雲が出る超強力兵器ぐらいの扱いで描かれてたけど、本当の核戦争が起きたら、こんなもんじゃ済まないだろうというレベル。
アメリカ本土では(アラスカは当時からアメリカ領だったんだ)これまで実戦が行われたことがなく、都市部だけじゃなく農村の巨大ダムが原爆で破壊されたりもする。

ひり昔前のアメリカの航空兵機がたくさん出てくるので、その方面が好きな人にはみる価値あり、ぐらいかな?
オッペンハイマーのヒットで原爆の話題が見直されてる今だからこそ、アメリカ人に観てほしい映画だったかも。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事